江戸川区の税理士 中村税務会計事務所は中小零細企業の経営相談、資産対策など経営全般をサポートする税理士事務所
中村税務会計事務所 税務・会計・経営コンサルティング リスクマネジメント・OA化・会社設立

      ファクス情報 見出し抜粋〜 令和5年まで 週2回提供
                      (累計4,400回以上)

令和6.3.11 信頼を築き、失わないためにするべきこと
「約束」で問われる誠実さや責任感、注意すべきは人格の弱さの露呈
令和6.3.4 「日高屋があってよかった」と言われる経営
ハイデイ日高会長 神田 正(82歳)
令和6.2.26 「自分だけは大丈夫」から脱しよう
私達は災害や病気などの不運な出来事が起こる確率を過小評価し、幸運な出来事は過大評価する
令和6.2.19 「買っとけば良かった」の後悔から得た学び
自分の願望に沿う情報を受け入れ、そうでないものを遠ざければ判断を間違います
令和6.2.5 キーエンス流にジャストシステムというソフト会社が変革して
5年間で売上高2倍超、営業利益は3倍超になる
令和6.1.29 キーエンスの社内に「内部監査」が目を光らす
令和6.1.22 松尾芭蕉の名句に学ぶ人生の大事
東洋思想家 境野勝悟(かつのり)
令和6.1.15 そんな高いビル作ってどうするの?
東京駅周辺に超高層ビル建設ラッシュ 300m級
世界ではドバイの828m206階が一番
令和6.1.5 今日1月5日より営業を始めました
本年もよろしくお願い致します
令和5.12.25 ギャンブル税務を考えてみたい
競馬、パチンコ、宝くじまで、大阪カジノの大儲けを夢想しながら
令和5.12.18 キーエンス解剖 最終章
社員自身が、自分が社長をやったらどうするか?と考える
令和5.12.11 AIで給与減らす人・増やす人@
令和5.12.4 モノを買う行動心理
知らなきゃ、勝てないお客様の購入心理
令和5.11.27 値下げ病(既存客を遠ざけ、新規客を呼び込まない)
高級ブティックに「スーツ、値下げ」の貼り紙
令和5.11.20 報われる人・報われない人 パートC
小刻みホウレンソウのできる人、一発合格を狙う人の違い
令和5.11.13 掃除を続けると人生はよくなる(トイレ掃除の効果)
変化に鈍感な人は運をも逃がす…永守重信氏
令和5.11.6 販売とは、雨の日に傘を売ること(パートA)
相手の立場でいかに考えるかです
令和5.10.30 商品を売る前に人を売ろう!(パート@)
この人なら期待を裏切らないだろうという期待
令和5.10.23 ついに1万円超え
衰えぬ「金投資」人気の理由
令和5.10.16 国税の滞納状況
3年連続で残高増加(消費税・所得税・法人税が多い)
令和5.10.2 AI時代 「そろばん練習 ご名算」求め 塾盛ん
集中力やイメージ力、暗算力を磨く
令和5.9.25 気を付けましょう きづかいの 「壁」
すいません≠ニ言いそうになったら「ありがとう」に変える
令和5.9.11 気が付くかどうかは素質≠ナも、気が利くかどうかは技術≠ナはないですか?
令和5.9.4 自分の中に芯をつくる自問自答"のマネジメント
昔あるセミナーで聞いた大切な考え方
令和5.8.28 今の時代、日常生活で、気を利かす状況が極めて少ない世の中になった
令和5.8.21 すぐやる人と、先延ばしする人の間に、能力や性格の差はなく、あるのは物事の捉え方の違いだけ
令和5.8.10 報われる人・報われない人 パートB
なんの為にするかを考えているか
令和5.8.7 報われる人・報われない人 パートA
努力が報われる人は量を質に変え、報われない人は効率重視で汗を嫌う
令和5.7.31 報われる人・報われない人 パート@
令和5.7.24 減価償却という考え方
バイオリンのストラディバリオスは減価償却できないが、フェラーリは減価償却資産。
令和5.7.10 電子取引データについて
実質的に紙保存を認める内容が令和5年度税制改正大綱に盛り込まれました。
令和5.7.3 EQ こころの知能指数 ダニエル・ゴールマン 著
令和5.6.26 人生と積極的精神
大谷選手も信じている 中村天風の考え方
令和5.6.19 コミュニケーションの新常識
部下と話が通じない≠ニいう上司の悩みは深まるばかり
令和5.6.12 ピーターの法則
あらゆる人材は、昇進によっていつかは無能になってしまう
令和5.6.5 小さな約束ほど「守り抜く」
そう簡単に、相手は忘れてはくれないもの
令和5.5.29 部下の協力を得る・リーダーシップの誤解より
哲学者 岸見一郎
令和5.5.22 Chat GPT AIのウソと、今後の可能性
今までのデジタル敗戦≠ノならない様に、AIについて無関心でいられない
令和5.5.15 COOL JAPAN(かっこいいニッポン)発掘
NHK衛星放送のバラエティ番組であり、外国人の感性を生かして日本の文化を発掘し、その魅力と秘密を探ろうという番組
令和5.5.8 モチベーションが低い組織に即座に効く強力なカンフル剤はない
まずは、やる気が失せる要因を取り除きフラットな状態に戻すこと
令和5.5.1 21世紀における人生の勝負は後半にあり
社会教育家 田中真澄
令和5.4.24 報われる努力
塚本 亮(グローバルリーダー ー 育成指導者)
いい努力とは、いい選択をする事
令和5.4.17 相続土地国庫帰属制度(不要な山林を手放せる新ルール)
4/27からスタートするが、適用には高いハードル
令和5.4.10 日本の水が危ない
世界人口の半数が水不足に陥る
国連・環境審議官 吉村和就(よしむらかずなり)
令和5.4.3 華道一筋、師の心を求め続けた 90年の人生
池坊専永(華道家元四十五世)
令和5.3.27 無申告が厳罰化
「インフルエンサー」女性9人、計3億円申告漏れ
令和5.3.20 企業税務に3段階評価して伝える取り組みを始める(資本金が40億以上の全国500社)
令和5.3.13 事業は常に顧客が求める価値から考える
「顧客は何を買いたいか」を考える
令和5.3.6 人生と積極的精神 ― 中村 天風
絶対消極的な言葉は使わない
令和5.2.27 ケース(1)〜(3)
(1)良い会社と悪い会社
(2)付加価値を如何に高めるか
(3)組織の活性化について
令和5.2.20 若い時に積んだ苦労や努力は必ず報われる
俳優 滝藤 賢一氏(46才)
令和5.2.13 運は天に任せるものでなく、自分でつかむもの
野球評論家 権藤 博さん(81才)
令和5.2.6 2022年の暮れ「ホテル・ドゥ・ミクニ」閉店
令和5.1.30 領収書の宛名
禁 白紙領収書…記入漏れ禁物
令和5.1.23 人間力を高める秘伝 プロの条件
令和5.1.6 積極性の心構えを磨くため行動習慣 田中真澄
@早寝早起き A挨拶・返事 B後始末
令和4.12.26 追悼 稲盛和夫
どんな環境にいても、真面目に一所懸命に生きた。目の前に与えられた仕事に、どんな些細な仕事でも、全身全霊で打ち込んだ。
令和4.12.19 節税の本当の目的は何ですか?
何のために節税するのですか?と聞くと、支払う税金を少なくする為と多くの人が答えます。それ本当?
令和4.12.12 日本ウイスキー プチ収集家誘う
買い取り市場で5割高
令和4.12.5 十二歳までに何を身に付けるかで人生は決まる
山田西少年野球チーム指導者 棚原安子 (1200人の子どもたちから教わった事)
令和4.11.28 日本の工業技術は、高卒の団塊世代が支えてきた
団塊世代は、高校生の学力レベルも高く、まだまだ親世代の収入も豊かでない時代で進学を諦め、就職する高校生も多かった
令和4.11.21 販売の極意は利他の心にあり:橋本和恵
お客様の未来を見て、売る提案
令和4.11.14 生き方の法則
故渡部昇一氏は学生によく質問をしたそうである。ゾウから鼻を取ったらゾウでなくなる。キリンから首を取ったらキリンでなくなる。では人間から何を取ったら人間でなくなるか
令和4.11.7 これからの時代を生き抜くために‐非認知能力
認知能力は、テストで点数にしてわかる能力で、非認知能力はテストで明確な点数にできない能力
令和4.10.31 社会保険!厳しさを増す加入漏れ調査
パート従業員の適用拡大、50人以上の企業注意!
令和4.10.24 実行こそが道を開く
7,000人の子の命を救った心臓外科医が教える仕事の流儀
令和4.10.17 マーフィーの法則とは?
ほとんどのアメリカ人が知っているにもかかわらず、どの教科書にも載っていない。
令和4.10.3 しあわせは微笑みと共に (アサヒビール社友 福地茂雄)
「しあわせ」は「仕合わせ」とも「幸せ」とも書かれます。
令和4.9.26 "法隆寺の鬼の教え"(小川三夫:宮大工)
西岡棟梁に弟子入りして、手本をしめしてくれたのは、カンナ屑一枚でした。
令和4.9.12 実行するには我にあり
北条時宗は、元の戦いを通じて、鎌倉幕府を合議政治から専制政治に変えていった人。
令和4.9.5 今年こそ実現!
親父主導の相続会議を開催しよう!
令和4.8.29 "働き方改革"は学校教育の"ゆとり教育"の職場バージョン。
"働きがい改革"にしなくてはいけない。
令和4.8.22 稲盛和夫 一日一言E 
@資本主義のモラル A成功と失敗の分水嶺
B物事の本質 Cリーダーシップの謙虚さ
令和4.8.15 ドラッカーの言うマネジメント
利益は目的でなく、条件である
人そのものは管理できない
令和4.8.8 十セントのミスを正す(ロックフェラー)
金銭の大切さをボーイに教えた逸話
令和4.8.1 「鎌倉殿の13人」に見る兄弟喧嘩の様にならない為に
・生前の対策は親の責務
・遺言書は決して万能でない
令和4.7.25 税金は必要なコストか?
ベンジャミン・フランクリンの言葉。この世で避けて通れないもの、死と税金
令和4.7.11 三方よし≠フ精神を現代に生かし、皆が幸せになる世の中を実現する
たねやグループ 山本昌仁 4代目社長53歳
令和4.7.4 思考の広げ方無知の知
知らないことよりも知らないことに気がつかないこと≠フ方が罪深い
令和4.6.27 創業から半世紀・・・「大塚家具」の社名消滅へ
失敗と成功の事例から学ぶ @1:5の法則 A5:25の法則
令和4.6.20 部下を見定めるのに3年、上司を見定めるのに3日
古典ちちんぷいぷい 笹武テ雄
令和4.6.13 稲盛和夫 一日一言D
@単純な真実 A99%はゴールではない Bたくましい社員を作る C人間性のよい人を雇う
令和4.6.6 比叡山延暦寺の秘話(不滅の法灯)
2022年5月11日NHK総合歴史探偵22時より放映
令和4.5.30 稲盛和夫の一日一言C
知っている≠アととできる≠アとは必ずしもイコールではない
令和4.5.23 ワークマンEC宅配全廃
店頭受取一本化→コスト減の為、デメリットも多い
令和4.5.16 挑戦と創造
「人間は進歩か退歩かのいずれかであって、その中間はない」
令和4.5.9 すぐやる人と先延ばしする人A 
全てのものは二度つくられる
令和4.5.2 親族間の貸し借り 贈与税
フリーアナウンサーの小林麻耶さんが、義弟で歌舞伎役者の市川海老蔵さんに貸した9千万円について返済されていないと暴露し話題
令和4.4.25 「先延ばし」をなくす、「すぐやる人」になるコツ @
すぐやる人には、共通点がある。詳細はホームページで
令和4.4.18 リーダーシップの誤解(岸見一郎)
部下の可能性に賭ける勇気をもつ
令和4.4.11 簿外経費否認の大問題
今年の税制改正では「簿外経費」の損金算入を認めないとする新ルールが盛りこまれた
令和4.4.5 稲盛和夫 一日一言より B
◯寝ても覚めても思い続ける
◯製品の語りかける声に耳を傾ける
令和4.3.28 税の負担率 過去最高の48%見通し
(個人や企業の所得などあわせた国民所得に占める税金や社会保険料の負担の割合)
令和4.3.21 スマホは私たちの最新のドラッグである @
スチーブ・ジョブスを筆頭に、T業界のトップは我が子にデジタル・デバイスを与えない理由
令和4.3.14 「効率」と「効果」 成果=効果/効率
☆クレームに対して謝罪するのにメールでやる人は傷口をさらに広げる。
令和4.3.7 偽装請求 認定に要注意! 多額の追徴課税も
みなし雇用#Fめる初判断→社員外注化のリスク増大
令和4.2.28 マイナンバー ついに無期限の利用範囲拡大
令和4.2.21 稲盛和夫の一日一言
@人生も経営も一人旅 A自分で考える
令和4.2.15 気の利いた店員さん
皆さん考えてみましたか?
令和4.2.7 あげる幸せとビスマルクの言葉
(愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ)
令和4.1.31 実力より評判だよ
大和証券グループ本社社長 鈴木茂晴
運は何もしない人のところにはやってこない
令和4.1.24 松下幸之助と稲盛和夫の生き方に学ぶ
松下政経塾に携わった上甲晃
京セラで長年稲盛氏の秘書を務めた大田嘉仁
令和4.1.17 六方よし経営を目指して
江戸時代に全国で活躍した近江商人に見習って
令和3.12.27 2024年から相続不動産を3年以内に登記することが義務化された
令和3.12.20 素人発想、玄人実行 <金出武雄>
カーネギーメロン大学教授
かわいさは素直とイコール
令和3.12.13 みなし贈与の落とし穴
令和3.12.6 稲盛和夫の運命を高める言葉 パートB
なぜ長期計画を立てないか…
足るを知る¢蜷リさ
令和3.11.29 いいものを安く売ることが正義か?その価値を伝えるには
令和3.11.22 親の土地に、息子名義の家を建てるケース
令和3.11.15 コロナ禍で増大する 社長の認知症リスク
令和3.11.8 疑問が湧く 現在の扶養控除と児童手当制度
年齢16歳未満の子どもは、扶養控除なしで児童手当支給
令和3.11.1 見直される経営者とメインバンクの関係
メインバンクの関係に、変化の兆しが出ている  
令和3.10.25 未来工業創業者 山田昭男に学ぶ
令和3.10.18 名前  歌人 小池 光 (日経新聞夕刊より)
令和3.10.4 ラーメン店を成功できる人はどんな店でも成功する
令和3.9.27 「信用」は使ってはならない。コクヨ会長 黒田タ之助
令和3.9.13 ハインリッヒの法則
小さなつまづきは、日常の小さな手抜き、気を回さないことから起きる。 
令和3.9.6 気を満ち溢れさせる四条件  
令和3.8.30 今の時代、日常生活で、気を利かす状況が極めて少ない世の中、我々の生活は、益々日を追うごとに便利になっている。
令和3.8.16 森 信三(もり のぶぞう・通称しんぞう)のしつけ三原則
令和3.8.9 緒方洪庵(おがたこうあん)は、天然痘がまん延した為、ワクチンを使う予防法をいち早く入れ、普及を努めた。
令和3.8.2 能力的思考から価値観に基づいた思想的思考へのシフト(竹内日祥上人)
令和3.7.26 気づきの人間学(田舞徳太郎) 
令和3.7.5 法隆寺の鬼≠フ教え(小川三夫:宮大工)
令和3.6.28 経営者に求められる深く考える姿勢
令和3.6.14 組織が沈没する時 
令和3.6.7 運気を上げるための4つのポイント
令和3.5.31 「なぜか人に好かれる人の習慣」 より  樺旦純 著 
令和3.5.10 心がほっとする小さな気配り 
令和3.4.26 配偶者名義の財産と管理運用状況 
令和3.4.5 イギリスではUber運転手は「従業員」として扱われる。
令和3.3.29 ワークマン アパレル界の風雲児
令和3.3.22 真摯さこそリーダーに必要条件 
令和3.3.15 人の為だからこそ努力できるという価値観 
令和3.3.8 「たくさん売るより信頼が大切」家電専門店ノジマ
令和3.3.1 中谷流の考え方Aクレームを言った人は必ずもう一度来る
令和3.2.22 応援購入≠ナヒット連発
令和3.2.15 中谷彰宏のなるほどと思う話@
令和3.2.8 ヘイヴン(聖地)とヘヴン(天国)がまぎわらしい
令和3.2.1 「こんにちは」いらっしゃいませ≠ニいうご挨拶
令和3.1.25 日本一の二軍監督 白井一幸
令和3.1.18 アイリスオーヤマの経営
令和2.12.28 コロナ禍でも高級車がバカ売れ
令和2.12.21 自律自助の精神
令和2.12.14 ベーシックインカムの導入には?
令和2.12.7 競争戦略のバイブル「ランチェスター戦略」
令和2.11.30 真摯さ
令和2.11.23 仕事はマニュアルを超えたところにある
令和2.11.16 苦難にまさる教師なし
令和2.11.9 放漫な固定資産投資になっていないか
令和2.11.2 掃除の偉大な力を見失ってはならない
令和2.10.26 根を養う
令和2.10.19 療養中の役員報酬
令和2.10.12 管理職の仲を悪くする質問
野球の場合を応用して考える
令和2.10.5 この道を行く  
富士山でも登り道は無数にある。が、頂上はひとつ。
令和2.9.28 感謝する事の大切さ : 人間の器を大きくするエネルギー
成功のレベルを決めるエネルギー
令和2.9.14 パーキンソンの法則を考える
令和2.9.7 二宮尊徳は、歴史上まれに見る「再建の神様」だった。
令和2.8.31 売り方改革「D2C」
令和2.8.24 海外中古物件スキームにメス 
令和2.8.17 場の設定を考える
令和2.8.3 マーケティングを成功させる ドラッカーの名言 パートA
令和2.7.27 それとなく人に伝え方がうまい人 
令和2.7.20 マーケティングを成功させる ドラッカーの名言 パート@
令和2.7.13 個人事業の経費について 
令和2.7.6 人に好かれる人の習慣B 自慢話
令和2.6.29 外食やアパレル 最悪期を脱す
令和2.6.22 文明の最高目的は人間人格の発展(アレキシス・カレル)
令和2.6.15 難局を耐え忍ぶために・・・役員報酬の減額もやむなし
令和2.6.8 コロナと闘う トヨタ
令和2.6.1 人間関係改造論 「情けは人の為ならず」 
令和2.5.25 カーネギートレーニングA人に好かれる六原則
令和2.5.18 カーネギートレーニング@批判も非難も、苦情もいわない
令和2.5.11 コロナ時代の仕事論
令和2.4.27 気づきの成功学B 自分の使命と志に気づく
令和2.4.20 気づきの成功学A 時間の有限性に気づくこと
令和2.4.13 気づきの成功学@ 人間は不完全な存在だと気づくこと
令和2.4.6 相続税にも影響大 コロナ後の土地対策
令和2.3.30 コロナショックで株価大暴落 国民の年金が危ない!?
令和2.3.23 問題意識は、気づく力の源泉
令和2.2.17 就職世代、地方から所得高い東京へ 企業も人材確保
令和2.2.3 鳩山一族だけじゃない!貸付金という時限爆弾
令和2.1.27 「解る」ということ
成刀剣鑑定の宗家の本阿弥家では、鑑定師を育てるために、3・4才の子供たちをいつも預かっていた
令和2.1.20 宮翁 夜話 パートA
令和1.12.25 艱難辛苦が、運を好転させるのだ
令和1.12.23 リーダーシップの誤解 (岸見一郎)
笑いのある職場
令和1.12.16 「逆境に手を合わせなさい」
稲盛和夫さんが主宰する稲和塾が12月末に解放
令和1.12.09 仕事と人生に生かす ドラッカーの教え
成果を上げる人とあげない人の差
令和1.12.02 二宮翁夜話に学ぶ(成果主義の社会にあって尊徳の精神を知る)
令和1.11.25 高い思想が自分の人生を決める
人の話を素直に聞く姿勢が大切 竹内日祥上人
令和1.11.18 紀州のドン・ファン 13億円を地元に寄付
“あの人に財産を残したくない?ってできる?
令和1.11.11 仕事と人生に生かす ドラッカーの教え
成果を上げる人とあげない人の差
令和1.10.28 ジワリと増え続ける「スマホ認知症」の恐怖
幸福ホルモン、セロトニンが分泌
令和1.10.21 ポイント還元の方法を確認
同じコンビニなのに還元率が違う?
令和1.10.7 アジア人初のワールドバリスタチャンピオン:井崎英典 マクドナルドのコーヒーも監修!
令和1.9.30 画仙・熊谷守一(くまがいもりかず)の生き方が教えるもの 写真家 藤森 武
令和11.9.9 小さな会社の営業マンの育て方(売らんかなの時代は終わった) まずは知識よりも人間関係・・・相手のニーズを知る感性
令和1.9.2 どうすれば、いいの?ポイント還元まで1ヶ月。 中小企業の多くが今でもキャッシュレス決算の導入に踏み切らない理由・・・。
令和1.8.26 赤10万円でも買い手がつかないリゾートマンションの今。 100万円以下で買える"格安リゾートマンション"ってお買い得?
令和1.8.19 不動産過熱の代償。 「家賃保証」信じたのに・・・
令和1.8.5 命令と合図。これを見分けることがとても重要。 人生を劣化させているのは、不足ではなく、過剰こそ本質。
令和1.7.29 赤字から会社をどう立て直すか 企業の強さは経営者の器が決める RIZAP大赤字に見えるもの
令和1.7.22 消費税の不正還付未遂 マルサの告発 過去最大の15億円
令和1.7.8 金融庁の「2000万円」の報告案 間違いではないのですが・・・
令和1.7.1 代休と振替休日、混乱があるようです
令和1.6.24 教えない教育が新時代のリーダーを育てる
令和1.6.17 "ため息をついてはならない?
令和1.6.10 事業承継は税制面だけ解決すれば成功という話でない。
令和1.6.3 売られていく、日本の資産を守れ!
令和1.5.27 時代に合わせて進化するということ
令和1.5.13 お金持ちが肝に銘じてるチョットした習慣A
↑ 令和
↓ 平成
 
平成31.04.22 新紙幣2024年度から、20年ぶり
経済効果1兆円?



      ファクス情報 記事抜粋 平成17年〜現在

人間の発展は、最初に仕事のなかで、
仕事を通じて行われる
仕事と人生に生かすドラッカーの教え
(ドラッカー経営哲学)

 

令和6年1月

・客観的な仕事にいかに取り組むか

 ドラッカーは「仕事は客観的存在」であるという。仕事は自分と言う存在の外に在るもので、事業の一部を構成し、顧客に満足を届けるために仕事はある。同じ仕事をしている複数人に一つの仕事をいくつの作業で出来ているかを書き出してもらうと、ある人は七つといい、ある人は一二という。
 差異を認識する力が異なるからです。

「依頼を受けた仕事、要求されたもの、職務上で出逢う好機や危機とかが人を発展させる」

 仕事の本質とは切り離されたところに存在する顧客のために「なすべきこと」です。それは仕事に取り組む己の姿勢が問われる問題です。
 自分の外側にあるものに日々真剣に向き合うことにより人の内面が変化し成長・発展するということです。
 組織の成果は、1人ひとりの人間の生活、人生、環境、健康、期待、能力の変化という組織の外の世界に表れる。
 ドラッカーは、成果の本質を、売上や利益をあげることではなく、外の世界に変化を起こすこと、つまり顧客に良い影響をもたらすことと、とらえている。

・仕事を通じて自ら成長・発展する

 自らをマネジメントするということは、あたかも組織のトップであるかのように考え、行動することを要求することである。
 仕事は、自社の事業の一隅を担う舞台。そこでの艱難辛苦、喜怒哀楽、利害得失の経験が人生の根を深め、人格を練磨する。
 そんな日々をおくりたいものですね。

 


税務調査、国税局AIを導入し武器に
過去事例学んで、昨年度追徴税額3563億円

 

令和5年12月

 国税局が企業の税務調査で、人工知能(AI)の活用を本格化させている。過去の申告漏れの事例等を学習させ、膨大な資料から「疑いのある法人」を割り出す。2023年6月までの1年間は、法人への追徴税額が10年以来最高となった。調査の新たな武器として税逃れの補足を図る。

 法人数も過去10年で約30万社増えた。全国の税務署などに所属する約1万5千人の調査官が申告書類などを分析し、対象を選別して実地調査していたが、膨大な資料をいかに活用できるかが課題となっていた。

 2021年度から全国の税務署に導入された独自開発のAIが、2022年度から運用が本格化した。
 まず全国の税務署などが企業の申告・決算情報や公表資料などをデーターベースに入力。AIが過去の調査で得られた傾向などを機械学習し、データーベースから「申告漏れの可能性」が高い納税者を、選ぶ。対象は法人税や消費税などで、資本金1億円未満の中小企業。AIの判定を踏まえ、調査官が実地調査した上で申告漏れの指摘や追徴につなげる。
 2022年度はAIが選定した調査対象では1件あたりの平均追徴額が、全体に比べて4割以上多い547万円だった。

 「コロナ禍の影響を完全に脱しない中、近年で最高の追徴税額はAI活用も要因だった。
 海外が絡む取引や消費税の不正還付など複雑な税逃れの手口は調査官の経験や勘が必要なケースも少なくない。国税庁はAIの導入で難しい事案により人員や時間をかけられるようになった。
 一方で調査の現場からは、AIが分析するデーターの種類や観点を増やすべきだとの意見もあり、AIの学習量を増やして精度向上を図る方針だ。

 


「7つの習慣」のフランクリン・コヴィー式メソッド
 人はどこを見て信頼しているのか
 竹村富士徳(ふじのり)

 信頼=人格×能力

 

令和5年11月

「7つの習慣」の著書であるR・コヴィー氏は、信頼は人格と能力の掛け算である。と定義している。
 例えば、誰にでも優しく、面倒見がいい人であっても、プロとしての仕事をこなせない人には、安心して仕事をお願いすることはできません。
 一方、仕事が突出してできる人でも、他人を見下したり、協調性に欠ける人も信頼できません。つまり 人は 人格と能力という2つの要素を見て、判断している。
 さらに、コヴィー氏は、人格こそが第一の偉大さであると、語っている。
 世の中を騒がす企業の不正や不祥事の要因は、経営者や幹部が、人格より能力を重視して、成果を出す社員を優遇するあまり、成果を出すために不正に手を染める。

 社員が出たように見えます。そうした組織では、人格は軽視され、結果ばかりが、評価される。そんな企業は急成長することはあっても、長続きはしない。必ずどこかで破綻します。
 リーダーの役割は主に、方向性を示す。組織を整える。模範を示す。
 もしリーダーが模範にならない人間であれば、下は、「従うふり」をするだけで、思うような成果は出ないでしょう。

「あなたはリーダーとして信頼されていますか?」と聞かれたときに、「当然です」と即答する人に限って、謙虚さが足りないケースが多くみられるようです。

 はじめは、謙虚な姿勢でいた人も、実績を上げ他人から称賛されることが多くなると、謙虚さを失っていったりするものです。
 自分に自信がある人で「1人語り」が多い人は要注意。謙虚さが足りなくなっている可能性があります。

 


気づかいの壁

 

令和5年10月

 職場にも慣れ、自分の仕事をこなせるようになってから。
  “チームや職場のことを考えられるかどうか”
  “後輩や部下の面倒をみられるか”
  の差は、人によって差がでてくる。
 意識して自分を変えるか。
 それとも、そのまま変わらないか。

 リーダーに選ばれたり、大事な仕事を任されたり、意見をもとめられたり。 鈍感なままベテラン社員になってしまうと、もう、この部分は変えられない。
  “理” だけで、仕事をしてきた人は、必ず行き詰まる。
  “理” と対になる “情” つまり気づかいにおける思考法がとても大事。

  ある採用面接の最終面接では、能力の差はほとんどなくなる。
  でも採用担当の “なんとなくこっちかな” という、言葉に出来ない要素で決まる。

・待機エリアで他の就活生に “緊張しますよね” と
 語りかけて空気を和ませていた。

・朝一番の面接に迎えると、“朝早くから、
 ありがとうございます” と挨拶された。

・グループ面接終了時に、他の人が戻し忘れていた
 イスをテーブルにもどしていた。

・他の人が出るまでドアを押さえていた。

 こんな人が、内定のチャンスをつかみ取っているのかもしれない。
 この見えないところこそが “気づかい” への意識の違いで、その積み重ねが人生を左右する大きな要素に変わっていきます。

 ある研究で、そこそこの才能を持った非常に幸運な人は、非常に才能を持った不運な人よりも常にずっと成功する。という結論を出していました。

 小さいことや、“そんなことか” とバカにしたくなることほど、実際にできている人は少なく、効果は抜群に大きいものです。

 


インボイス制度が
いよいよ10月1日から始まります

 

令和5年9月

 何回かご説明してきましたが、もう一度確認しておく必要があります。消費税は、一般の消費者である商品やサービスを受けた人が負担しているが、その消費税を国に支払うのは、事業者が一定期間ごとにまとめて国に納付しているのです。
 だから、事業者は納付するとき、販売した時に預かった消費税から、仕入れた時や間接コストで支払った消費税(仕入税額)を差し引いて納付する。今までは、どんな支払いでも非課税や対象外の経費以外は、すべて消費税を控除して計算できた。
 そこで、10月1日からは申告している事業者でないと仕入税額控除できなくなる。従って年1000万以下の売上等の零細事業者は消費税の申告納付が免除されているために、複雑になる。
 すべての事業者が適格事業者としてインボイス登録してくれればよいのですが、零細事業者の事情により、免税なのにその為に申告納付するひとは、今までの状況では数割しか登録していない。買い手が登録することを強く強制もできません。
 そこで国は、いきなり全額控除できなくなると、混乱してしまうので、当初3年間は、登録しない事業者からの消費税相当の80%を控除できるように、次の3年間は50%を控除できるという、経過処置を設けました。6年後からは、登録事業者からでないと、控除できなくなります。

 内職業者など、弱い零細な事業では、20%は控除出来ませんが、金額が少ないので、しかたないと考えている企業が多いようです。
 4年後くらいから少しずつ変わって行くかもしれません。

 


マネすることを厭わない人と
自分らしさを追い求める人
(努力が報われる人と報われない人)

 

令和5年8月

 英語を教わるとき、“これがお手本です。ぜひ撤底してパクってくださいね。と言われるが

 面白いことに、パクってはいけないと思っている人が大勢います。

 それ以上に問題なのが、お手本をしっかり見てマネして取り組んで下さい。と伝えてあるのに、我流を入れてしまう人も多い。

 自分らしさをいきなり出そうとしてしまう。結果何も習得できていない。

 落合博満さんは、
 “自分がいいと思う物を模倣し、反復練習で自分の形にしていくのが技術というものではないか。模倣とは一流選手になる第一歩。大切なのは誰が最初に行ったかではなく、誰がその方法で成功を収めたか。“と言う。

 心理学では“モデリング”と説明されている。
 自分の中に取り入れたいものを徹底的にマネる。
 まずはマネをすることに全力を注ぐ。

 努力が報われない人は誰かのマネをしてはいけないと考えてしまう。
 ジブリ作品で有名な宮崎駿監督といえば、非常にクリエイティビティあふれた印象を社会に与えていますが、若いころは映画監督の故・高畑薫さんの下につき考え方や立ち振る舞い、話し方、そして字の書き方までを徹底的にマネをしていた時代があったそうです。その経験を通して表現者としての基礎を築いていったと言われています。

 うまくいっている人には、必ずその理由があるはずなのです。

 


絶対に避けたい うっかり 贈与
(予想もしない税負担)

 

令和5年7月

【ケース@】結婚する娘に新婚旅行をプレゼント

 娘の結婚が決まって喜んだAさんは、"これで新婚旅行を楽しんできなさい"と現金300万円をプレゼントしようと決めたが、税理士からそれは贈与税の対象になると、言われてしまった。

【解説@】
 新婚旅行は父親のために行くわけではないので、そのような多額のお金を出せば、贈与税の対象になる。
 結婚式や披露宴は、結婚する当人である子供のためと同時に、親のためであるとい考え方が一般的。だからある程度豪華な結婚式を挙げさせても、親自身のためにしたものとみなされて、一般的には贈与税の対象にならない。お金に色がついているわけではないが、"結婚式のため"といえば贈与税がかからないわけ。

【ケースA】生命保険の満期保険金を妻にした

 契約者である夫が保険料をはらう若いころに加入した生命保険が、事故もなく満期を迎えそうなBさん。
 ところが、死亡した場合の保険金は妻にするのは当然ですが、満期保険金の受取人まで妻にしておいた場合は、満期保険金を妻が受け取ると、奥さんには多額の贈与税が課されてしまう。

【解説A】
 生命保険は、契約者と満期保険金との関係によって課税関係が異なる。契約者が夫、満期保険金が妻という場合、その満期保険金は、夫から妻への贈与とみなされ、妻に贈与税がかかる。死亡保険金なら相続税になり、法定相続人×500万は非課税で、4人法定相続人がいれば2000万まで相続税はかからない。
 Bさんはどうすればよいかというと、まだ満期を迎えてないなら満期保険金の受取人を今のうち、契約者の夫にしておくことで、夫は満期保険金の収入は一時所得として所得税がかかりますが、少ない金額で済みます。

 


人生と積極的精神

 

令和5年6月

大谷選手も信じている 中村天風の考え方

 人生で積極的精神以上に大切なものはない。運命も成功も、人生の一切合切のすべてがこの積極的というもので決定される。心の態度が積極的だと、お互いの命の全体が積極的に運営される。反対に消極的だと、またその通りに全生命の力が消極的に委縮せしめられてしまう。何を於いても平素の人生にお互いの心の態度を十分に積極的であらしめなければならない。
 ところが、たいていの人がこの真理に目覚めておりませんから、運命や成功というようなことも、まず学問とか、経験とかを十分にしなければいけないように思い込んでいる。もちろん、そうした事柄も決して不必要なことではないが、それは第二義的なものなのです。第一は精神の態度であります。
 ですから、自分は駄目だ、生まれつき心が弱いんだとか、神経が過敏だからというように価値のない、安っぽい見切りを自分につけないことです。
 第一の準備として必要なことは、何事の場合でも、できるだけ自分の心を強くもつ努力をすることです。
 準備の第二としては、日常、健康に対しても、運命に対しても、どんな些細な世事に対しても、今現在の自分の心は積極的か、消極的かを、厳格に第三者の心になって常に検討することが、必要。少しでも消極的なものを感じたら、それを心の中から追い出してしまわなければいけない。鏡に曇りがあれば、物は完全に映りません。鏡の曇りを取らなければいけないと同じように、心の曇りをとらなければなりません。
 第三は、ほかの人の言葉や行動のなかの消極的なものに自分の心を同化せしめないこと。他人の不運に同情することは、人間として最も尊いことですから、同情はしなければいけませんが、同情を乗り越えて、相手と同様に悩んだり悲しんだりしている人がいるが、とんでもない誤りであり、そういう時こそ、相手を勇気づけてやるという気持ちにならなければいけないのです。
 第四は、取りこし苦労。断じてすべからざるものです。取りこし苦労を当然だと思っている人は、自分の運命の墓穴を自分で掘っている愚かな人。
 取りこし苦労をすればするほど、その心の消極的反映が即座に悪い結果として現れるから、百害あって一利なしという事。
 以上のことを心がけて実行すると同時に、平素の人生に生きる際の心がけとして、努めて、気分を明るく朗らかに、生き生きとして何事にも対応することを忘れないようにする。絶対消極的な言葉は使わないこと。否定的な言葉は口から出さないこと。不平不満のある人は常に上ばかり見て、下を見ないでいる。はたはみんな幸福で、自分だけがこの世で一番不幸な人間のように考えている。実際はもっともっと気の毒な、哀れな人がどれだけいるかを考えてみないのです。

 


インボイス制度への消費税の仕組み

 

令和5年5月

中村税務会計事務所 税理士 中村群一

 まずは、事業をしている法人や個人事業主は、消費税の納付はするが、負担はしていないということをご理解下さい。
 消費税の負担をしているのは、消費者です。ものやサービスの取引に対して課税されるもの。それでは、本来は消費者が取引の都度、国に直接納税すればいいのですが、現実ではできないことなので、事業者が消費税を受け取り、一定期間ごとに
まとめて国に納付しているのです。いわば、事業者が国に届ける収納代行をしているイメージです。
 だから事業者は仕入れ税額控除がインボイス制度のポイントになる。
 例えば、一つの商品が、生産者から卸業者、小売業者を経由して消費者に渡ったりする。それぞれの段階で、事業者がそれぞれ受け取った消費税を納税してしまうと一つの商品に対して本来必要な金額以上の消費税がかかってしまう。

(消費税の負担が重複しないように仕入消費税を控除)


製造業者  →   卸売業者  →       小売業者  →       消費者
売上1000円   仕入1000売上1200  仕入1200売上1500  税抜1500で購入
売上消費税100  売上消費税120      売上消費税150      負担消費税150
          ▲仕入消費税100     ▲仕入消費税120
負担する消費税は
製造業者100円  卸売業者20円       小売業者30円       合計150円が国に


▼免税事業者の存在があるために複雑

 売上高が1年で1000万円以下の零細事業者は消費税の申告納税が免除されている。上記の例で、仮に卸売業者が免税事業者だと仮定すると、売った小売業者から受け取った消費税は120円。卸の免税事業者も仕入れ先には消費税100円を払いますから、本来ならば、差額20円を納税しなければいけませんが、免税事業者なので20円は国に入りません。この免税事業者が得をしている部分を"益税"と呼びます。

▼そこでインボイス制度導入

 消費税の納税額を決める際の仕入れ税額控除額は、登録した適格事業者が作成したインボイスに記載された金額しか認められなくなる制度です。
 本来は、インボイス制度は当然のものなのですが、消費税を導入された35年前、現在の
 簡便ルールにしてきたわけです。

 今年10月1日から、免税事業者からの仕入れ税額控除ができなくなります。(経過規定がありますが話がより複雑になるので簡単に説明します)。
 いきなり全額控除できなくなると、混乱してしまうので、当局も当初3年間は80%、次の3年間は50%までは控除できるという経過措置を設けました。
 そうした措置があるにせよ、免税事業者と取引する課税業者は、免税事業者からの取引について別途、集計管理が必要になる。帳簿がより複雑に記入しなければなりません。
 できるだけ、免税事業者との取引を避ける企業も出てくるでしょう。インボイス制度になったからといって、値下げ要求したり、取引を打ち切ったりすることなど簡単にはできません。
 大企業が中小企業に対して、強硬な姿勢を打ち出し過ぎると、独占禁止法における優越的な地位の濫用になりかねません。免税事業者にその消費税増加分を全額値引き要請すれば優越的地位の濫用に当たる恐れがあるとされます。
 また、免税事業者にインボイス事業者の登録を要請した場合、相手先は、納税額の原資を確保するため値上げをするかもしれません。こうした場合、要請した側が、相手先の価格転嫁を妨げてはいけないとされています。

(インボイス請求書)
 ただインボイス制度になっても従来の請求書、領収書のほかに、新たな帳票は必要ありません。
 必要な記載事項は下記の通りです。
 今まで作成してきた請求書に追加すればよいのです。
(1)発行事業者の名称 と 登録番号
(2)取引年月日
(3)取引内容
(4)税率
(5)税率ごとに区分した消費税額
(6)書類の交付を受ける事業者の氏名名称

(事前にやっておくべきこと)
 自社の仕入れ先、外注先にどれだけ免税事業者がいて、もしそのまま請求されたらコストがどれだけ増えるかを把握してみる。
 免税事業者が値下げ要求やインボイス登録の要請を断ったことを理由に取引停止するとは優越的地位の濫用に当たる恐れがあるとされている。
 ただし、相手の立場を考慮して丁寧に交渉を続けたにもかかわらず、合意に至らないのであれば、やむを得ないとされている。
 不用意な対応で会社に損害を与えることは絶対に避けるようにしなければなりません。

 


報われる 努力者

 

令和5年4月

塚本 亮 グローバルリーダー育成指導者

  いい努力とは、まずはいい選択をする事。何を選んで、何を選ばないかを決める。努力を手段に過ぎないと考える人は、報われる。
 目的を考えていないと、頑張ることが正義だと思ってしまう。そこで正しい努力ができなくなる。
 過去形で、自分をイメージする。将来の自分をはっきりイメージすれば、モチベーションを維持しやすいということが様々な実験から確認された。
 例えば、たばこをやめようと思って、Aさんは健康的になるからだけを思って禁煙しようとした。Bさんは禁煙するのに、たばこに費やしたお金を貯めて、海外旅行に行くというワクワクする自分像を描きながら実行した。果たして禁煙できたのはどちらかお分かりでしょう。
 私も外国語を勉強して、いろんな国の人と話せたらいいな。などと思って初めは勉強し始めたことがありましたが、少しかじってはみたものの、数日でその思いは薄くなってやめてしまう。仕事柄外国人とは無縁で、バリバリ使いまわしている自分をイメージできないんです。だから続きません。
 イチローは"結果はコントロールできないが、準備はできるよ。できる準備をすべて終わらせれば、準備にふさわしい結果がやって来る"と言っていた。大谷翔平にもアドバイスした言葉"無理がきく間は無理をしたほうがいい"無理をするから実力がつく。しかし無理がたたってへたり込んでしまうような無理はしないほうがいい。そのバランスを自分で見極め、無理をすることが向上につながる。と。
 結果ではなく、目の前のこと、自分が出来ることに意識を集中させれば、挽回できるようになっていくでしょう。
 "絶対に失敗してはいけない"と失敗にとらわれてしまったら、失敗しないことが目的になってしまって、何も動けなくなります。
 何でも、中途半端にあれこれやっても深さは出せません。一点突破で集中して、自分の好きなことを究め、個性を磨くことに努力したいですね。

 25年も前に、アメリカでベストセラーになった"7つの習慣"(川西茂 訳)を読んで人生には"コントロールできるもの"と"コントロールできないもの"があるということでした。世の中にはコントロールできないものの方が多い。だからこそ、そこに気力をムダに使うことなく、自分自身をコントロールすることに集中したいですね。

 


感動した話 { ビデオテープ }

 

令和5年3月

大切な人に贈りたい24の物語より

 ある中学生の男の子は、家のお金を持ち出しては悪い仲間と、学校をさぼって遊んでいました。ある日、家のタンスの奥にお金が隠されていないかと、探していると、一本のビデオテープを見つけた。大事に保管されていたので、
「何が録音されているのだろう」と、不思議に思って再生すると、 彼が5歳の頃に亡くなった男の子のお母さんが映し出されました。
 お母さんは、
「○○ちゃん、20歳の誕生日、おめでとう。何も買ってあげられなくてごめんね。 お母さんがいなくなっても○○ちゃんは強い子になっているでしょうね。今頃、大学生になっているのかな? もしかして、結婚していたりしてね…」とビデオに向かって話していました。

 このビデオを泣きながら見た男の子は、その日を境にして、悪い仲間と遊ぶことをきっぱりと止めて必死に勉強しました。

 数年後、一流大学に合格した男の子が、20歳の誕生日を迎えた日、お父さんは男の子が中学生のときに見つけたお母さんのビデオテープを、タンスから取り出して男の子に渡しました。
 お母さんが残してくれたビデオテープをもう一度、よく見てみると、お母さんの言葉と一緒にビデオを撮っているお父さんの小さな鳴き声が聞こえました。最後にお父さんを励ますお母さんの声も録音されていました。

 その後、男の子の就職が決まった時、お父さんは男の子に、
「これでお母さんに怒られなくてすむよ」と言ったそうです。

 自分の子供の成長を見たくない親はいない。お母さんは、自分の子供と一緒に生きたかったと思う。その願いが叶わないと思って残したビデオテープが、男の子を救ったのは偶然ではなく、お母さんの想いが男の子に伝わったからでしょう。
 子供を思う親の気持ちは本当にありがたいですね。

 誰でも、この男の子のお母さんのように応援してくれた人が必ず誰かいたはずです。

 

掃除を続けると人生はよくなる

 

令和5年2月

トイレ掃除の効果

 些細なことを怠って、"こんなことをやってもやらなくても同じだ"という人が多い。チョットここにおいたものを引き出しにしまわずに置きっぱなしにする。そういう些細なことが一日の中にたくさんある。それを怠るか、几帳面にやるかの差は、ずっとあとになって出て来る。
 ゼロから2兆円企業をつくった日本電産創業者 永守重信氏も運をつかむことに言う。
 "変化に鈍感な人は運をも逃がす"自分が使う前にしつかり閉じている蓋を自分が使ってあけっぱなしでしまってしまうような人はどうしてそのようになっているかに鈍感。何事も自分本位に行動するから信頼が薄くなる。
 誰も気にしないほどの"細部"にこだわることが運をつかむことだ。自分の思い込みにいかに早く気づけるか。

 「あの時、手を抜かずにやっておけばよかった」
  という人と、
 「あの時、手を抜かずにやっておいてよかった」
  という人の差は大変な差

 会社でも、経営が苦しくてという会社のほとんどはトイレが汚い。掃除用具も乱雑で、穴が開いたバケツ、擦り減ったたわし等が平気で置いてある。
 業績のいい会社に行ってみますと、とても清潔で、掃除道具もきちんと整理してあって、皆さんの取り組む姿勢も違います。

 物事を成し遂げようとするなら底辺のことからきちっと積み上げていくことが欠かせない。

 ある女子中学生は、掃除の話を聞いて…。
 「私は、今まで掃除は、やるものでも、やらなければいけないでもなく、やらされるものだと思っていた。とても反省しました」

 


十二歳までに何を身に付けるかで人生は決まる

 

令和4年12月

棚原安子 山田西少年野球チーム指導者
     (1,200人の子どもたちから教わった事)
指導方針 @礼儀正しい人になる
     A友情を大切に
     B野球技術を身に付ける
     プロ野球選手 T・岡田も所属していた。

 人間性、思考力、道徳心、コミュニケーション能力はもちろん、社会の常識や運動能力、 金銭感覚などの生きていく土台すべての、基礎・基本の原点は"自分のことは自分でやる"という生活態度から生まれていく。
 これまで数々の子どもたちを指導してきて感じるのは、人格は12歳までにきまるということ。13歳以上になると反抗期を迎え、たとえ我が子であっても、親が考え方を修正するには相当なエネルギーが必要になる。ですから12歳までにどれだけのその子の心を育てることができるか、どれだけの創意・工夫・発想ができる子に育てるかが、すごく大事なんです。
 いまでも忘れられないのは、野球の全く出来なかった男の子のこと。体も小さく、なかなか試合に出してやることが出来なかったんですが、それでもベンチからいつも声をだして一所懸命に努力していました。卒団後もその子の成長がずっと気がかりで、その子が高校生になった時、突然、私を訪ねて自宅に来てくれたんです。
 "これ、僕のおこずかいですけど、全国大会で役立ててください" そう言って のしをつけた封筒を渡してくれました。中には千円札が3枚も入っていたんです。そして、"ボクは、この野球チームで育ててもらったおかげで、今は高校の水球部のキャプテンをしています"と言ってくれました。
 決して飛びぬけて野球が上手な子でなかったけれど、その子なりに努力して上達してくれたこと、なによりも、心がまっすぐに育ってくれたことが、とても嬉しかったんです。
 能力の如何にかかわらず野球が好きであること、やるべきことをきちっとさぼらずにやっていく子は成長していきます。"運"は、その子の努力があって初めてついてくるものですからね。たとえ野球の天才であっても、努力なしでは何も成し得ません。葉っぱ一枚の努力、その積み重ねが大きく成長する根源になるのです。忍耐、継続する力、正しい考え方をベースにした根性があることも欠かせません。
 親が愛情をもって辛抱強く育ててやれば、どんなできない子も必ず答えてくれるようになります。親はいつまでも子供と一緒にいることはできません。だからこそ、艱難辛苦を乗り越え、生きていく力をつけてあげなければならないのです。
 せっかく五体満足に生まれてきたこの体を、最後まで命いっぱい使い切らないともったいないじゃないですか。
 82才にもなると、この先どうなるかなんてわかりませんが、これからも体が動く限り子供の為に尽くしていきたいですし、まだまだ子供たちと共に野球を楽しむ"おばちゃん"として、精いっぱい生きていきたいと思っています。それが私にとって最大の幸せなのです。

 


元署長税理士の言うことは信用できない

 

令和4年11月

 元税務署長の税理士の指導に基づき、自分がオーナーである会社に対して自己株式を額面の3倍の額で譲渡したところ、税務当局から多額の所得税を追徴されたという事例がありました。個人が会社に譲渡した自己株式は、時価評価の2分の1以上で売らないと時価で譲渡したこととされ、譲渡所得が課税されるという取り扱いになっています。ところが、この元署長税理士はルールを無視し、「額面の3倍の金額なら問題ない」と答えたようです。
 そもそもこの事例は、オーナーである父親が子に自社株式を譲渡したいと考えたものの、評価額が膨大になって多額の贈与税が課されてしまうことで提案されたものです。個人から個人なら高い評価で計算されるものの、間に法人を介在させると評価が小さくても問題ないという事実無根の助言を元税務署長はしたようです。「株式の評価は難しいので、税法に弱い国税職員は基本的に見なかったことにするはず」と高をくくったのでしょう。
 しかしそうは問屋が卸しません。いったん課税されたものを裁判でひっくり返すのは非常に困難です。実際、納税者は負けているのですが、その際、「(元税務署長という)権威ある税理士の指導に従って申告をしたため、錯誤があったとして無効な取引とするべき」といった主張もこの納税者はしています。しかし税法には「温情を許さず、法律通りの課税をすべき」という大原則がありますから、このような主張をしても、裁判所は受け付けません。
 結果として、助言をした税理士に問題があったとしても、納税者が追徴税額を納めなければなりません。納税者にとっては踏んだり蹴ったりですが、これが税法の恐ろしさです。
 この納税者の最大の誤りは元税務署長≠ニいう肩書を信じてアドバイスに従ったことです。税務署長と聞くと、「税務署で一番偉い人なんだから税務に関するすごい知識を持っているはず」と思ってしまう人も多いでしょう。しかし、現実の税務署長は職員の管理や上級官庁に対する官官接待が主な仕事ですので、税法の知識は全く必要ありません。実際のところ、元税務署長の国税OB税理士は税理士としては使い物にならないことが多いのです。
 こういう低能なOB税理士のアドバイスを信用してしまったために納税者が気の毒なことになる事例が多発していますが、税務当局はOB税理士という特権を手放さないので、税務に弱い国税OB税理士が今後も多数生まれてくるでしょう。
 後輩である調査官を税務調査でいじめて課税を逃れたり、税務当局をなめきって自己脱税をしたりするだけでなく、納税者にも多大な迷惑をかけることもあるわけですから、いい加減に国税OB税理士制度は廃止しなければなりません。

 皆さまの担当の税理士は如何ですか? 税理士程、いろんなタイプの人が多いものです。
 この記事の作者は、国税局に入り、税理士試験を受験して、税務署勤務の特例を使わず5科目に合格して、早期退職して税理士業務をされている有能な税理士です。

 

昭和生まれのカリスマ経営者 稲盛和夫氏
老衰で死去90歳

 

令和4年9月

 今年1月より稲盛和夫氏 の運命を高める言葉を 連載してきましたが非常に残念です。Fax情報に20年以上前から、稲盛氏の考え方を取り上げてきましたが改めて、すごい方だなと、尊敬しています。
 特に、以下の言葉には、頭の随まで、響いております。
 @ 人生の結果=考え方×熱意×能力
 A 自分の運命は、自分で管理せよ
 B 平凡なことを完璧に、やり続けること
 C 感謝する心は、素直な心に通じる

   稲盛和夫 死去4.8.24

 創業した京セラ、第二電電(KDDI)、日本航空で絶大なリーダーシップを発輝。そのカリスマ経営者、稲盛和夫に教えを請おうと、多くの経営者が盛和塾に集まった。だが、本人は取材の折、はにかむように"どこにでもいるオッチャンです"と言う。
 "私はコンプレックスの塊みたいなもの"と、自分を飾らない。旧制中学と大学の受験に失敗、就職も希望と違った。挫折の連続。おまけに少しどもる癖があり、人前で話すのが苦手だった。だから、社員と車座になって語り合う京セラ独特のコンパが生まれた。若い頃から、どう生きるべきかを社員に熱っぽく語った。
 こうして会社を小集団に分けて、それを各リーダーに任せるアメーバ―経営"を編み出した。バブル時代銀行から不動産投資を勧められたが断った。額に汗して稼がず投機で儲けるなんて邪道と思ったからという。自分は弱い人間だと知っているので、哲学を大事にして堕落しないための歯止めにしてきた。自らを律し、日本航空では甘えの抜けない幹部を厳しく叱責した。下積みに優しく、権威や既得権者を嫌った。

 鹿児島県出身で実家は印刷業。空襲で財産を失い、父が作っていた紙袋の行商を手伝った。鹿児島大学を卒業後、教授の紹介により、京都の絶縁磁器部品の松風工業に就職。代表的な電子部品の材料であるセラミックの技術者となる。すぐに頭角を現すが上司と衝突して1959年に仲間8人で京セラの前身の京都セラミックスを27歳で創業。1966年に米IBМから集積回路のセラミック基盤を受注したのを機に本格的な成長軌道に乗った。

 心より ご冥福をお祈り申し上げます。

 

キーエンス貫く"知の共有"

 

令和4年8月

一人当たりの営業利益4,800万円(平均年収2089万円)

 圧倒的な収益力・成長性を誇るキーエンスの強さ、戦略はとても参考になる。キーエンスは1972年(昭和49年)滝崎武光氏によりリード電機として設立。 のちに1986年今のキーエンスに変更、キー(鍵)ofサイエンス(科学)にちなむ。
 機械部品・産業機械メーカーで、ファクトリーオートメーション向けのセンサーや製造装置向けの各種計測器、研究用の顕微鏡、3Dプリンターなどの開発・販売を行っている。が、ファブレス(工場を持たない)経営なため、製造は基本的には自社で行わない。販売に関しては、メーカーで一般的な代理店販売ではなく、直販体制をとっており、問題解決提案型(ソルーション提案型)のコンサルティング営業を行っている。  従って、代理店や販社を通さず、専門知識を持ったキーエンスの営業担当者が生産現場に足を運び、課題やお悩みを直接聞いて、隠れたニーズを見つけ、お客様の課題に合わせて問題解決(ソルーション)を提案する。更にお客様からの生の声を商品の改良や新商品開発に活かしている。

中村税務経営情報 8月号 表紙
2022年7月15日 日経新聞 朝刊 補足

 新入社員は担当の商品が決まり、その仕事を10年〜20年販売する。残業は毎日が定時で終わることは新卒時から皆無。土曜は時々勉強会で出勤。21時残業禁止より帰りは夜九時。退職金は少なく、住宅補助もない。

  仕事はハードワーク。当然ですね。

 

稲盛和夫 一日一言 F

 

令和4年7月

一 地獄と極楽

 修行僧が、老師に、"地獄とは、どんな所ですか"と尋ねると、老師は答えた。"地獄には、大きな釜にうどんが煮えている。食べるには、長さ一メートルもある長い箸を使うかない。そのため、うどんをつかむことはできても、口に入れることができない。皆、自分が真っ先に食べようと、狂ったようになり、しまいには、うどんは飛び散ってしまい、誰も食べることはできない。

 修行僧は"それでは極楽とはどんな所ですか"と尋ねた。老師は答えた。"実は、極楽も同じようになっている。ただ、違うのは、人々はうどんを長い箸でつまむと、釜の向こう側にいる人に、"どうぞお先に召し上がってください"と勧める。相手は有難く受け、"ごちそうさまでした。こんどはあなたがどうぞ"と、うどんをすすめ、全員がおいしいうどんを食べることができている。

 われわれの人生においても自分のことのみを考えるのか、それともお互いに思いやりを持って接するかによって、極楽にも地獄にもなり得るものです。

二 普遍的(すべてのものにあてはまる)に正しい判断

 よこしまな心では、正しい判断はできない。
 "自分にとって"都合のよい判断ではなく、"人間にとって"普遍的に正しい判断を、私たちは心がけるべきなのである。

三 撤退の決断をする

 なぜそういう決断をしたのか。"刀折れ、矢尽きた"という精神状態であったから。物質的な要素はともかく、情熱がなければ、新しい事業や開発などできない。もし、情熱が尽きるような状態まで追求して、それでも成功しないのであれば、私は満足して撤退する。
 根の限り戦うことが前提だ。しかし、すべてが思い通りになるわけではない。その時に、真の引き際が判断できなければならない。

 

思考の広げ方 無知の知

 

令和4年6月

 若い頃には、"もっとよく考えて"とか"頭を使え"などと、言われた経験は誰でもあると思いますが、"もっとよく考えて"の意味が、当時はなかなか理解できなかった人も多いのではないですか。
 無知であることを知っていることが、重要で、自分が如何にわかっていないことを自覚せよ。ということです。
 古代ギリシャの哲学者ソクラテスが説く"無知の知(不知の自覚)"の状態であることを、指しています。
 言い換えれば、知らないことよりも"知らないことに気がつかないこと"の方が罪深く、わからない理由が、わからない"事態にお陥っていた状態です。

その状態が起こる理由

@思考のクセ

 人間には"認知バイアス"と呼ばれる思考の偏りがある。生活環境や経験値好き、嫌い、経済状況など、認知バイアスが発生する原因は多々あるが、究極的には脳の機能や働きによるものらしい。

・現状維持バイアス
 現状からの変化で起こり得るリスクや失敗、安定状態が崩れる恐怖など変化を避けようとする思考が働く。

・クルーガー効果
 人は他者の能力との相対比較で自分の能力を判断する。
 能力が低い程、自己評価が高く、能力が高く出来る人ほど自己評価が低くなるということ。
 自分の価値観や先入観、仮設などを肯定したり、自分の都合のよい情報ばかりに目が向く傾向があり、正しい判断ができなくなる事がある。

A情報の違い

 知識や過去の経験値といった個人が持っている情報の質や量の違いだけではなく日々アクセスしている情報の質や量の違いが何らかの判断や意思決定に大きな影響を及ぼす為です。

B優先順位の違い

 より複雑な問題や影響度の大きい状況にいる人との、立場のちがいが、どうやって解決するかという判断基準、すなわち優先順位の違いを発生させる。

 発想力を磨き、思考を磨くために、主語を変えてみる。相手の立場で考えてみる。些細なことにも注意を払うことが大切なのではないでしょうか。

 

ワークマンEC(電子商取引)宅配全廃

 

令和4年5月

店頭受取一本化→コスト減、デメリットも多い為

 衣料大手のワークマンは、5年以内に宅配を全廃し、店頭受け取りのみにする。梱包・発送作業が不要でコストが大幅に下がり、来店によるついで買いにも見込める。現状でも送料がかからない店頭受け取りの比率は高く、顧客にも受け入れられると、判断。返品率も宅配は、店頭販売の10倍で、専用の設備・人員が高コストでデメリットも多い。
 今年2月、戦略を先取りする形で、約150品目のEC専用商品を"店頭受け取り限定"で発売した。キャンプ用品中心。EC専用の物流センターを運用していた時期は、宅配コストは店頭への配送のおよそ10倍。1万円超の高額購入の場合は会社が送料も負担する。アマゾンのように自社物流網を持っているところには勝てない。

商品の絞り込み

 2020年のピーク時に3700あったアイテム数を、約3割の1200にした。店頭に揃っていない商品も選べるのがECの魅力だが、売れ行きの鈍い商品まで商品説明や動画を作り込むのは採算が合わないと判断した。
 ECでコストカットを進めることで、低価格高機能な製品を提供し続けられる。無理を続ければ赤字になり、結果的に消費者にマイナスになると。
 ワークマンでは全店舗の9割以上をフランチャイズチェーン(FC)が占め、その経営が安定することが成長に欠かせない。宅配はワークマン本体の売上になるが、店頭受け取りはFC店の売り上げになる。店まで足を運んでもらえればついで買いも期待できる。
 宅配便の取り扱い数は年間50億個に迫り、運び手が足りない "配クライシス"が深刻化している。迅速な配達を求められる下請け業者から悲鳴も上がるなか、メルカリが日遅い配達でよければ送料が安いというゆっくり宅配を検討するといった動きも出てきた。
 
 宅配は便利な一方、配達時間帯に自宅にいる必要がある。特に鮮度が大事な食品は、ロッカーへの配達や玄関先への"置き配"は不向きだ。商品分野や生活スタイルによって、消費者の求める入手方法は大きく変わる。自社の顧客にとっての最適解を探り続けることが欠かせない。

 

"先延ばし"をなくす "すぐやる人"になる コツ @

 

令和4年4月

 "すぐやる人"には共通点がある。

 自然体でラクにとりくんでいること。

 "先伸ばしする人"は、その自身の脳の状態に原因があるらしい。


 やる気がないからとか、性格的な問題ではないのです。"待ち"をしている時に、共通しているのは、状態を好転させたり、正解を導くために、自ら積極的に動くのではなく、とりあえず"様子見"していることが原因。
 しかし、このような受け身の状態では、状況は好転するよりも悪化することがほとんどです。
 ほんの少しでも行動することではじめて、変化、成果、フィードバックが得られ、それをきっかけに、目標の実現、悩みや課題の解決にいい方向に向かっていくのです。
 "すぐやる人"は、その都度、希望の種を植えています。だから毎朝希望とともに目覚め、一日を過ごすのも楽しいし、明日がくるのも楽しみになるのです。朝の2時間はゴールデンタイムとして大変重要なのです。
 朝の過ごし方は一日の行動を決める重要な要素です。

1.すぐ行動できるようになるために
  量→質という順番を意識する。

 第一に行動量を増やすこと。そのあとに行動の質をあげること。すぐ動けない人の大半はこの順番を守っていない。私達の脳は、とても面倒くさがり屋で、いっきに完璧に物事をやり遂げようとすることは、脳の仕組み上難しいわけです。"すぐやる人"になるためには、とっかかり、つまり行動に初速をつけることがポイントです。

2.面倒なことは、前日にちょっとだけ手をつけておく。

 行動に対するハードルが下がる。事前準備が終わっている状態であれば、先伸ばしにしてしまうことが格段に減る。アイデアが深まり新たなアイデアが出てくる。仕事の終わりにひと手間かけるだけで、翌日の行動が大きく変わる。

3.新しい習慣をゼロから身に付けるのではなく、
  すでに習慣化している行動の最後にくっつけること。

 歯磨きをした後に→スクワット1回
 朝コーヒーをのんだ後に→日記帖を開く
 そのうちしないと物足りなく感じるようになる

 

スマホは私たちの最新のドラッグである @

 

令和4年3月

 小さな勇気のファス情報の令和4年2月1日に関連して

 スチーブ・ジョブズを筆頭に、Т業界のトップは我が子に
 デジタル・デバイスを与えない理由。

 精神科医 アンデシユ・ハンセン

●人間の脳は、デジタル社会に適応していない

 最近特に、デジタル社会に診する人が益々増えている。 睡眠、運動、そして他者との関わりが、精神的な不調から身を守る3つ の重要な要素である。生活は快適になったのに、なぜ精神状態が悪くなるのか理解できるようになる。
 コロナ危機において、デジタルツールは外の世界との架け橋の様だが、問題を起こす時がある。
 人間は現代社会に適応するようには進化していない。今まで、他の動物と同じく、環境に適応するように進化してきた。
 睡眠障害、うつ、記憶力や集中力の低下、依存----最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちに脳が確実に蝕まれていく現実。
 IT企業のトップは、自分たちが開発した商品に複雑な感情を抱いている。アップル社の創業者スチィーブ・ジョブスは、2010年iPADを初めて、紹介したが、自分の子供の使用には慎重になっている。iPDをそばに置くことすらしない。使用時間を厳しく制限している。
 我々の脳は数十万年かけて進化した通りに機能している。
 チャットの着信のような不確実な結果には、ドーパミンによりスマホを見たいという強い欲求が起こる。脳は新しい情報を探そうとする。
 もともと生き残りの戦略だったはずの脳のメカニズムのせいで、人間のデジタルのご褒美に次々と飛びつく。スマホが脳をハッキングするメカ二ズムである。

 


大きな勇気と小さな勇気

 

令和4年2月

小さな勇気のファス情報の令和4年2月1日に関連して

 どうでしょうか。朝寝坊に勝つ勇気、明日やればいいじゃないかという甘えをやっつける勇気。落ちている紙くずなど落ちているものを、ほっておいてもいいやという気持ちに負けない勇気。このような小さな勇気ならば誰でも持つことが出来そうな気がします。
 線路にうずくまった老人を自分の身を投げうって助けた女性が報道されたことがありましたが、とても勇気ある人だと感心し、大きな勇気だと思いなかなか難しい事だと感じましたが、小さい勇気の積み重ねが大きな勇気につながるのではないかと思いました。
 道端には、空き缶やビニールの袋が散乱しています。後のことも考えないで使ったらポンポン道路に捨てていく人もいるし、そのゴミを拾って掃除している人もいる。
 イエローハットの創業者の鍵山秀三郎さんは、“凡事徹亭”という何でも小さいことからコツコツと“日々の試練に耐えることの価値”が一番大切であると言い続けてます。些細なことが大きな差となって表れてくるという、成功の秘訣です。

 自分の大切な仕事を 後回しにさせ 忘れさせようとする小さい悪魔が
 テレビのスリルドラマや 漫画に化けて 私を誘惑するとき
 すぐそれをやっつけられる位の 小さい勇気でいいから 持ってみよう
  
 明日やればいいじゃないか 机の下からささやきかける 小さい悪魔を
 すぐやっつけてしまえる位の 小さい勇気こそ ほしい

 どんな苦難ものり切れる 大きい勇気も 毎日 小出しにして使える
 小さい勇気でいいから たくさん 欲しい。 そのような小さい勇気を
 軽蔑していては いざという時の 大きな勇気も つかめない。

 


あげる幸せ

 

令和4年1月

 高橋圭子先生は、人間の幸せには三つあると言われている。

 一番目は、
 何かをもらうという幸せ。しかし、それは子供の幼稚な幸せだと言われている。

 二番目は、
 できなかったことができる幸せ。

 三番目は、
 人を助けてあげる、親切にしてあげる、人に手を差し伸べてあげるといった“あげる幸せ”
  このあげる幸せが最高の幸せであると言うんです。

 年を取ったらだんだん“あげる幸せ”を実践するようになるかというと、残念ながらそうはいきません。何かをもらう幸せのままで止まっている高齢者もたくさんいます。いつも何かをしてもらうことしか知らない。できる幸せまで止まっている。ゴルフのスコアが上がったとか、いままでできなかったことが出来たと言って、それを誇りにしている人もいます。人に喜ばれ、頼りにされ、あてにされる人間になることが、人間の幸せの最高のものなんです。

  “あげる幸せ”の世界に生きれば、この国は瞬くうちによくなっていく

 


六方よし経営を目指して

 

令和3年12月

 伸びている企業は“ 六方よし„ の経営を実践している。
 近江商人の三方よしに 作り手よし。地球よし。未来よし。を加えた経営理念。
 江戸時代に全国で活躍した近江商人は、売り手よし、買い手よし、世間よし、を商売の基本としていた。三方よしは、自分の利益追求だけにとどまらず、社会貢献をするという経営倫理に基づいていて、当時としては先進的な経営でした。

 しかし現在は、経済がグローバル化して複雑になり、売り手の範囲が大きく広がった。おまけに、大量生産、大量消費が地球環境の悪化を招き、人類の存続をも脅かす状況となっており、世間よしについても見直しが必要になってきた。だからこそ六方よしこそSDGs時代に求められる経営になった。

 商は笑なり。という言葉がありますが、売り手と買い手の両方が、商品を介して笑い合うのが商いの理想という意味です。
 基本、商いは二方よしでいいはずですが、江戸時代には商圏は地元のお客に商品を売ることがほとんどでした。しかし近江商人は、他国に行って商いをした近江独特の商人でした。今よりはるかに劣る物流や通信の時代において、地縁や血縁がない他国に出向きゼロから信用を積み重ねて商いをしていくのは並大抵ではなかったはずです。
 そのため近江商人は、薄利で卸売りをして共存共栄の商いを心がけた。天保の飢饉には、米の廉価販売をした人もいたと言われている。こうした世間よしの実践は。近江商人にとって他国で生き抜く知恵でした。

 既存事業の経営が忙しい中、どこからどのように六方よしを手掛けていけばいいのか、悩むところですが、その一つが既存事業が三方よしやそれ以上のよしを実践践しているかチェツクしてみることです。また、今取り組んでいる新規機事業や新製品の開発に六方よしを取り入れられないか検討してみる点でしょうか。

 


2023年令和5年10月1日より導入される
消費税インボイス制度
導入により益税封じが始まる
税理士会は強力に反対していたのに

 

令和3年11月

 年間売上高1000万以下の免税事業者には厳しい選択となりそう。消費税の課税事業者は全国で317万に対して、免税事業者は488万に上る。 このうち、161万が課税事業者に変更するのではと予測されていて、全体で 2480億円の消費税の増収を見込んでいる。
 さらに、簡易課税制度の縮小や徹廃にまで進む可能性が懸念されている。 フランスではインボイス制度を導入して簡易課税制度が徹廃され、小規模事業 者が多大な打撃を受けた。

 簡易課税制度;消費税を売上の消費税にみなし仕入れ率(小売業で80%、(年間5000万 製造業で70% サービス業で50%等)を掛けて計算する制度、以下課税売上で実際の仕入率より高いケースが多い。実際の仕入が多い場合の事業者)は、みなし仕入率を使わない実額で計算するように申請する。

 まだまだ、インボイス制度を理解している事業者も少なく、全く知らない、聞いた こともない。という人も多い。このままでは、制度開始直前の2年後になって税額控除問題でバタつく事業者が多発する。国にとっては仮に免税事業者が課税事業者に転嫁しなくても、消費税額控除が不適用 になった分で消費税を回収する見込みは立つのだろう。

 


仕事と人生に生かす ドラッカーの教え

 

令和3年10月

 人と話すときは 相手が経験的に知っている言葉、
 つまり 大工さんと話す時は 大工さんの言葉を使え
 ----1973年マネジメントより
 なぜコミュニケーションは上手くいかないか。ドラッカーは上記のソクラテスの言葉を引用して次の原理を紹介した。

  
 第一の原理 ------- コミュニケーションとは受けての知覚である。
  無人の山中で木が倒れたときは音がするか。
  音波は発生するが、音を感じる者がいなければ、音はしない。
  知覚されることによって音となる。
  ----コミュニケーションの受けてが決定的な鍵を握る。
  専門用語や業界用語は単に、音波としてしか届かない。
  常にコミュニケーションは下から上に向かうとの認識を忘れ
  てはいけない。

 第二の原理 ----- コミュニケーションは受けての期待
  受け手は、期待する情報しか受け取らない。混雑する空港など
  では自分に関する情報だけは、明瞭に聞き取れる。
  情報の発し手が受けての期待を事前に知っていれば、利用する
  ことが出来る。

 第三の原理 ----- コミュニケーションは受け手が姿勢や行動を変え
  ることを要求情報の発し手の要求を示していて、受け手が姿勢
  や行動を変えてくれなければコミュニケーションは失敗。
  何度言っても変わらない---。

 第四の原理 ------ コミュニケーションと情報は別物
  メールでは真意が伝わりにくいと感じたり、オンラインでは
  コミュニケーションが不十分だと感じたりする。
  コミュニケーションが行われるには、情報と意味。確認の
  作業。解釈の能力。そして情報の共有を必要とする。
  考え方を知っていることが真の理解の触媒になる。

 職場における最優先のコミュニケーション事項は、組織が成果を上げるために、自分が貢献すべきことは何かを明らかにすること。何のために働くか、つまり仕事の意味を問うことになる。自分のなすべき仕事の意味をよく知り、その意義の大きなことが理解できたら、周りから期待されるでしょう。

 


小説家 五木寛之(89歳)は言います。
笑いも大切ですが、泣くことも大事

 

令和3年9月

 笑いも大切ですが、その一方で泣くということも、とても大事。
柳田邦夫は、昔の日本人はよく泣く民族であった。と書いています。喜びにつけ、悲しみにつけよく泣いた。泣くべき時に泣けない様では、一人前の社会人として認められなかった。昨今の日本人は、泣くということがほとんどなくなってきたようです。これはよいことであろうか?

 今のテレビをみていると、お笑いの番組がとても多くて、ちょっと偏り過ぎているように思うくらいです。無理に笑わせようとして、おかしくもない。
 万葉集には挽歌(死者を哀悼する詩歌)っていうのがあり、天皇が崩御した時など桂冠詩人(宮内官の名誉詩人)みたいな人が泣きながら歌を詠み、人々はそれを聞いて共に涙する。そのような歌を集めて万葉集はできたわけです。
世間では、笑うことが善で、泣くことが悪であるというようにとられがちです。
 けれども、笑うことと泣く事は背中合わせの一体の行為で、泣くことを知った人だけが本当に笑う。悲しみというものを知っていなければ、本当の喜びというものは生まれないのではないかと思うくらいです。

 人生は不公平です。もともと体が弱い人もいれば、強い人もいる。コロナワクチンの接種だって副反応が強く出る人もいれば、ケロットしている人もいる。これはもう仕方がないことだと思います。物の考え方だけで何でも克服できるとは思いません。
 オリンピックを見ていても、努力が報われないこともやっぱりあるから。

 人生で大事だと思うことは、
 日常の小さなことに喜びを見出して生きる事。
 人生は悲しみや辛いことに満ちているが、その中で思いがけない人の優しさや地に咲く花、縁ある人々、こういった身の回りの環境に自分がどれほど支えられているかということを自覚し、自分自身も周囲に何かを与えていける存在でありたいですね。

 人生は悲しみや辛いことや不条理や納得のいかないことに満ち溢れているが、そこで得たささやかな幸せを胸に、愛をもって人に接することができたらいいですね。

 

運命をひらく 人生の“合い言葉”

 

令和3年7月

 長年、松下幸之助の薫陶を受け、志の高い日本人の育成に力を注いだ上甲晃(じょうこう・あきら)氏は、生きた勉強を松下幸之助から学んだ。

“人間の勉強をしいや” 
 新卒で松下電器に入社した時、松下幸之助から最初に教わったことでした。
京都大学教育学部を卒業して、曲がりなりにも教育学の専門家であると自負していた自分にとって、新入社員研修はカルチャーショックの連続だった。
半年間の町の電気店で店員として働くも、学歴ではテレビは一台も売れないのだと痛感。 教育に対する考え方が根底から覆された瞬間でした。

 幸之助 曰く
 “知識を否定するわけでないけど、その知識は全部道具や。使うあんた方自身
  が人間として立派になってこんと、どんなにいい道具を持っておっても絶対
  に実社会では通用しない。
 だから、人間の勉強をしいや”と。
 学問と実社会で必要とされる学びは全く違う----。この気づきは、今日まで
  一貫して持ち続けている基本姿勢です。
松下幸之助は言うまでもなく、尋常小学校を中退して丁稚として働きながら生きた勉強をしてきた人。知識の勉強とは異なり、心を育て、肚(はら)を鍛える勉強だった。だから言葉が極めて日常的で平易でありながら、心を揺さぶる力があるのはそのためです。

 上甲晃氏は、政経塾の二代目塾頭として14年間、松下幸之助の人づくりを徹底して学び“青年塾”を立ち上げた。
 このコロナ禍で塾生にいい続けたのは、

  “心を育み、肚を鍛える” 
  ということ。人を思いやる心を育てること。肚を鍛えるとは何があっても
    揺るがない不動の信念を持つこと。頭だけで考えるから、コロナ禍で様々
    な情報に振り回され不安に怯えることになる。
  “退路”を探すな、“活路”を探せ
   やる気がなければ“愚痴”が出る  やる気になれば“知恵”が出る。
 を合い言葉に、コロナ禍を生き抜く道を模索しました。
 厳しい条件の中でもどうすれば道を切りひらけるかを必死で考えるから
  こそ、知恵  が生まれ、アイデアが浮かんでくる。
 “知っている人ではなく、できる人になろう”とは青年塾の根っこにある合い
 言葉。 青年塾に来られる方々は、この塾はマイナスの言葉がないから不思
 議だと、言う。  “あいにく”という言葉はタブー。きょうはあいにくの雨
  で。と言いたくなるが、  きょうはいい雨で。と口にする。

  だって 雲の上はいつも青空だから。
  同じやるなら “はい喜んで”   いやいや、しぶしぶは時間の無駄
  “そこまでやるか”と感じるほど徹底してやった時が感動させることが
   できる。  
   何事も、そこそこやっているうちは、人を感動させることができない。

 

自分を生かすも殺すのもこの“頭の働かせ方”一つ
経営コンサルタント 山形琢也

 

令和3年6月

 気が利く、気が付く、気が回る、如才がない--------これらはいずれもいい仕事をするうえでいちばん大事な資質である。
 その根本的な原因は、自分本位かどうかにある。幼いときは誰でも自分のことが一番で、周りのこと、相手の立場など考えもしないで行動する。高校生までの勉強などは典型的、自分のことだけ考えていれば成績は上がる。社会にでると、そうはいきません。組織やチームで相手が望む対応が要求される。勉強ができて一見頭がいいように見えるが、本当は頭が弱い人なのです。
そんな学生時代の精神で止まっていたA君の話。
 お得意様との10人の会議があるから、上司の甲課長は入社3年目のA君にこの資料5枚を人数分コピーして、会議室に置いておいてくれ。と指示した。
会議の始まる20分前に、A君にコピーは出来ているか?と聞くと、はい、出来ています。と元気よく答えたが、念のために甲課長は、一足早めに会議室に入って、驚いた。
 コピーが一山どんとテーブルの上に載っていた。コピーしろと言われれば、コピーするだけとしか頭に浮かんでこない。
 コピーの中に白紙が入っていないか、一人分ずつホチキスで綴じて席の前に置いておけば、会議もスムースに始められるのに。
 今のコピー機は、同じものを複数枚とった後は、自動的に枚数のカウントが1枚に戻るようにできているが、ひと昔まえは最後に使った状態になっていた。我々は使った後は、以前の状態に戻しておく習慣があり1枚に設定しておいたり、拡大や縮小などしたときやA3など使ったときも通常よく使うA4にしておいたりする。メールも送った時も使う前の画面にもどさないで、送信済みの画面にしておく人も多い。
 この手の気が付かない人や気が利かない人を個人的な問題だと甘くみてはいけない。 このような人は大きな爆弾に変身する危険性があるからだ。大事な契約や会社の命運にかかったプロジェクトを一撃で吹き飛ばすことだって起こりかねない。

 ある会社の気が回るBさんの話
 3月末の会社の忙しい時期に、Bさんのお父さんが亡くなって、地方の実家に帰ったのだが通夜と葬式を終えて3日目の朝に出勤してきた。特別休暇が4日あるのにと社長が聞くと、忙しい時期に休んでいたら、死んだ親父も喜んでくれないから。来月に会社が落ちついた時期に休みを頂きますと話した。

 気が回る人は、他人の行動をジックリ見ていて、なぜそのようにするかを、深く考えて、自分も真似する行動をするから、益々信頼が厚くなる。

 

汝(なんじ)の足下を掘れ  そこに泉湧く

 

令和3年5月

 八木重吉の詩 “花”
   花はなぜうつくしか
   ひとすじの気持ちで咲いているからだ
   本当にうつくしい姿
   それはひとすじに流れたものだ
   川のようなものだ
   人生はいつたのしいか
   気持ちがひとつになり切った時だ

 八木重吉は28歳で亡くなった。
  “愚かなる者よ、汝の足下を掘れ。
  そこには大いなる泉が湧き出す”
  愚かなる者よ は、多くの人が自分の足下にある泉に気づかないことを
  意識しての呼びかけだろう。

 作家の宮本輝氏もこの言葉に啓発された人で、
  皆、自分の足下を掘っていったら必ず泉が湧いてくることを忘れている。
  あっちに行ったら水が出ないか、向こうに行ったら井戸がないか、と思っ
  ているけれど、実は自分の足下に泉はある。
  与えられた仕事をコツコツと地道にやり続けた先に自分にしか到達できな
  い泉がある。

  成功する人は自分に与えられた縁や人間関係、仕事、環境に価値を見出し
  大事にしていくが、成功しない人は自分の手元にあるものの価値に気づか
  ず粗末にしている人が多い、ということのようです。

  足下を掘るとは自分の手元にあるものの価値を信じ生かし切ることだとい   える。

 桂小金治さんの少年時代、ハーモニカが流行った。欲しくて父親にねだったが、父親は、“いい音ならこれで出せ”と神棚の榊の葉を一枚とって口にくわえて“ふるさと”を吹いた。あまりの音色のよさに聞き惚れ、自分も、と懸命に練習したが、父親のように吹けず、投げ出してしまった。
  その時、父親は言った。
 “実行、努力までならみんなする。そこでやめたらドングリの背比べで終わりなんだ。一歩抜きんでるには努力の上に辛抱という棒を立てるんだよ。この棒に花が咲くんだ。”
 足下を掘る上での大事な心得を説いて、これ以上の言葉がない。

 気が回る人は、他人の行動をジックリ見ていて、なぜそのようにするかを、深く考えて、自分も真似する行動をするから、益々信頼が厚くなる。

 

気が付けば稲盛さんと同じような道を歩いてきた
日本電産会長 永守重信 (職業訓練大学校電気科卒)

 

令和3年4月

 日本電産会長の永守氏は稲盛氏より一回り年下の申年生まれで、共に京都の地で創業して多くの苦労の末に町工場を一兆円企業に育て上げたという共通点がある。
 かつて京都銀行の常務の牧さんから、京都セラミックの稲盛さんを紹介され、一席設けて頂いて、意気投合した。会食が終ったのが夜の十時位で、永守さんは当然家に戻らずに会社に帰るわけだが、稲盛さんも同じように会社に帰られると聞いて、そんな経営者には今まで会ったことがなかったし、印象は大変強烈でした。それから強く意識するようになり、京セラという会社と稲盛さんという人物を追い求めるのが永守さんの目標になった。
最初から同じことは出来ないから、まずは真似るところから始めた。いわば一つのお手本を得ることが出来ました。
 情熱、熱意、執念、すぐやる、必ずやる、出来るまでやる。という企業理念も、そうやって生まれたものです。
だからといって京セラのやり方をそのまま取り入れるようなことはしません。アメーバ経営についても話を聞いてすごいと思いましたが、それを自分の会社に導入することはしませんでした。代わりにはじめたのが事業部制です。収益に責任を持たせることで経営責任の所在を明確にしていきました。教わるんではなくて、まず真似て、その上を行く。教わるだけではとても稲盛さんを抜くことなんかできません。
稲盛さんも京セラという会社も、誰にも負けない努力をするという稲盛さんの言葉そのものでした。そのくらいの姿勢で仕事に打ち込まないと、綺麗ごとだけでは会社は成長していかない。だから京セラの社員が日本電産に来られても、日本電産の社員が京セラに行ってもそれほど違和感はないと思います。
 2003年いまの日本電産ビルが完成した時、稲盛さんも竣工式に来ていただきましたが社長室までみて頂いた折、ふと植木に眼を留めて、この植木はなんでこんなところに置いてあるのか?と聞いて、戴いたからと話すと、誰が毎日水をやり、枯れた時は誰が捨てに行くのか。植木にたとえて無駄のない健全な会社経営のあり方を教えてくださった。
立派なものをつくると、だいたいその会社はダメになる。よくよく注意しなさい。
 親しい人間には思ったことをバンバンおっしゃる。だから全く知らない人はきつく聞こえることもあると思うんですが、真剣に聞いていないといっぱい学ぶものがあるんです。
 よく聞かれますよ。永守さん76歳にもなって、いくら金が欲しいんだ と。
贅沢なものを口にすれば体に悪いし、車にものらない。住む家は1つあれば十分。それでも朝から晩まで働くのは事業を残そうと思うからなんです。
 渋沢栄一にしても、金儲けに生きたのではなく、事業を生み出してきたわけです。
 渋沢は相場師ではなく事業家なんです。国にたくさんの税金を納めて経済を好循環させていきたいと思っていたのでしょう。

 

中谷彰宏流サービスの考え方A
 クレームを言った人は必ずもう一度来る
 チョットうれしかった感動を与える大切さ

 

令和3年3月

 今までのサービスは、まず お得だ というところからスタートし、スーパーや量販店などの大量販売によって、価格がどんどん安くなり、お得 になりましたが、次第に 便利 に変わって来ました。スーパーからコンビニエンスストアへの移行がその為。そして今や、チョットうれしい がキーワードの時代とか。
 中谷さんは、チョットうれしい をあたえることができなかったら、サービスをしなかったも同然と言う。
 パレートの法則(80対20の法則)と言うのがあります。もともとイタリアの学者のパレートは、所得格差は平等にはならず、20%の人が全体の80%を所有するという理論。働きアリの法則と同じように、アリの世界では、2割のアリが8割の食料を集めてきて、本当に働いているアリとずっとサボっているアリの割合は2:6:2の割合になる。6割は適当に働いていて、上位2割がメインで貢献しているという。その理由は緊急事態になった時、サボっていたアリが働きだすという。人間社会では、アリと同じ様に対応できるでしょうか?
 そば屋さんでも、味を追求して、お客さまに喜んでいただく店にしなければ、店主がそこそこでいいと思っていても、来てくれる客がなくなり、少しのお客にもサービス出来なくなってしまいます。だからこそ上位20%になる努力をしていかないと、商売を続けることが難しいでしょう。
 満足というのは、サービスをする我々がお客さんに対して与えるものでは決してない。心の満足は、お客さんと我々が一緒に作るものという考えです。
エアコンを売る事業にとっても、取りつけさえして入金して終わりではないのです。不具合はないか、5年も経てばエアコン清掃も必要だし、お客さんに続けて対応して行かなければ、お客さんは満足しないのです。だからたった1回の販売で、かず多くの契約をしていることになるのです。
 我々が満足して、お客さんが満足しないというのはいけません。
 お客さんだけが満足して、我々が満足しないというのもいけません。お客さんに感動を与えようとする時に間違ってはいけないのは、大きい感動を与えようとすると、何もできなくなることです。決してホームランを狙ってはいけない。

 小さい チョットうれしい の積み重ねが大事なことです。
 サービスに、これでいいということはありません。満足したところで、もう一つサービス。

 

こんにちは

 

令和3年2月

 いらっしゃいませ というご挨拶は、耳にタコができそうなくらい馴染みのフレーズ。休日などで買い物をしていて、お客の立場になった時、色々なお店を見て来て、どのお店も いらっしゃいませ どうぞご覧下さいませ と言う挨拶が耳に入ってきます。その聞き慣れた言葉に、何か感じたり、言葉を返したり、リアクションしたりしますか? とりたてて何かを感じたりすることもなく、聞き流している感じです。逆に、売り込まれる感じがするほどです。
 こんにちは は、いかがでしょうか?ディズニーランドがオープンする前に一番考えたのが、入り口での挨拶の言葉だと言います。アメリカではハローと言うのに日本では、どのように表現するか。何日も討議して こんにちは になった。こんにちは という挨拶は、道で近所の人に会ったときになど、顔見知りの人間同士で使うフレーズですから、なんとなく親近感が湧いてきます。入店後も自由に店内をゆっくり安心して見られそうな、居心地の良さにつながる。

 いらっしゃいませ  聞こえてきませんか、お客様の心の声が。 ああ、またか 何も感じていただけなくなったら、本当に悲しいものです。商品をみていたら  そちらは素材が○○で、この部分が△△になっておりまして   という定型文の商品説明。ありがとうございました。またお待ちしております。という 当たり障りのないお見送り。
 これらは、どれもマニュアル通りの間違ってはいないフレーズ。でも問題だらけ。何も 引っかからないことが問題なのです。
 言われ慣れたセリフというものは、踏切の音のように感じて、何か思うこともなく、通り過ぎて行く。とても怖いことです。1日に何回も言っているのに 気にも留めてもらえない。心に届いていない。

 たとえば、入店の時なら、
 こんにちは、お出かけ日和ですね。まだ出せていない商品もありますのでこんなのないかな?と思われたらおっしゃって下さいね。 と言って、一度離れてみることもお客の心理をうまく使うことになります。
 商売は心理学と言います。セブンイレブンの鈴木敏文が学生時代一番勉強したのが心理学だと言います。相手の立場になって考える工夫が自然と出来るようにならないと、21世紀は、生きていけない時代になりました。
 日頃の何の気ない挨拶も、元気よく明るく、おはようございます。 と言う事には理由があります。

 

迎 春

 

令和3年1月

 い昨年からの新型コロナ(COVID-19)が一刻も早く終息して欲しい。
このパンデミックが、世界共通の脅威だという認識で、全世界が一致して世界一丸となって解決することが出来れば、コロナだけではなく気候変動や資源枯渇といった問題も続けて解決するチャンスになるに違いない。
  日本の人口が2050年の予想で9千万人ほどになるという事ですが、それほど問題ではないと言われています。人口が減ったら経済力が落ちると心配する声もありますが、オーストラリア2,500万人、フィンランド550万人、シンガポール580万人など人口が少ないにもかかわらず、経済的に成功している国はたくさんあります。
  また、日本の高齢者は、世界のどの国よりも健康であり、長寿国といっても、健康状態はエクセレントですから、若者への負担は他の国ほど少ないから、日本人が思っているほど大きな問題ではないようです。
  しかし、問題は高齢化ではなく定年退職システムにあります。65歳で給与者は強制的に労働市場から退場させられてしまいます。誰でも働き続けられるオプションがあるべきです。まだ働きたいと思っている人を無理に引退させるのは悲劇です。
  少子高齢化は世界的な傾向ですが、他の国は日本ほど心配していません。スペインやイタリアなど日本より出生率の低い国も。それは移民を受け入れているから。だから日本の病院は圧倒的に人手不足だというのです。アメリカではヘルスケア・ワーカーの半分以上を移民が担っていて、病院での人手不足をフォローしているのです。移民を受け入れれば恩恵と同時に問題も出て来ますが、日本も真剣に考えて行くべきです。
  そもそも移民について考える前に、やるべきことがあります。女性の社会進出です。アメリカでは移民たちの保育サービスを受けて、女性が仕事に復帰するのは普通のことのようです。教育レベルが非常に高い日本人の女性は優秀な労働者。保育サービスを十分にして、北欧諸国がモデルになるように早く変える時期です。

 

自分都合の思考習慣から脱却する
将棋とビジネスの共通点

 

令和2年11月

 サイバーエージェントの藤田社長のように、将棋とビジネスに共通点を見つける経営者は少なくない。
 藤井二冠の活躍で将棋を始める子どもが増えていますが、たとえプロになれなくても、将棋を学ぶことで論理的思考や勝負勘が身に付くと考える親は多く、これらの力はビジネスでもプラスになると考えているようです。
 特に将棋では、自分のことだけを考える習慣から抜け出せることらしい。常に相手の癖を踏まえてどんな手を指してくるのか考える。つまり相手の手相手のことをよく見て分析するというのは、同時に自分のこともよく理解する必要がある。この相手の手を読む習慣は、ビジネスにおいてもかなり重要になります。仕事は常に自分の都合や状況、心情をくみ取りながら進めなければいけないからです。
 囲碁にも思考法は将棋の思考法と似た部分がありますが、大きな違いは、将棋は駒に個性があることでしょう。囲碁は白と黒の碁石を使って戦うゲームですが、石の価値はどれも同じ。政治家は囲碁を好むとよくいわれますが、それは石の価値が選挙の一票と同等にどれも同じで、かつ陣取り合戦であるからと思われているようです。
 一方将棋は駒の価値がそれぞれ違っていて、動きにも個性があります。それらの駒を適材適所で使いながら、どうやって相手の王将を追い詰めていくか。それが将棋の面白いところらしい。
 最近の将棋は、駒を損することをいとわない戦い方が増えてきたと言われています。相手に駒をただで取られてしまう代わりに相手の陣営を崩す方法。
 投資家も、株式市場というマーケット相手に、自分の持っている駒(株式)で戦っています。株式市場では約3,800社の駒があって駒は選びたい放題だから、将棋の方が難しいかもしれません。

 

根を養う

 

令和2年10月

 テレビでたまたま高橋尚子さんが出演していた。シドニーオリンピックのマラソン競技の金メダリストであり、自分を支えてくれた三つの言葉について話していた。高校時代の陸上部の先生から教わった。常に噛みしめている。
 1. 何も咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。
 2. 強い風が吹いた時に本当の強い草がわかる。
 3. 丸い月夜も一夜だけ----いいことは長く続かない。
常に満足することなく、次の一歩を踏み出すこと。

 哲学者森信三師をして、日本の教育者の国宝と言わしめた東井義雄(とういよしお)氏も、子供たちに根を養うことの大事さを説き続けた教育者である。その東井氏の根を養ったと思わせるエピソードがある。
 小学1年生で母を亡くす。その後の20年間に六つの葬式を出した。東井少年はこの貧乏から抜け出すには勉強しなければと、小学5年生修了時に中学進学を決意した。いざ中学受験の際、父親からとても進学させるゆとりはない。こらえてくれ。と懇願され、三日三晩父親の枕元に座り続けたが、合格しても入学はしないという条件で受験し、合格したが中学進学は断念し、授業料がいらない姫路師範学校に進学。教育者の道に進む。20歳で卒業し、但馬地方の小中学校に勤務。
 その熱意溢れる教育指導が評価され47歳のとき広島大学よりペスタロッチ賞を受賞。
 校長時代に発行し続けた 培其根(ばいきこん)があり、文字通り其の根を養い育てるの意で、自分でガリ版を切って謄写印刷したもので、退職までの7年間続いた。

 また、毎年卒業していく子供たち一人一人に、自筆の色紙を手渡した。
※ ほんものは続く。づづけるとほんものになる。
※ あすがある、あさってがあると考えている間はなんにもありはしない。かんじんの 今 さえないんだから。
※ 自分は自分の主人公。世界でただ一人の自分を創っていく責任者。
※ 問題に追いかけられるのではなく、問題を追いかけていく。
卒業時にこのような言葉を贈られた子は、その言葉を根っこにして自分の人生を養っていったに違いない。
※ 一を粗末にしては二に進めない。三、四、五、六、七、八まで進んでも、まだ。九(苦)を超えなければ、十の喜びはつかめない。
※ 意味というものは、こちらから読みとるもの。ねうちというのも、こちらが発見するものだ。すばらしいもののなかにいても意味がよみとれず、ねうちが発見できないなら、瓦礫のなかにいるようなものだ。

 

パーキンソンの法則
を考える

 

令和2年9月

 今から62年程前に、英国の歴史・政治学者のパーキンソンが、イギリスの官僚組織の研究から生み出された法則。 

第一法則 仕事の量は、完成の為に与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。 
第二法則 支出の額は、収入の額に達するまで膨張する。 
第三法則 拡大は複雑を意味し、組織を腐敗させる。 
凡俗法則 組織はどうでもいい物事に対して、不釣り合いほど重点を置く。 

凡俗法則としての自転車置場の議論 
  原発設置計画の莫大な予算のかかる案件については、誰もがよくわからな
いから、シャンシャンと進んで行くが、自転車置場設置計画の様な、誰でもわかる話は、屋根の色や、素材はアルミ製か、トタン製にするか等、些細な話題の議論が中心で、そもそも自転車置場を作ること自体のアイデアの本質的な議論は、起こらない。 
 木を見て森を見ず、時間の浪費 とならないように、同じような議論になったらそれは、自転車置場の議論である。 
 パーキンソンはこの法則を説明するたとえ話として上記のような審議する様子を比較している。 
 組織は些細な物事に対して、不釣合いなほど重点を置く。 

 組織にとっての一番の害悪は、自分のセクション、自分の専門の領域からしか物事を考えない人間が出て来るところに発生する。組織全体にとって害になる。 
 目的による経営を推し進めていくと、チームワークが生じ、組織全体の心が一つになる。とくにサービス部門の場合は、自分たちの問題だけに熱心で、組織全体の目的を無視して仕事をする傾向があるから、目的による経営の考え方の重要度が高い。  

群盲、象を評す
 目の見えない人が、象の鼻を触って、
 象はこのような形の動物だと思ってしまう、 
 勘違いがある。何事も全体を見ないで判断しては
 いけないという、たとえ話。

 校長時代に発行し続けた 培其根(ばいきこん)があり、文字通り其の根を養い育てるの意で、自分でガリ版を切って謄写印刷したもので、退職までの7年間続いた。

 また、毎年卒業していく子供たち一人一人に、自筆の色紙を手渡した。
※ ほんものは続く。づづけるとほんものになる。
※ あすがある、あさってがあると考えている間はなんにもありはしない。かんじんの 今 さえないんだから。
※ 自分は自分の主人公。世界でただ一人の自分を創っていく責任者。
※ 問題に追いかけられるのではなく、問題を追いかけていく。
卒業時にこのような言葉を贈られた子は、その言葉を根っこにして自分の人生を養っていったに違いない。
※ 一を粗末にしては二に進めない。三、四、五、六、七、八まで進んでも、まだ。九(苦)を超えなければ、十の喜びはつかめない。
※ 意味というものは、こちらから読みとるもの。ねうちというのも、こちらが発見するものだ。すばらしいもののなかにいても意味がよみとれず、ねうちが発見できないなら、瓦礫のなかにいるようなものだ。

 

褒めることの 弊害

 

令和2年8月

 最近は親子関係でも職場でも、ほめて育てようというのがほとんど常識化して いる。
 こういう話があります。ある医者がある女性のカウンセリングをしていた時、いつもは一人でこられていたのですが、ある日、3歳の子供と二人できて、今日は預かってくれる人がいなかったので、子供と来ました。よかったでしょうか?と話したので、横にすわってもらいました。時間はだいたい1時間位。子供のリュックにお菓子やおもちゃ等いれてぐずぐずしたらそれであやそうとされていた。
 通常3歳ともなれば自分の置かれている状況の意味を理解できるそうです。だから大人がこの子は待てないと思ったら、子供は待てないふりをします。この子はきっと待てると思えば子供は待つことが出来るのです。
 この時の子供も1時間何事もなくおとなしく待てました。そうしたことが初めてだったようで、帰りがけに母親は子供に、偉かったね、良く待てたね。と声をかけていた。
 こういう話もあります。ある男性がうつ病でカウンセリングに一人で来ました。
 1時間のカウンセリングが終わった時、今日は電車で来たのですか?とたずねたら、妻が車で送ってくれて、下の駐車場で待っていると言いましたので、次回は奥様にも同席してもらって構いませんよ。と告げたら、次の回は二人で一緒に部屋に入ってこられました。カウンセリングが終わった時、夫は妻に 偉かったね。よく待てたね。 とは言いませんでした。もしそう言われたら妻は馬鹿にされたと思ったでしょう。
 叱ることと同じように、褒めることも、対人関係の構えが横ではなく、縦関係なのです。アドラーは100年前から、あらゆる対人関係は横の関係でなければならない。とはっきり言っています。褒めるというのは対等ではなく、能力のある人が能力のない人に、上から下に下す評価の言葉であると、アドラー心理学では考えているのです。
 たとえ子供であっても、対人関係の下に置かれることを好みません。ましてや部下を褒めるのはおかしいのです。それはあなたは無能だけれど、よくできたじゃないか、すごいね。という意味になって、対人関係の構えが縦、上下関係になるからです。褒めることが逆効果なのです。褒められていると、それを基準に行動を選ぶようになります。 褒められないと適切な行動をしなくなるのも、褒めることの弊害だと考えていいらしい。
 ある小学校で、ある男の子が廊下に落ちていたゴミを見つけて、ゴミ箱に捨てた。問題ない行動ですが、褒めて育てられた子は、その場でなにをするかというと、一瞬回りを見て、ゴミ箱に捨てるところを誰か見ていてくれているかどうかを確認するのです。もし見ていなければ通り過ぎ、先生なんかが見ていることがわかったら、これ見よがしにゴミ箱に捨て、褒めてもらうことを期待するようになる。 褒めるのではなく、ありがとう。と言えば親や上司の役に立てたと貢献感を感じるものです。
 自分が役立たずではなくて、誰かの役に立てていると感じられる時に、自分に価値があると思える。
 先程の3歳の子供にどういう言葉をかければいいかというと、ありがとう という言葉をいえば、そうか、1時間静かにしていたことで親の役に立てたのだ。と思う。これが貢献感。いつも失敗ばかりの部下であつても、時間通り出社して来たら、やはり有難い。
 貢献感を持てることで自分に価値があると思えたら、対人関係の中に入っていったり、仕事に取り組んだりする勇気を持てます。

 芥川龍之介の短編小説に、蜘蛛の糸 という作品があります。
蜘蛛の糸をたどって極楽に行こうとしたカンダタという罪人が、ふと下を見たら、同じ様な人がたくさんつかまっている。そんな風に上ってきたら切れるじゃないか と叫んだ途端に、ぷっつりと蜘蛛の糸は切れてしまった という話。
自分さえよければいいという考えは、実は自分にとってだけではなく、組織にとっても、デメリットだということを言ってみては如何ですか。

この話の教訓は

 ある時カンダタが深い林の中を通ると、小さな蜘蛛が一匹道端を這って行くのが見えました。そこで足を挙げて踏み殺そうと致しましたが、いや、いや、この蜘蛛も小さいながら、命あるものに違いない。その命をむやみにとるという事は、いくら何でも可哀そうだ。と思い返して、とうとうその蜘蛛を殺さずに助けてやった。このように蜘蛛との間に 縁 ができたのに。そういう心を持ちながら、自分ばかり地獄から抜け出そうとするカンダタの無慈悲な心が、その心相当な罰をうけて、元の地獄へ落ちてしまった。

 仏教ではこのような自分さえよければ という姿勢を我利我利と呼び、嫌われる。

 お釈迦さまは、この一部始終をじっと見て、カンダタが血の池の底へ沈んでいく様子に、悲しそうなお顔をなさり、またぶらぶらお歩きになり始めました。

カンダタの姿=我々の姿
 決して否定できない部分があるのではないか。自分に余裕があれば手を差し伸べますが、少しでも余裕がないと他人に厳しく 当たってしまいます。それを自覚し反省するからこそ、苦しくても他人に優しくできます。また他人の善意はありがたく、より感謝できるようにもなるのです。

 

人を変える原則 : 遠回しに注意を与える

 

令和2年7月

 パート@
 チャールズ・シュワップがある日の正午に工場を見回っていた時、数人の 従業員が煙草を吸っているのに出くわした。彼らの頭上には 禁煙 の掲示 が出ている。
 その時彼は、君たちはあの字が読めないのか。と言っただろうか?
 シュワップはそのような事は絶体言わない。
 その男たちのそばへ行って、ひとりひとりに葉巻を渡して、さあみんなで外へ出て吸ってきたまえ。 と言った。
 もちろん彼らが禁を破って悪いと自覚しているのを、シュワップは見抜いていたが、それには一言も触れないで、心づくしの葉巻まで与え、顔をたててやったのだから、彼ら心服されるのは当然の話である。

パートA
 ジョン・ワナメーカーは一日一度は、自分の店を見回ることにしていたが、ある日、ひとりの顧客がカウンターの前で待たされているのを見つけた。だれもその夫人に気が付かない。店員は向こうの隅に集まって、何かしきりに笑い興じている。ワナメーカーは何も言わずに、そっと売り場の中にはいって、注文を聞き、品物の包装を店員に頼んで、そのまま行ってしまった。

パートB
 工事が始まって最初の2、3日、ジェーコブ夫人が仕事から帰ってみると、庭は材木の切れ端が散らばってひどいありさまだった。彼女は苦情を言いたかったが、職人たちがいい仕事をしてくれるので、喧嘩はしたくなかった。そこで職人が帰ったあと、子供たちと一緒にきくずを拾い集め、きれいに庭の隅に積んでおいた。次の朝、現場監督の男を脇に呼んで言った。
 昨日は、あなた方の後始末がとてもよくて、きれいに片づいていたのでお隣から苦情も出ないで、とても喜んでいます。
 その日から、職人たちは後片づけをするようになり、仕事が終わると、監督がやってきて、片付いた庭を点検してくれるというのが日課になった。

 遠回しに注意を与える方法は、直接批判されることに強く反発する神経質な人たちには、驚くほど効果ががある。

 

個人事業の必要経費について

 

令和2年6月

 我々が個人事業のお客様からよく聞かれる質問の一つに、この支払は経費に入れられるのかどうか。というものがあります。
中には領収書があればすべて経費だと考える方もいますが、経費とするには一定の考え方があります。
 しかし、経費かどうかの判断は、そう簡単に割りきれるものではない。 何人かの税理士に意見を聞いてみても、色々な見解が出てくることもあります。以前に頼んでいた税理士には経費に入れていいと言われていた、とのお客様からの苦情もよくあることです。
 なぜか?一言で言ってしまうと、個別のケースごとに多くの要素を勘案して総合的に判断する必要があるからです。
 個人事業の収入から差し引ける経費は所得税法に定められています。
@ 総収入金額に係る売上原価その他当該総収入を得るために直接に要した費用の額
A その年における販売費、一般管理費、その他これらの所得を生ずべき業務について生じた費用の額
そうなると、必要経費にあたらない支出とは、家事費や、家事関連費です。 食料品、衣類、趣味などの個人消費は 家事費 とされる。生活費が経費でないことは、理解しやすいかと思います。が、個人の立場と、業務の遂 行上のものか明確に分けられない場合が出てくる。
 これまでの裁判例や税務署の考え方では、業務の遂行上 直接必要であるという点が非常に重視されてきました。だからその支出は業務の遂行上直接必要であることを主張出来るように用意しておくことが求められる。
 例えばプロスポーツ選手が体調維持管理のために支出したとする飲食代はその飲食物が一般の人が日常口にするようなものでは説明力に乏しいわけでその飲食が選手としてのパフォーマンス向上につながることが合理的に説明できるようにしておくべきです。
 必要経費に該当するかは、業務の種類、経費の内容、家族と使用人の構成、資産の状況などから総合的に判断されることになります。

 

人に好かれる人の習慣B 自慢話編

 

令和2年5月

 会話の中で敬遠される話題の一つが、自慢話。人に好かれるには、自慢話 を避ける。
 聞かれてもいないのに、俺の会社は一流といわれているけど。 仕事がデキると上司から期待されてて。親類に有名な○○がいてさ。センスがいいって言われるんだ。などと、本人は得意だが、聞いている立場ではあまりいい気持ちはしない。
 それは、自慢したがる人に限って、内実がともなっていないことが多いからだ。本当に能力がある人は、すでに周囲から評価されているので、自尊心は満たされている。わざわざ背伸びをしたり、自分を大きく見せようとする必要もないわけ。
 見栄をはる人、高慢な人、自慢話をしたがる人等は、劣等感が強く、自信がない。自分から進んで宣伝しないと、相手によく思われないのではないかと不安なので、常に自分のことばかりを優先して、他人の話を聞こうとしない。周囲にどう思われているかまでは考えていないので、相手が迷惑していることに気づきもしない。
 昔話や手柄話は、新しい時代の変化についていけなくなったり、昇進の道が閉ざされてしまったなど、現実に強い欲求不満を抱いている証拠である。人は自分の都合のいいようにものごとを解釈したがる傾向がある。昔はよかった式の話をするのは、過去の自分に戻りたいという心理のあらわれであり過去に救いを求めているわけである。
人の自慢話には耳を傾けるけど、いつまでもつき合わない。やがては自慢話の多い人を遠ざけてしまうことでしょう。
 ある調査で、小学校低学年のころは、相手の言葉を真に受けてしまうが、中学年になると、それほどでもないよ。と多少謙遜する方が、本当はもっとすごいんじゃないか。と思うようになる。高学年では、謙遜した人を好ましく思うだけでなく、自分が褒められたときも謙遜したほうが賢明だと思っていると答えた生徒が多かった。小学生の頃から気がつくひともいる。
 成功して高い評価を受けているひとは、みな、みなさんのおかげです。とさりげなく謙遜することができるわけです。
 ただし、謙遜ばかりしている人も、時には嫌味にとらわれることもあり、とくに年長者から褒められたときは、素直に、ありがとうございます。うれしいですと、喜ぶ方が好感をもたれるので、ケースバイケースで対応したい。

 

カーネギー トレーニング
A人に好かれる六原則

 

令和2年4月

A 誠実な関心を寄せる
 他人の関心を引くために、見当違いな努力を続けて、誤りに気づかない人が沢山いる。ニューヨークの電話会社でどんな言葉が一番多く使われているか、調査すると、案の定 わたし という言葉だった。同じように大勢と一緒に自分が写っている写真を見るとき、私たちはまづ最初にだれの顔を探す? 当然わかるでしょう。
 人間は、他人のことには関心を持たない。ひたすら自分のことに関心を持っているものだ-----朝も、昼も、晩も。
 アルフレッド・アドラーはこう言っている。
 他人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まねばならず、他人に対しても大きな迷惑をかける。人間のあらゆる失敗はそういう人たちの間から生まれる。 小説家として成功したいならば、他人に関心を持つ必要がある。とある編集長も言う。     

B 笑顔を忘れない
 笑顔の効果は強力。たとえ目に見えなくても、効果に変わりない。アメリカの電話会社が実施しているひとつの企画、電話パワーと名付けた企画、電話でセールスをするときは笑顔を忘れるな。笑顔は声にのって相手に伝わるものだ。赤ちゃんの笑顔も同じ効果。犬もかわいがられるゆえん。飼い主を見ると犬は喜んで夢中になる。

C 名前を覚える
 カーネギーの成功の秘訣は何か?鉄鋼王と呼ばれているが、本人は製鉄のことなどほとんど知らなかった。しかし、人の扱い方を知っていた。十歳で、すでに人間というものは自己の名前に並々ならぬ関心を持つことを発見していた。少年時代のある日、ウサギをつかまえたが、そのウサギは腹に子を持っていて、まもなくたくさんの子ウサギが小屋にいっぱいになった。えさが足りない。彼にはすばらしい考えがあった。 近所の子供たちにウサギのえさになる草をたくさん取ってきたら、その子の名をウサギにつけるといったのである。この計画は見事に当たった。

D 聞き手にまわる
 自分のことばかり話す人は、自分のことだけしか考えない。
 カーネギーさん、あなたのご旅行なさった素晴らしい場所や美しい景色などのお話し是非うかがわせて下さい。そのかたは最近ご夫婦でアフリカの旅から帰ってきたばかりと私に告げた。アフリカ と私は大声を上げた。
 それはおもしろい。まえから是非一度旅行したいと思っていたところです。以前アルジェに24時間いただけで、何も知りません。ひとつ、アフリカの話を聞かせて下さい。彼女はたっぷり45分間、アフリカの話を聞かせてくれた。私の旅行談を聞かせてくれとは二度と言わなかった。

E 相手の関心を見抜く
F 心からほめる
G 関心のありかを見抜く

 

妻のトリセツ パートA 
夫が気がつかない 妻を絶望させる セリフ 

 

令和2年2月

子供が小さい時期に
 妻 寝かせると泣くから、ずーつと抱っこしていて、腰がいたくなったよ。
 夫 @ 抱き癖がついたんじゃないの?泣いても抱くのやめたら ×
   A 明日、病院に行って、腰を診てもらえよ        ×

   B一日中、抱っこしていたの?
    そりゃ腰だって痛くなるよ。大変だったね ○

 @ は抱っこをしないようにする解決方法を提案しAは腰の痛みの解決方法であり 妻が必要なのは、解決策ではなく、共感してもらいたい。

つわりで苦しんでいるときも
       @ お袋が、つわりは病気でないって言っていたぞ ×
       A 気の持ちようだよ              ×

 つわりで苦しむ妻に対して、思いやりのつもりで自分だけ外食したり、弁当を自分だけ買ってきたりするのも NG。 妻の食べたいもの、飲みたいものを聞いて、可能な限り希望を叶えてあげなければならない。

 会社から帰ると、妻が椅子に乗って、廊下の天井の電球を替えている。夫は昨日切れるって言ってたなと思い出す。見かねて、やろうか?と声をかけると 自分でやるからいいと、心なし不機嫌で取り付く島がない。
 しばらくたってから、わかっているなら、やってくれたっていいんじゃない。と文句を言う。
 夫は 言ってくれれば、やったのに である。

 言わなくても察してほしい女性脳。言ってくれればは、察することを放棄した言葉であり僕はあなたになんの関心もない と同義語らしい。

 人間は誰でも、自分中心に考えているから、相手とのトラブルが起こることになる。ほんの少し、相手の立場で考える習慣が、人生が変わるポイント。特に大切な人との間では、欠かすことが出来ない考え方で、どうでもいい人までは、気を使うことはないかもしれません。

 

高い思想が自分の人生を決める
着けているかどうかの問題                  竹内日祥 上人 

 

令和1年11月

 思想を高める為には、人の話を、絶対に共感的に聞かなくては自分のものにならない。批判的に聞いてしまうと、自分の価値観で理解できるところだけを理解して、理解できないところは理解しようとしないでいるからです。
 それでは思想の本質が解からず、自分の価値観を振り返ることが出来ない為に、人との出逢いの意味を無くしてしまっている。批判的な聞き方では、理解出来ない話や気に入らない話を受け入れる気はないと、最初から先入観を持っているからです。
 それに対して共感的な聞き方とは、まず素直に聞く態度になり、相手の立場になり、相手の心になり、相手の思いを自分の思いと重ねて、相手の話を聞く聞き方です。仕事の仕方についても共感的な意識で、相手に接しているか、相手は瞬時に見抜いているようです。だから自己本位の人は、成功しない理由がここにあるようです。  日本人は、能力学習ばかり受けてきたから、批判的な聞き方があたり前になっていて、批判的な聞き方の出来る人が今までは、優れた人であった。高度成長期は、それでもやれた時代で、物の豊富な現代は、そうはいかない。
松下幸之助さんは、子供の頃から 相手の話を聞くときは 素直な態度でなければいけないよ。と親から教えられていた様です。我々は一人ひとり異なる価値観を持っています。過去の人生の中で無意識のうちに身に付けてしまったもの。
人間同士の価値観の差が大きい程、激しく正面衝突する。人間関係の中で生じるすべての問題は価値観の違いが原因となっている。だから友達も長続きしている人達は、価値観が近い人同士ではないですか。
 長さ100mのロープを上からぶらさげて、下に重いおもりをつけて振り回した場合半径100mの円が描ける。しかし半径1mのロープをぶら下げたら半径1mの円しか描けない。それと同じ様に価値観の影響力の大きさは振り回すことで描ける円の大きさと比例する。多くの人から評価され、認められ、尊敬される為には、振り回すことで描かれた円の中により多くの人が入れる広さがあるかないかが問われるのです。
 価値観という思想の物差しが狂っていれば、まず物事の優先順位を取り違います。元来、能力・技術や才覚には責任性がない。善でもなければ悪でもなく、使い方によっては悪用されて周りの人を傷つけかねない。
 能力的人間は、厳しい批判精神で相手を見ますが、その視線には優しさ、共感性はない。どこまでも合理性を追求する一番に求められるからです。すなわち相手をいくら冷たく徹底的に分析しても、相手の本質は見えないものです。

 

仕事と人生に生かす ドラッカーの教え
 成果を上げる人と上げない人の差は才能ではなく、
 いくつかの習慣的な姿勢と基礎的な方法を身に
 着けているかどうかの問題

 

令和1年10月

 世の中には頭の良いといわれる人が必ずしも成果をあげているわけでもないことに、 若きドラッカーは気づいた。その差はどうしてうまれるのか?何十年も人を観察し続 けた。60年ほど前に、ドラッカーは旧友に頼まれて上級管理者の働き方についての講 演をする機会を得て、ドラッカー自身がすでに身に着けていた自分では当たり前の話 をしたところ、大反響。こうして、ドラッカーの著作、経営者の条件がうまれた。
 この著作には、組織に属する一人ひとりがいかに成果をあげていくかが書かれている。 組織は人類が社会の為に生み出した道具ですから、すべての組織人はその道具を上手に 使って成果をだすことが求められている。
 成果の差を生み出しているのは、いわゆる業務知識や専門知識ではなく、別の能力で あることを指摘し、具体的に次の五つの能力を挙げた。

  @ 時間を管理する
  A 貢献に焦点を合わせる
  B 人の強みを生かす
  C 最も重要なことに集中する
  D 成果のあがる意思(考え、思い)決定をする

時間の使い方を変えなければ、新しい未来に出会うことができない。万人に平等に与えら れた時間の使い方が人生を決する。集中とは、どこに、どれだけの時間を使うのかを決めること。
 成果とは、自分が手にいれたいものではなく、外の世界に変化を起こすことで、一般的に は顧客に起こる変化である。飲食店であれば 美味しかった。学習塾であれば成績があが った。というような変化を起こすこと。成果は顧客に喜んでもらうために一人ひとりが、 どのような貢献ができるかを考え、行動することで得られるもの。私の場合、このような ドラッカーの考えを学んだら、それを関与先の社長さんはじめ幹部の方に伝えるという事 と思うのです。
 多くの方が時間管理に悩んでいます。時間管理の本質は活動管理。つまり成果に結びつくような時間の使い方をしているかを問うことでしょうか。
 松下幸之助翁の言葉に、根無し草には花は咲かない。信念がなければ人生に花は咲かない。があり、
 集中とは「人生の根を養う習慣的な姿勢。時間を投じて根気よく続けることで、花は咲き、葉は生い茂る」という事でしょうか。

 

ついに10% 消費税の カ ラ ク リ
消費税についての仕組みやその本質について

 

令和1年9月

 消費税8%は、国税部分と地方税からなり、それぞれ6.3%と1.7%で計8% となっていて、今年10月より7.8%と2.2%で10%の税率となった。
 消費税を払う納税義務者は個人事業者と法人で、課税対象は国内で事業者が 行った課税売上と輸入取引というのが大まかな概要。納付する税額は課税売上 の8%から、仕入れや経費に掛かった課税仕入れの8%を差し引いた残額。
 今回軽減税率を導入にするにあたり、我々税理士会は大反対した。もしやむなく 軽減税率を導入するなら、光熱費ならほとんど自動落ちばらいで、レジ関係なく 計算も複雑にならないと話したが、たくさん使う大企業優先だ、というバカな事 を言う議員もいて、取り入れてくれなかった。上記消費税の仕組みの通り、8% 払った企業は、納税で課税仕入れがその分少なくなり、差額を納税することに なるから差額の税額が増えるのに。
 平成元年から3%で始まった消費税は、30年をかけて、法人税や所得税と並 んで国の基幹税に成長した。導入した竹下首相は当時、最も公平な税制 と胸 を張ったが、資産や所得の差に左右されず一律平等で、国民の一定の理解は得ら れたようだ。しかし、消費税は消費者イコール納税者ではない。納税義務も事業 者にあり、そこに消費者の入り込む余地がなく、消費税分が上乗せされた価格を 払っているだけ。店から受け取るレシートにしても、消費者が納税を負担した分 というより、事業者が納める消費税の計算のための記載とみるのが理解できる。
 故・北野弘久日大名誉教授が、日本のサラリーマンの源泉徴収と年末調整の制 度について、納税者としての法的地位を保障されていないと、厳しく指摘したが 消費税についても同じことが言える。
 国民は消費税の真の負担者であるにもかかわらず、納税義務者ではないため税 について不服があっても不服審判所など国に対して直接文句を言えない。ある意 味、納税制度をスムースに適用していく為には、しょうがないのかもしれないが。
 零細企業の中には、税込み1万800円となるところ、1万円しか払ってくれな いこともあり、税込み1万円として本体価格9,260円に値引いて調整している。
 2017年度の国税新規発生滞納額は6155億円で、そのうち消費税は3623億円 約6割を占めている。税率が上がるにつれて、滞納額も増えてくるに違いない。

 

どうすればいい?
ポイント還元までひと月余り 

 

令和1年8月

 10%への消費税引き上げがあと1ヶ月あまり。増税による景気の低迷対策の柱とも呼べるキャシュレス決済に限り価格の2〜5%分をお客に付与するポイント還元ですが現状は店側にもお客にも制度の内容が周知されていないようだ。
 対象店舗はポスター掲示するとは言うが ポイント還元事業では、通常のキャシュレス決済で付くポイントに上乗せして、さらに2〜5%が追加で還元される。追加分は国が負担し、その対象となるのはクレジットカード、交通系ICカード、電子マネー、QRコード決済など。期間は今年10月〜来年6月までの期間限定。
 実際のポイント還元のやり方は2種類
 @ クレジットカードを使う時と同様に、
  支払額の2〜5%がポイントとして付与
 A 購入時その場で2〜5%分が値引きされて支払うやり方
 どちらになるかは決済手段などにより異なるらしく、現時点では定まっていない。
 消費者にとって分かりにくいのは、全ての店が行うキャッシュレス決済が対象でない。
 今回はあくまで中小企業対策であり、大企業は対象外。さらに中小企業でも全事業者が対象でない。事業者の登録が必要。中小企業者の店をえらばないといけない7月末まで登録申請した店舗は、約24万件、意外と少ない。全国に数百万あるというのに。
 もう一つお客が分かりにくいのは、消費税率に8%と10%の2つの税率が混在するように、ポイント還元にも2%と5%という複数の還元率がある点。
 個人が経営する店が全国チェーンのフランチャイズであったり、店は小さいが大資本の傘下店舗だったりということもある。フランチャイズの店舗には2%、そうでない中小事業者の店舗は5%という2種類の還元率を使う方針。全国にあるコンビニやガソリンスタンドなどの多くが2%の対象店舗となる。
5%の店は5%のポスター、2%の店は2%のポスターが掲示される予定とか。大変まぎらわしく、同じコンビニチェーンでも本部直営店は大企業扱いで、適用されない。
 中小事業者の多くが今でもキャシュレス決済の導入に踏み切らない理由のひとつに、カード会社に払う手数料負担がある。国は今回のポイント還元事業の導入に当たり、その手数料に3.25%までと上限を定めた上で、3分の1を国が負担するとしているが、それも9ヶ月限定措置。来年6月の特例期間終了後、多くのカード会社が手数料値上げに踏み切ることが予想される。

 

{ 明日をひらく言葉 }より パート T 

 

令和1年7月

@てんぷらは油を170°Cにすれば 
 3分でうまい海老天が揚がる。 
 40°Cの油に10時間海老を入れたって 
 てんぷらはくったりするだけ。 
 君の努力は40°C 

 飛行機が離陸する時には、上空を飛行する時の20倍ものエネルギーが要るという。
 会社の創業期や、不況期など、人生の勝負どころではこうした桁外れの熱意が必要となる。 テンポバスターズ社長 森下篤史は、戦いモードで仕事すると、表現している。 

 肯定人間になれ。他社否定はたとえどんな状況でも、相手にいい感情を残せない。 小さなことでも、自分が言ったことを否定されれば、顔も見たくなくなるし、逆に 肯定されると、ついいい気持になってしまう。でも、これが大変難しいんだ。 

 本物になりたいなら、仕事は手順通りにやれ。手抜き厳禁。きっちりやれ。そこそこで良いと考えるな。

Aチャンスは何回もない。 
 それを掴めるよう 普段から努力するしかない。
 元横綱・大鵬 納谷幸喜(なや・こうき)
 納谷さんのお話しを聞いた時、随所に
 努力という 言葉が出てくる。俺は天才ではない。
 努力家だ。と言う。 

B素直じゃないと 本当の技術が 入ってこない。 
 チョット知識があったり、中途半端な勉強をしていると素直に聞けねぇから
往々にして間違いが起こる。 

 鵤工舎(いかるがこうしゃ)舎主 小川三夫 
 小川さんは 最後の宮大工棟梁と称された 西岡常一さんに 弟子入りした時、これからは1年間は、テレビ、ラジオ、新聞に一切目をくれるな。と言われ、その言葉を素直に受け入れて修行に 打ち込んでこられた。
  この世の中、いくら豊富な知識があろうと、触れてみなければ分からないことばかり。素直に学ぶことは何より大切なのかもしれない。

 

命は吾より作す(めいはわれよりなす)
---運命は自分がつくる

 

令和1年6月

 君らな、僕が今から言う二つのことを守り通したら、松下電器の重役になれる。 

 一つは、いい会社に入ったと思い続けられるかどうかや。今はそう思っても、嫌な上司 に出遭ったり意に沿わない仕事をさせられたりしてなお、心から思えるかどうかはすご く大事なことや。 
 もう一つは、社会人になってお金が一番大事と思ったらあかん。 もちろんお金も大事だが、お金はなくしても取り戻せる。しかし、人生にはこれを失う と取り戻すのに大変苦労するものがある。それは信用や。信用を大事にせなあかん。 

 命について 安岡正篤(やすおかまさひろ)はこう言っている。 
 人間が浅はかで無力だと、いわゆる 宿命 になる。 
 人間が本当に磨かれてくると 運命 になる。 
 即ち、自分で自分の 命 を創造することができるようになる。 それを 命は吾より作す という。 

 では、どうすれば人間を磨き、自分の命を創造できるのか。古来、多くの先哲がその ヒントになる金言を残している。

 論語… 一は、人の生くるや直し---ひとのいくるやなおし 
 人が生きていく上でもっとも大事なものは、素直であること。と孔子は教える。 人間性、個性というが、心が歪んだりねじ曲がったりしていると、人間性も個性 も発輝されない。性格が歪んだ人は人生も歪む。孔子が素直を重んじた所以である。 

 趙州禅師(じょうしゅうぜんじ)… 弟子が名僧といわれた趙州禅師に、大困難が来たら どうしますか?と問う。禅師は一言 恰好(かっこう)と答えた。よしきた と いうことである。 
 人生に起きるまさかに、へなへなとなってはいけない。その姿勢こそ吾より命を作す 根拠となる。ということらしい。

 

働き方改革法が施行されたが 
懸念される中小企業への しわ寄せ

 

平成31年5月

 今年4月1日より働き方改革関連法が施行され、長時間労働の是正に向けた仕組みが動き出した。残業時間については、中小企業に先立って、大企業に罰則付きの上限規制が導入されている。中小企業は来年4月からの施行となるが、悠長に構えてはいられない。大企業の残業規制へのしわ寄せが中小企業に向かうことが危惧されているためである。 

 政府の目玉政策のひとつである働き方改革は、同一労働同一賃金と残業時間の短縮が大きな柱。いかに大企業であろうとも、この要請をこなすのは楽でない。危惧されるのは下請けである中小企業への無理強い。元請けの大企業が残業時間を短縮しながら賃上げをすれば、そのコスト上昇のしわ寄せは下請けに及ぶ可能性が高い。 

 自動車業界のある下請けは、その影響で仕事が増えたのはうれしいが、あまりにも急なため人を増やすこともできず、今は社員に残業してもらって処理している状態で来年は中小企業にも時間外規制が導入されるが、仕事をこなせるか心配している。 
建設業でも下請け企業への丸投げが増えているようだ。ここ数年下請けは土日にやらせても徹夜をさせても構わないという意識が以前よりも増している。 

 厚生労働省と経済産業省では、繁忙期や短納期の発注が考えられる業界団体に対して、中小企業に負担がかからないように配慮するよう要請しているが、どこまで実効性を発輝するか未定だ。 

 労働者の権利は益々高まり、労務裁判では会社側敗訴の判決が続いている。

 

お金持ちが肝に銘じているチョットした習慣
パートA

 

平成31年4月

 用もないのにコンビニに立ち寄らない。 
 帰宅途中に、コンビニを通りかかると、ふらりと立ち寄ってしまう人は少なくないのではないか。 

●コンビニは「買いたくなる」ようにできている 
 日頃から私は、スーパーやデパート、コンビニなどは「本当によくできた消費システム」だと感嘆している。 
 テキは「モノを買わせるプロ」なのだ。 
「コンビニは都会の夜の“誘蛾灯”的存在だ」という記事を読んだ記憶があるが、たしかに夜遅く、帰り道を急いでいるときなど、コンビニの光が見えるとなぜかほっとし、つい立ち寄ってします。 
 それも当然なのだ。コンビニは、なんとなく立ち寄りたくなる雰囲気を演出し、そのうえ、店に入ってきたお客を、けっして手ブラでは店から出さない。そんなシステムを実に巧妙につくり上げている。 
 こうした仕組みはスーパーやデパートなど、ほかの流通機関でも同じだ。 
 冷蔵庫をのぞいて、「豆腐がなかった」とスーパーに行ったとしよう。でも、豆腐だけですんだ試はなく、必ず500円、1000円と支払うことになる。 
 デパートもそうだ。「今日は見るだけ」と何度も自分に言い聞かせてデパートに立ち寄る。そんな日でも、何も買わずに店から出てくるのは至難の業だ。 
 なんとか自分をコントロールして衝動買いこそしなかったものの、デパ地下で、ふだんなら買わないような高い惣菜を買ってしまうなど、必ず何かは買っている。 
 競争が激しい中で生き残っていくために、コンビニやスーパー、デパートなども必死で “買わせるテクニック”を磨いている。私たちはみな、難なく、その手にはまってしまうのだ。 

●夜中でもすぐに買いにいくのは日本人だけ 
 ちなみにコンビニは中国やタイなどではよく見かけるが、アメリカ本土やヨーロッパでは類似の業態さえ、あまり見かけない。 
 つい最近、ロンドンに行ってきたが、ロンドンでは、住宅街につながる駅近などに中規模スーパーなどが「○○スーパーExpress」というような名称で、午前7時〜午後11時まで開店している店舗を見かけることがあるくらいだ。ただし、扱っているのは食品だけ。 
 欧米の成熟したライフスタイルでは「何がなんでも、いますぐ手に入れなければならない」という考え方そのものがない。「24時間営業」という発想さえもないので、日本の事情を話すと「なぜ、夜中に買い物をしなければならないの?」と、理解できないという表情を浮かべられる。 

●百均登場後、モノを大切にしなくなった 
 最大のマイナスは、モノを大事にしなくなってしまったことだ。特に目立つのは、文房具の扱い。 
 ボールペンなど、いつも数本はデスクの上に転がっているし、はさみやホチキスなどもちょっと見つからないと、「探すより買っていたほうが早い」と、すぐに百均ショップに走ってしまう。 
 ところが帰宅して、ちょっとデスクを片付けると、それまで使っていたハサミやホチキスがちゃんと姿を現すのだ。こういうだらしのなさには、われながらイヤ気がさす。 
 周囲でも、百均ショップの登場以降、「モノを大事にしなくなった」という声は少なくない。「あ、いいよ。また、百均で買ってくればいいんだから」が口グセになっていないだろうか。ちょっと振り返ってみよう。

 

自己破産する人に共通する だらしなさ

 

平成31年3月

お金持ちが肝に銘じているチョットした習慣 より

@過去20年間で約300万人が自己破産している事実
 借金がふくらんでクビが回らなくなり、自ら裁判所に申し立てて破産する自己破産は、以後は借金の取り立てから解放され、生活を再建する道を歩き始めることができるが、その一方で、マイホームなど資産価値の高い財産を手放さねばならない。その上免責を受けるまでの期間、官報に名前が掲載され、一定の職業にもつけない等のデメリットはある。

A自己破産する人の特徴
 複数の生命保険に加入している。AТМなどの時間外手数料に無頓着。小さな出費に関する自己管理が甘い。生命保険はリスクへッジとして必要だが、複数の保険に加入しているのは、営業社員の勧誘に負けたり、収入の変化にも見直しをせず、ずるずると支払いを続けている。収入と支出の管理ができていない。
 AТМの時間外手数料も同様で、平日の昼に引き出せば手数料はかからないのに、休日や夜間、あるいは手数料のかかるコンビニで下ろすことが多い。1回に引き出すのは数千円から1万円程度と小だしにする傾向も見受けられる。

B部屋が汚い人は年収が低い
 トイレ、ふろ場、キッチンなどの水回りが汚い。漫画、ゲームなど趣味系のアイテムが多い。無駄なものを買わない暮らしは部屋もキレイにする。ビニール傘をため込まない。折りたたみ傘を持つようにすれば無駄は防げる。用済みのビニール傘は、手元におかない。手放すなら、できるだけ最後まで生きる形で、と心がけて、豊かな人間関係を築く工夫を考える。

Cお金持ちは忘れ物をしない
 一日の終わりに整理することを習慣にしているから、Aさんに参考資料を送る、Bさんに○○について返事をするというようなこともチェックでき約束を忘れることがない。

 

とりあえずの期限内申告など
絶対にやってはいけない 話

 

平成31年2月

 納税者の中には、申告期限を過ぎると、加算税がつくから、税理士に無申告にならないように、いい加減なものでもいいので期限内申告して下さい、ということを言う人もいるらしい。  
 実際のところ、考えられるリスクとして最も大きなものは、とりあえずの期限内申告は、法人税の申告は確定した決算に基づき申告すべきだ という確定決算基準に矛盾しているということから、我々税理士は税理士法に違反することになります。
  いい加減な申告であることは、申告として無効になるといった指導もあります。実際の申告内容が真実とは異なっていることを知りながら適当な決算書を添付しているから不正行為があると、判断でき重加算税の対象になることも考えられる。いづれにしても、税額を確定させるという意味でも、とりあえずの期限内申告など絶対にやってはいけません。

 

年末調整 キホンの 疑問

 

平成30年12月

@年末調整を怠ると何か罰則があるのか?
 年末調整すべき会社や事業主に重い罰則が設けられている。会社が社員の年末調整を怠ったことで納めるべき税額が少なくなったとしても、従業員には何の罰則もない。しかし会社には10年以下もしくは200万円以下の罰金が用意されている。
 年末調整をしないで、確定申告が必要な人が確定申告しないでいると、本人にも追徴課税や刑罰の対象になります。年末調整の対象になるのは、原則として12月末日までに会社に勤めているすべての人。パートやアルバイトも含まれる。例外として年間の給与所得が2000万円を超えている人は対象外で、確定申告が必要です。 

A今年、平成30年から配偶者控除を受ける人の提出書類が増えました
 配偶者が所得38万円(給与で103万円)を超えても、給与で150万以下で、控除を受ける人(夫など)が所得900万以下なら、配偶者特別控除で同額の控除が受けられるようになりました。

B年の途中で亡くなった親の扶養はどう扱うのか?
 扶養親族の判断はその年の12月31日に行いますが、扶養親族の死亡に関しては、その年は扶養親族として扱われる。年内に離婚した場合は、離婚した年から、配偶者控除がうけられません。

C遺族年金をもらう母親は扶養親族に出来るか?
 厚生年金や共済年金などの遺族年金は所得税も相続税も課されない非課税所得 に当たるので、扶養に出来ます。だだし、自分が掛けた厚生年金や国民年金の年金収入は課税されるので、金額により扶養に出来なくなります。

D中学生の息子は扶養に入れない?
 扶養控除を受けられる扶養親族とは、その年の12月31日時点で16歳以上であることが条件。  赤ちゃんや小中学生の子は子供手当の創設により2011年から扶養が廃止された。

 

認知症の備え 出来ていますか? 
放置すると預金口座が凍結

 

平成30年10月

五人に一人が発症する時代

 厚老省の推計になると、認知症の患者数は2025年には670万人に及ぶらしい。糖尿病患者の増加を加味すると、730万人高齢者の5人に1人が認知症となる時代が迫っている。

 認知症の親の介護のためにお金が必要になった時、親の口座のお金を使おうと金融機関に出向いたとする。いくら親の為に使うと説明しても、銀行は「ご本人の意思に基づく委任がなければ、支払いできません」などと出金を断るだろう。
 銀行としては預金保護のための対応だが、認知症で意思能力がない人はそもそも 「委任」という法律行為ができないため、預金は実質的に凍結状態になる。
 認知症を発症した人の口座からお金を引き出すには、本人に代わって財産を管理する後見人を家庭裁判所が選ぶ「法定後見」の制度を利用するしかない。家庭裁判の判断によっては親族以外の人が財産を管理することになる可能性がある。確実に親族に後見人になってもらいたいのであれば、認知症になってから後見人を選ぶ法定後見ではなく、認知症になる前に本人が後見人を選んでおく「任意後見」を利用する必要がある。
 預金口座の引き出し以外にも、不動産の売買、法的効果を持つ遺言の作成、生命保険への加入などの一切の法律行為が出来なくなる。
 もっとも、認知症というだけでただちに契約が無効となるわけではない。契約が有効か否かは最終的には裁判で争うことになる。

社長に発症の疑いがあったら…

 意思能力が完全になくなった後だと、社長の自社株は誰にも移動できなくなる。認知症は自覚出来ないことも多く、社長が病院に行くことを拒み、引き継ぎが行われないことがある。社長自らが率先して事前に対策を講じておくしかない。後継者としては早い段階で経営権を握っておきたいところである。

 

目標とは自ら立てるもの 駒井俊雄

 

平成30年9月

 ステンレス製魔法瓶の生みの親で、現在世界トップの製造販売実績を誇るサーモス。20年前は身売りを検討されるほどの赤字事業だったにもかかわらず、僅か7年で世界一へと昇りつめた奇跡の企業である。私はそのサーモスの営業部員として、仲間とともに世界トップに至るまでの軌跡を現場で体感するという得難い経験をさせていただいた。私がサーモス(当時・日本酸素サーモス事業部)に入社したのは1989年。既に後発の類似品に市場を奪われ、万年3位に甘んじており、社内には活気が失われていた時だった。それでも私は営業部に配属されると、がむしゃらに仕事に没頭し、実績を重ねた。皆が嫌厭するバイヤーやお店にも積極的に足を運び、他社の営業マンが朝7時から得意先を訪問していると知るとそれに倣ったこともある。ところが、センスや要領のよさを武器に勢い任せな我流の営業をしていたせいか、部下や後輩指導に苦戦し、次第に行き詰まりを感じるようになった。自分の部下が他の部員に教えを乞うている現場を見た時は言葉を失った。 

 そこからである。営業を一から学び直そうと決意して、本屋で一番高かったマーケティングの父・コトラーの『マーケティング原理』(9,500円)を購入し、貪るように読んだ。 その時に初めて、それまで感覚で行っていた営業の原理を理解できたのである。 勉強するにつれ、会社に明確な目標や戦略がないことに疑問が生じ、同年12月、 戦略勉強会が主体となって会社の目標・戦略を立てようと決めた。 そこで縦横に夢を語り合って生まれたのが、 「魔法瓶業会で世界シェア1位になる!!」というゴールであった。 休日返上で街頭アンケートを実地したり、市場で販売されている魔法瓶をすべて買い集め、自社製品との違いを研究したりもした。2000年には、スポーツボトルというコップを使わず直接飲める新商品が爆発的なヒットを記録し、2001年、サーモス事業部は業績好調下で分離独立した。そうして遂に、2003年、出荷シェア50%を超えて国内トップメーカーになったのである。当時、海外ではステンレス製魔法瓶がまだ日本ほど普及していなかったこともあって、日本一とはつまり、世界一でもあったのだ。

 勝因は先述のもの以外にも多々あるが、最大の理由を挙げるとすれば、「会社から与えられた目標ではなく、自分たちでつくった目標だった」ことであろう。やらされ意識で仕事をする者はおらず、皆が自発的に行動した集大成だったと言える。

 世界一になる直前、私はサーモスで体験した急成長を他の企業にも経験してほしい、そして私自身もそのワクワクをもう一度味わいたいとの思いから、39歳でコンサルタントとして独立を決意した。今年で15年目を迎えるが、私はコンサルティングとは戦略を練ることではなく、人の心を動かし、やる気にさせる仕事だと思っている。サーモス時代の経験から、社員が自発的に目標に向かって動ける組織ほど強いものはないと確信しているが、これまで300社以上の会社に携わってきた中で、伸びる会社の共通項は、第一に社員に活力があることだと学んだ。サーモスが起こした奇跡も、目標を会社から与えられていたとしたら、達成し得たかどうか分からない。

 コンサルタントの仕事はすぐに結果が出ない上に、訪問先企業の社員から猛反対を受けることもあり、容易な仕事ではない。しかしクライアントと汗水垂らして改善を行い、業績を回復していく過程には、他に代え難い喜びがある。

(こまい・としお=クリエート・バリュー社長)

 

僕を変えてくれた母の生き方
ものまねタレント・俳優 滝川広志(コロッケ)
昭和35年熊本県生まれ

 

平成30年9月

人生の原点となった母の教えは、僕の生き方を大きく変えてくれた
 芸能界に入って38年。無我夢中で走ってきましたが、ふと振り返ると、かつては、 賑やかし  として扱われていたものまねが、いまや一つのエンターテイメントとして確立し、舞台やコンサートを開けるようになりました。
 僕が人とは少し違う考え方をするようになったのは、母の存在です。子供の頃、我が家は大変な貧乏でしたが、母は愚痴一つこぼすことなく、女手一つで僕たち姉弟を育ててくれました。父は物心ついた頃には行方不明同然で、母は看護助手をしながら生活。困った時、どうしようかと3日は考える。でも4日目には悩むの止めて、一歩前に進むことを考える。悩んだってしょんなか。それが母の哲学でした。

左耳がきこえるからいいや
 中二の時、突然耳鳴りがして右耳に激痛が走った。その場に倒れ込んで、即入院。母は今まで痛みを打ち明けられずにいた僕の気持ちを分かっていたでしょうし、そうさせてしまった自分を責めていたに違いありません。息子の右耳が聞こえないと宣告された時、どんな気持ちだったのだろうかと思うと、今でも胸が痛みます。僕は 左耳が聞こえるからいいや。とすぐ気持ちを切り替えて、自分から先回りして相手の右側に座る、それも相手に気づかれないようにふざけたりしながら、自然に振る舞う。この呼吸は、その後お笑いの世界に入ってから大変役に立ちました。
 高二のときには、家族に内緒で近くのスナックに行き、アルバイトでママにレコードをかけてもらい、お客さんの前でものまねを披露し、いろいろな店からお呼びがかかり、高校を出るころにはタキちゃんと言えば、熊本の夜の世界で知らない人はいないくらいになっていたんです。

 高校を出て芸能界入りを模索していた頃、知人をとおして赤塚不二夫さん、タモリさん、所ジョージさんにものまねを見てもらう機会があり、初めて上京した。3人ともニコニコ笑って見てくれましたが、最後に言われた、似ているけど、面白くないよね。という一言は、胸にグサリと突き刺さった。
 しかし、この言葉は僕を奮い立たせた。面白いものまねは何だろうと考え、やれると確信した僕は荷物を持って上京する。半年後のお笑いスター誕生というテレビ番組で銀賞を獲り、ものまね王座決定戦で優勝してからは、皆さんにコロッケという名前を認識してもらえるようになった。そのコロッケという芸名は、表情がコロコロ変わって面白いという理由で、かつてのショウパブのマスターが付けてくれたものです。

昔から我が家の柱には母の字が書かれ、黄ばんだ紙が貼られていた

 あせるな
 おこるな
 いばるな
 くさるな
 まけるな 
           
 子供のころは「あおいくま」と縦に読んで いた位で、他の人を対象として考えていまし たが、他人ではなく自分自身にむけての戒めの言葉であることに、ようやく気づくことができるようになりました。

 

定年後 うまくいく人、いかない人より
郡山史郎(1935年生 83歳)

 

平成30年7月

 今年で83歳になるが、現役で、週に5日、都内の会社まで電車で通勤している。 
 仕事柄、多くの定年前後の人を見ているうちに、定年後にあっさり仕事が見つかる人と見つからない人がいて、やってはいけないことが、仕事やお金等様々な面からよく分かりました。それは、定年近くなのに、次のようなことは、NGである。 

 @やりたい仕事、給与にこだわり、転職を繰り返す。 
 A年金がもらえるまで、会社の雇用延長制度を利用しようとする。 
 B過去の人脈を頼りに、仕事を紹介してもらおうとする。 
 C何かに役立てようと、資格、勉強に時間とお金を使う。 

 最初に今までと同じように、好待遇を望み、それが叶わないとわかると、少しずつ 条件を下げていくような方は、得策ではない。定年を迎えたら、もう一度新入社員になったつもりで、待遇にあまりこだわらず、なんでもチャレンジしてみること。 
 大企業の子会社の社長だった人や大企業の部長だった人は、今までの年収2000万円からそうとう条件を下げて1000万円くらいでも構わないなどとそろって口にするが本人としては大幅に譲歩したつもりだが、それでも自分の要求が高すぎるということに気が付かない。高給を貰っていた人は、自分には能力がある。価値がある。と錯覚している。極端なことを言えば、そのポストは誰がやってもよかった。自分が辞めても次の誰かが以前に変わりなく、まわり続けていく。
 
 定年前の肩書き、年収にとらわれる不幸。 
 偉い人だが、現場では使えない。 
 能力ではなく、適正がなくなった。
 求人側の要望に合わない。 
 仕事へのブランク期間は、デメリットで、即戦力としてのセンスが鈍っている。 
 その年で、自分で起業しようなどと、考えてはいけない。
 退職金をあてにしない。 
 起業して成功する人は、若いうちに起業している。 キーワードは、安い、やめない、休まない。 
 定年後の人材に何を期待しているか。 
 @やる気がある。 
 A態度や物腰が柔らかく、社会人として適切なコミュ二ケーションが
  とれる。 
 B依頼業務をきちんとこなし、まわりと強調しながら仕事に取り組む。 
 C身だしなみがキチンとして、清潔感がある。 
 D人材紹介業には、なるべくお世話にならない。3回以上は要注意。

 

父と子

 

平成30年6月

 中学校の校長をしていた小林さん。自分が負けず嫌いだったから、自分の娘に対しても小さい時から、偉くなれ と言って育ててきた。 
 小学校から高校まで、娘は順調に伸びていった。しかし、東京の大学に進むとそうはいかなくなった。いくら努力しても自分より優れた人が数多いる。 
 娘は絶望して、電車に投身自殺をした。 
「両親の期待にそうことができなくなりました。人生を逃避することは卑怯ですが、いまの私にはこれよりほかに道はありません」 
 残された手紙にはそうあり、続けてこう書かれていた。 
「お母さんほんとうにお世話さまでした。いま私はお母さんに一目会いたい。会ってお母さんの胸に飛びつきたい。お母さんさようなら」 
 これを読んだ母親は狂わんばかりに娘の名を呼び号泣した。 
 この父は東京家政教育研究所の創設者、小林謙策氏(故人) 

 小林さんは言う。 
 子供は這えば立ちたくなり、立てば歩きたくなり、歩けば飛びたくなる。 これが子供の自然な姿。子供は無限の可能性を持って伸びようとしている。 それなのに私は愚かにも、人より偉くなれと言い続けてきた。自分の最善を尽くしなさい。だけで、娘は十分に伸びることができたはず。私は娘の死によって、家庭教育の重要性を痛感しました。 

 以後、小林さんは家庭教育の探求と普及に生涯を捧げ、平成元年に亡くなられた。 
 自分の最善を尽くしなさい ---- 一人娘の自殺という悲劇のどん底で掴んだ父とし の覚醒である。 

 十億の人には十億の父がいるが、その父と子のありようは千差万別である。父と子の理想の姿というものはあるのだろうか。 

 安岡正篤師はその著 日本の父母に の中で、父は子どもの敬の的、母は愛の座と、説いている。父は子どもの尊敬の対象であれ、母は子どもを愛で包む存在であれ、という。 
  愛だけでは人は育たない。愛とともに敬するものを持って初めて人は人となり、成長する。いつも胸にたたんで、忘れずに守りたい教えである。

 

稲盛和夫さんが、
80年間も「ありがとうと」唱えられる理由

 

平成30年4月

 先月、稲盛さんの話をファクス情報でとりあげました。 
 人はなぜ生きるのか?どう生きればよいのか?を語っていました。 
 経営と関係ない と違和感を覚えた方もいたかもしれませんが、会社が人間の集合体である以上、経営者は人間を知ることは当たり前だと思いました。 
 稲盛さんは小学生になる前から80年間、一日も欠かさず「なんまん なんまん ありがとう」と唱えて続けているとのこと、その継続力に驚 きます。どうして長く続けられるのか。 

 京セラ関係者によると、感受性が人一倍強いのではないか と言われます。昔の話を事細かに記憶している。情景描写だけではなく、そのときの自分の感情を交えながら、目の前に絵を描くようにありありと表現する。だから自分の心をわずかでも動かしたものは、深く記憶に刻むことができるのでしょうか。中でも80年前の稲盛少年の心に 

「なんまん〜」の教えはひときわ強く響き、毎日唱え続けるエネルギーを生んだのかもしれません。受けた恩は、石に刻め、かけた情けは水に流せ。と言われているように、それが出来る人こそが、良い人生を送れるのでしょう。 
 そうした心を持つようにして、目の前の仕事に一生懸命に取り組めば、欲望にまみれた心が変わっていくのでしょう。 

 稲盛和夫さんのように、決して現状で良しとせず、もっと心を高めなければと自らを奮い立たせる力が並外れている。年を重ねるごとにその評判が高まっているのも理解できます。 
 稲盛さんとは人間の出来栄えが天と地ほども違いますが、私も、早速、森羅万象に感謝することを日課にしたいと思いました。

 

食品ロスとの闘い : ニッポン転換の時
(ガイアの夜明けより)

 

平成30年3月

 日本で食べられるのに捨てられている 食品ロス は621万トンで、1300万人の東京都民が1年間に食べる量に四敵する量。この捨てられる食べ物をビジネスで解決しようと、動き出した人達がいる。 

 スマホで簡単にレストランの予約ができる今、当日のキャンセルが多発しているという。中には予約して連絡もせず来店しない ノーショー と呼ばれるケースもある。鮮度が命の食材は、仕入れたその日に料理したものが多く、やむなく捨てられてしまうことになる。今、飲食店はドタキャン問題に頭を抱えている。 
 コークッキングの川越一磨社長(26歳)は、こうした食品ロスを減らすためのサービス たべて という情報をアップした。突然のキャンセルなどで料理が余った店は たべて のホームページ情報をアップして、それを見た一般ユーザーお客がWEB決済して期限までに店頭に取りに行く。1,000円のものなら700円程度でお客に販売する。売値の35%が(700円なら245円)をローヤルテーとしてたべての会社に払う。しかし、料理を格安で提供して、35%のローヤルテーを払う店にとって、店のブランド価値が下がることを懸念するオーナーには、なかなか受け入れてもらえない。35%のローヤルテーを低く下げれば、食品ロスではない食品を売ろうという内容になりかねない。しかし、徐々に理解してもらう店が増えてきた。 

食品ロスを生む流通業界の悪しき慣習に切り込んだ女性社長 
 加工食品のロスの問題は、業界の慣習によって助長されてきた。3分の1ルールというものがある。賞味期限の3分の1までを小売店への納品期限、次の3分の1を消費者への販売期限としなければならない。例えば賞味期限6ヶ月の食品ならば製造してから2ヶ月以内に小売店に納品しなければならず、次の2ヶ月のうちに消費者に売らなければならない。その期限を過ぎると返品や廃棄処分となる。賞味期限内にもかかわらず、膨大な食品が捨てられている。法的にも科学的にも根拠のない過剰な安全対策。 
 そこで、ココナッツオイルやリンゴソースの販売を手掛ける食品メーカーを経営する萩野みどり社長(35歳)は3分の1ルールにより捨てられてしまう多くの食品の、ロスを無くすために本格的にプロジェクトを立ち上げた。

 

ライザップグループ 社長/瀬戸 健(たけし)
三日坊主で終わらせないノウハウ
(FAX情報より)

 

平成30年2月

 今や会員9万6千人、年商1,000億円に迫るライザップグループ。 
2ヶ月30万円で絶対痩せられる。という独創的なダイエットで急拡大。今ではゴルフから英会話まで、挑戦したくても三日坊主に終わってしまいがちな様々なジャンルでビジネスを展開しているところにポイントがある。 

万年最下位のダメ少年が、人を変えた感動の体験の道のり 
 瀬戸社長は、北九州で実家はパン屋を営んでいる。中高では万年ビリという落ちこぼれだったが、高校時代に付き合った彼女は、身長150センチで70キロ台という太った体型だった。頑張って痩せてみようよ。と彼女にダイエット を徹底サポートして、研究した。結果劇的に痩せさせることに成功し、とても 美しくなった彼女は、性格まで明るくなった。自分が人を変えることが出来た ことに感動した。猛勉強で大学に進んだ瀬戸は、人を健康に変えるビジネスを したいと、中退して 健康コーポレーションを創業。たまたま満腹感のあるクッキーをダイエット食品としてヒツトさせ4年で年商100億円までになった。 
 しかし、その後他の会社が類似品を出し、大打撃をうけ、売り上げは1割になり 従業員は辞めて、倒産の危機になるなど、波乱の歴史を経た。8年ほど前に、 今のライザップのビジネスにたどり着く。その基は高校時代の彼女を激変させ た体験だった。 

目標達成に責任を持つ。三日坊主市場を創造した瀬戸 
 おなかの出た中年男性が劇的な体系に生まれ変わるユニークなCМと、納得できなければ30日間全額返金保証という、今までにない仕組みで急拡大した。今ではそのノウハウで健康作りをし高齢者の医療費削減を目指そうという地方自治体とのプロジェクトも動き始めている。 

マンツーマンでつくトレーナーの育成がポイント 
 ダイエットの基本理論は、誰でも勉強すればわかることを、そのわかっていてもなかなか実行できないことを、トレーナーが一緒に伴奏して目標に導くための三日坊主で終わらせないノウハウにある。そのためにライザップが最大の投資をしているのがトレーナーの育成。相手の立場で指導できない人は受け入れない。 

トレーナーになれる人は、なんと3%の狭き門 
 いろいろな意味で目立つ会社であるが、瀬戸社長はギラギラした感じの人と思っていたが、情熱に充ちた普通の経営者。高い車や高級腕時計など、いわゆる地位財には興味がなく、他社の喜びに関与したいという思いが感じられる。貧乏時代の経験から、今でも一貫した価値観が変わっていない。すごい39歳。

 

ナポレオン・ヒルの成功プログラム
{思考は現実化する}

 

平成29年12月

 アンドリュー・カーネギーが基礎を作り、ナポレオン・ヒル博士が発展させ体系化したこの成功哲学は、Wクレメントストーンに引き継がれ現代社会の経営者達にも大いに活用して、大きな成果をあげている。 

奇跡を起こすエネルギーは我々の心の中にある 
 潜在能力は誰でも持っているが、それを具現化しない限り、無意味である。 

我々の手のこぶしを開いてみよう。 
 手のこぶしは、ただのこぶし。誰かを殴り倒したり、物を動かしたりは出来るが、そうたいした事はできない。 
 そのこぶしを作る前は、開いた手。開いた手は、素晴らしい道具。こぶしで出来なかったことが無限といえるほど可能になる。心もそれと同じ。 
 固く閉ざされていては、ほんの初歩的なことしかできないでいる。 

考える習慣 
 人生の試練や苦難に耐え、それから自分にとって、よいものを生み出す力が与えられる。考える事が絶対に必要なこと。学び、計画し、実行に移す習慣を身につければ、我々の生活に変化が現れる。 
 これは、自分にとって何を意味するかという問いかけを常にすべき。 逆境に、あればあるほど貴重な経験を重ねることができる。この世の中に代償を伴わない成果はない。 

自己満足 == 明日への希望をなくす 
 1センチ余分に進む == 1センチは比喩で、何事もプラスアルファ―を考えて行動する事。 自分が実現したいという願望を取得する「最終期限」を決める事。

 

人 間 力

 

平成29年12月

 どんなにAIが発達しても、最後に残るのは人間力。人間力の弱い人は、世間からはじき出されますよ! 

そもそも「人間力」とはなにか? 
 仕事ができる人について考察するとき、よく「できる人は人間力がすぐれている」と表現することがあります。では「人間力」とは何なのでしょうか?2003年、内閣府は「人間力戦略研究会」を設置し、報告書のなかで「人間力」について、次のように定義しています。 
「人間力とは、社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」今回は人間力とは何か、人間力を高めるにはどうすればよいか考えていきましょう。 

★人間力のそのベースになるのが「気づき」。
 人は自己中心に何事も考えるが、それを相手の立場で考える思考がどの程度できるか?そこに何事もいち早く気づき、行動する姿勢にある。 

 人間力戦略研究会では、人間力を構成する要素として、次の3つを挙げています。 

1. 知的能力的要素・・・基礎学力、専門知識やノウハウ、学力や知識を継続的に高めていく力、論理的思考力、創造力 
2. 社会・対人関係的要素・・・コミュニケーションスキル、リーダーシップ、公共心、規範意識、他者を尊重しお互いを高め合う力 
3. 自己制御的要素・・・1.2を発揮するための意欲、忍耐力、自分らしい生き方や成功を追求する力
 
こうした要素が高い人は、自分に与えられた仕事ができることはもちろん、リーダーシップを発揮してプロジェクトを勧める力があるとされています。役職が高いほど、こうした能力が必要とされています。 

できる人の行動を知ることは、人間力を高める第一歩 
 自分ならどう行動しているかも振り返ってみてください。できる人が実行していて、自分には足りないと思ったことはすぐに試してみましょう。まねることを続けていると、やがては自分のものになります。いいと思ったことはすぐに行動に移すこと。じつはこれも「人間力」を高める上で、有効な行動なのです。 

人間力を高めるためのポイント@「相手のことを思いやる」 
 人間力を高めるために必要な要素のひとつに「社会・対人関係力」があります。平たく言えば「相手のことを思いやる力」。職場はもちろん、顧客、取引先など人はつねに「誰か」と関わって仕事をしています。 
 たとえば営業職の場合、お客さまが何を求めているのか、どうすれば喜んでもらえるのかを考えることは仕事の原点ともいえます。求めていることが明確になると、あとはそのゴールに向かって進んでいけばよいのです。 
 社内の組織に目を移してみると、よい上司は部下の話をよく聞きます。部下のことをよく知り、彼や彼女の特性に役割を与え、プロジェクトを成功へと導きます。 
 相手に思いをめぐらすことは、自分が何をすべきかを考えるうえでも大切なことなのです。 

人間力を高めるためのポイントA「自分自身を評価する」 
 人間を構成する3つの要素、自分はどれぐらい満たしているか?自分自身を評価することは、人間力を高めるうえで大切なことです。自分の強みと弱みを知れば、強みはより伸ばそうと思い、弱みは克服しようと努力します。 
 自分自身を分析するときは、単なる長所・短所を洗い出すだけでなく「自分はこういう行動の思考のパターンを取りやすい」といった考察にまで踏み込んでみてください。さらに「自分自身」という言葉は、「自社の製品」や「自分の部署」などに拡大して考えることもできます。 

人間力を高めるためのポイントB「常に自分を高める」 
 人間力の要素に知的能力がありますが、単に学力や知識があるだけでなく、それを継続的に高めていく力も人間力も大切な要素とされています。そういう意味で「読書」は自分力を高めるためのツールとして、不動の地位を保っています。手軽でありながら、幅広いジャンルに触れ合える手段だからでしょう。 

人間力を高めるためのポイントC「素直であること」 
 さまざまな本やサイトで、「仕事ができる人」「人間力が高い人」の要素としてまっさきに挙がるのが「素直であること」。できる人ほど、立場に関係なく自分のためになると思ったことはすぐに取り入れます。そんな簡単なこと?と思われそうですが、キャリアを積むほど、プライドも積み重なり、自分より社歴が浅かったり、自分の専門分野とは異なる人の意見を取り入れることができなくなってしまいます。 
「誰から言われたか」ではなく、「言われた内容が自分にとってためになることか」を基準に考えるクセを意識的につけておきましょう。

 

幸せになる秘訣
大切な人に贈りたい24の物語より

 

平成29年10月

 あるセミナーに参加したときの話だそうです。
 二人一組になって相手の良いところを褒めることになりました。
「私はあなたに○○を感じます。それが私は好きです」 という言葉をお互いに繰り返すワークでした。 このワークをご夫婦で行ったある参加者がいた。夫婦でこのワークをするのは照れ臭いだろうなと思って見ていたのですが、ご主人の話を黙って聞いていた奥さんが突然、声をだして号泣してしまいました。

 講師の先生が心配して声をかけると、
「好きという言葉をご主人から聞いたのは15年ぶりです。一緒に暮らしていても、本当にこの人が私を必要としてくれているのか?今でも好きでいてくれているのか?毎日が不安でいっぱいでした」と話していました。
 身近な人には分かってくれているはずだと思ってしまうので、どうしても良いところを素直に伝えられません。反対に悪いところは、すぐに言葉で伝えてしまいます。

 身近な大切な人にこそ、
「私はあなたに○○を感じます。私はそれが好きです」と伝えたいですね。

 ご主人といつも喧嘩ばかりしている奥さんに、
「どうすれば喧嘩をしないですむのでしょうか?」と相談されたので、
{たまにはご主人に、優しい言葉をかけてあげたらどうですか?}とアドバイスすると、
「私がそんな優しい言葉をかけたら、あの人はもっと調子にのって悪口を言います。最初に優しい言葉をかけたほうが負けなんです」と答えが返ってきた。

 この奥さんはご主人に勝つことと、幸せになることの、どちらが大切なのでしょうか?

 誰かに勝よりも、喜んで負けてあげることで幸せになるほうが、断然簡単なのに。

 

競争力を高める新しい経営 <教 育 化>

 

平成29年10月

 モノを売るだけでは儲からない時代にあって、産業のサービス化が進んでいる。 
 業績の良い企業をみると、ある共通点が見えてくる。それは「教育化」。 顧客が知らないことを気づかせる事業モデルにある。 
 教育化というと、学習塾など教育産業を思い浮かべるが、そうではなく「企業が顧客に何かを教える、気づかせる」というニュアンス。 
 ここ数年の内にありとあらゆる業界で、教育化現象が進んできました。 知らなかったことを教えてもらう。気づいてないことを気づかせてもらう。そうした企業の行為に対し、顧客は売買の関係を超えて感謝する。 
 感謝の度合いが高ければ極端な話、金額のことはあまり気にならなくなる。だから付加価値が、高い。  
 心理学者のマズローの人の欲求は5段階に分かれ、最も高いのが自己実現の欲求、知らないことを知りたい。できないことができるようになりたい。この欲求に教育化はぴたりとはまる。顧客との関係も、売買だけの一時的な関係ではなくなり、購入した後も、継続的な関係になる。 
 企業と顧客が一体化すれば、経営的にはこれほど強い形はない。 まず、顧客のリピート率が高まり、顧客が顧客を連れて来る。二つ目は、価格競争から脱却できる。顧客の感謝のレベルが高いから、社員のモチベーションも向上する。 
 あなたの会社の営業社員はいつも疲れた顔をして、顧客に何度も頭を下げ、「買って下さい」と押し売りしていませんか?顧客が本当に求めているものは、モノではなく、困りごとの解決策かもしれません。それを顧客に教えるスタイルに変えれば、社員の表情は明るくなり、喜びに変わる。 
 低価格を売り物にする大企業等は例外もあるかもしりませんが、中小企業に限っては絶対条件。 

●マズロー欲求段階説と教育化 

自己実現の欲求{知らないことを知りたい} 
       ↑ 
尊敬の欲求  {他人に認められたい} 
       ↑ 
帰属の要求  {仲間が欲しい} 
       ↑ 
安全の要求  {安全な暮らしをしたい} 
       ↑ 
生理的要求  {生きるための食べ物が欲しい}

 

感動した話{ビデオテープ}
大切な人に贈りたい24の物語より

 

平成29年6月

 ある中学生の男の子は、家のお金を持ち出しては悪い仲間と、学校をさぼって遊んでいました。ある日、家のタンスの奥にお金が隠されていないかと、探していると、一本のビデオテープを見つけた。大事に保管されていたので「何が録音されているのだろう」と、不思議に思って再生すると、 
 彼が5歳の頃に亡くなった男の子のお母さんが映し出されました。 
 お母さんは、 
「○○ちゃん、20歳の誕生日、おめでとう。何も買ってあげられなくてごめんね。 お母さんがいなくなっても○○ちゃんちゃんは強い子になっているでしょうね。 今頃、大学生になっているのかな? もしかして、結婚していたりしてね…」とビデオに向かって話していました。 

 このビデオを泣きながら見た男の子は、その日を境にして、悪い仲間と遊ぶことをきっぱりと止めて必死に勉強しました。 

 数年後、一流大学に合格した男の子が、20歳の誕生日を迎えた日、お父さんは男の子が中学生のときに見つけたお母さんのビデオテープを、タンスから取り出して男の子に渡しました。 
 お母さんが残してくれたビデオテープをもう一度、よく見てみると、お母さんの言葉と一緒にビデオを撮っているお父さんの小さな鳴き声が聞こえました。最後にお父さんを励ますお母さんの声も録音されていました。 

 その後、男の子の就職が決まった時、お父さんは男の子に、 
「これでお母さんに怒られなくてすむよ」と言ったそうです。 

 自分の子供の成長を見たくない親はいない。お母さんは、自分の子供と一緒に生きたかったと思う。その願いが叶わないと思って残したビデオテープが、男の子を救ったのは偶然ではなく、お母さんの想いが男の子に伝わったからでしょう。 
 子供を思う親の気持ちは本当にありがたいですね。 

 誰でも、この男の子のお母さんのように応援してくれた人が必ず誰かいたはずです。

 

豊かな人生になる為の秘訣

 

平成29年6月

 気が利く、気が付く、気が回る---これらはいずれも、いい仕事をしたり日常生活を円滑にするうえで一番大事な資質である。学生時代は、勉強にしても自分一人の問題で、他人のことなどあまり考えなくても成績は上げられた。 
 しかし、社会に出るとそうはいかない。仕事の対象はお客さんであり、会社の組織であり、考え方を180度、自己中心から他人中心に切り換えなければならない。
 だから学生時代の、
 優等生 = 社会での成功者 にはならない。 

 いつもそのような気が利く人の姿を拝見して、自分も少しでも身に着けようと考えてますが、私などまだまだ足りないと、常に、反省し、ゴルフをする時にも同伴競技者の方に、気を配るようにしていますが。 

 気が利くにもランクがあるそうです。 
 第一レベル -- 最低限度のことをきちんとやる。できて当たり前、できないとマイナスをもたらす。 
 第二レベル -- 最低限度でないにしても、これくらいはやってもいいではないか。と、人が思うようなこと。最近は価値観が少し変わってきていて、出来ればよくやっている。と思われるが、出来なければ 大したことはない。こんな程度か。と他人からの評価を落とす。 
 第三レベル -- プラス・アルファの価値を持つというもので、けっこうやるな。と再認識されたり、改めて評価される。 
 第四レベル -- 頭一つ抜きんでる。普通ではちょっとできないなあ。と相手に感動を与えるもので、大きなプラス評価を生み出す。このレベルになると、練習して出来るというだけでなく、天性の素質も必要らしい。 

 一つのことを言われて、それだけする人では、仕事が出来る。とまでいかない。 
 一つのことを言われたら、社長は自分に何をさせようとしているか?この仕事の最終の狙いはなんなのか?こういうことは注意しておいたほうがいい。と自分なりの創意工夫を加えて自分の仕事にしてしまう。これが気がついて、気が利く仕事の仕方である。そういう人は、お客様や上司にかわいがられる。 
逆に、仕事の出来ない人に共通するのは、言われてないから余計な事はやらない。 
 上司に確認することさえしない。自分がいい子に振る舞うと、同僚からねたまれる…。などと考え、重要な相手先より、自分たちのこと優先に、やらなくてもいい事をやり、意味のないフォローに時間を費やして振り回され、その場しのぎの仕事になり、いい決果は出にくい。
 こういう人が救われる道は、気がつく力を身に着け、 自分は何をすべきかを考えるようにすること。気が付く力が強くなれば、評価が高くなり、いい人生のサイクルに変化していくはずです。

 

人望で 人を思い通りに操る方法 A

 

平成29年5月

 世の中は、操る人と操られる人の2種類しかおらず、多くの人は、操られる側にいるものである。テレビCМを見て購買行動を起こすというのは、まさに操られているのであり、高等な操りというのは、相手に気づかれていないようにして、意のままコントロールしている。 
 大成功する人たちに共通しているのは、自ら掲げた目標達成に向けて多くの人を、この人に協力したい。この人についていけば絶対に成功する。とその気にさせることが上手だということだ。 

 その気になった人間はとんでもない能力を発輝する。 
 勝つ人間・成功する人間とそうでない人との違いは能力ではなく、その気になっているかどうかの心理面の差にある。 
 しかし、残念ながら その気をほとんどの人は上手くコントロール出来ない。スポーツで言えば、体調やコンデションに左右されたり、試合が劣勢になった時ふと「負けるかも」と弱気になったり、この選手は「苦手だ」という過去の経験が気になって集中できなくなる。このように一般の人は、その気が生まれたり、消えたりしており、天才と呼ばれる人だけが、
 いつも その気 を維持できる。 
 どうしたら その気 になれるのか? 
 脳に上手く錯覚をさせる。条件反射のように、梅干しをイメージすると梅干しを食べたときのように口の中が酸っぱくなる。このように人間の脳は現実とイメージを区別できず混同する。この特性を利用して、まだ達成していない目標をすでに、もうできちゃったところまでイメージできれば、その気が生まれすごい能力を発輝する。
  その状態では、イメージを実現させるには、何が必要で、今何をしなければいけないか。が自然とわかってくる。これは将来から今を振り返っているのと同じことであり現在の自分が何が欠けているか、何が必要であるかが歴然と見えてくる。成功の時点から見れば、目の前にある失敗や苦しさ、努力も単なるプロセスに過ぎない。失敗したら無駄だというマイナス思考も消えていく。 ウキウキワクワクのプラス感情は、ドーパミンという脳内物質が脳の様々な活動を高めてくれる。
 脳科学的に不況を説明すると、不況とは、悪い予感や否定的なものの集積であり、マイナス思考になって悪い予感ばかりになり、その予感が的中するから、脱出が極めて難しくなるというわけだ。

 

経営者が成功するために、最も必要な能力 人望 @

 

平成29年4月

 組織の結束力や構成員一人一人の能力は、上に立つ者の器や力量で高くも低くもなるらしい。相手のモチベーションをどれだけ上げられるかという差の大もとになるのが、組織を率いる者の「人望」になる。 
 それはごく限られた人だけがもつ天賦の才能ではなく、大脳生理学によって科学的に解き明かすことができ、潜在意識の脳に、ある特殊な条件付けを施すことにより、いくらでも身に着けることができる。 
 しばしば混同されるのが、人気と人望。人気は責任のない人望で人情に厚く憎めないみんなが好ましいと思うような人物、フーテンの寅さんのようなもちあわせている人望。一緒にいると、ほっとできて楽しい、優しさにある。しかし、この人についていけば間違いない、頼りになるとは決して思われない。だから多くの人を率いなければならない経営者が、責任のない人望しか発輝できないようでは失格。そういう人は、他人の目や思惑に影響を受け、それを判断材料としている為、簡単に自分の信念や行動を変えてしまうから。 
 経営者に必要なのは、責任ある人望。顧客に対する責任、地域社会や社員に対する責任があり、会社を永続させるために大きく稼ぐ。いい人で、優しいと評判の人気者の社長ほど、あまりかせいで利益をだしていない。儲けるための厳しい決断を避けるから社員とも馴れ合いで仲は良いが、経営者として失格。自らの甘さで会社を潰し、多くの人に迷惑をかけることになる。 
 もちろん人望などなくても、社長という権威や権力で人を動かすこともできるし、金銭的報酬など処遇の改善で、優秀な人材を集める事もできるが、カネだけをモチベーションについてくる人間は、ピンチになればすぐに離れていくし、より良い条件を提示されれば簡単にこちらを裏切る。だからこそ、金銭的なもの以上に人を動かす強力なモチベ―ションを、相手に与えなければならないようです。

 

あしかがフラワーパークを再建した
塚本こなみ

 

平成29年2月

 塚本さんは、栃木のあしかがフラワーパークを年間の入場者数を100万人という 国内屈指の人気を誇る植物園に再生させた立役者として有名。
 あしかがフラワーパークの前身である早川農園が、現在地に移転する時、巨大な藤の移植を依頼され、造園家から樹木医になりたての時で、素晴らしい藤に魅せられ引き受けた。1994年1月のことでした。移植後1、2年では本当に美しいと言えるには至っていません。園長に就任して運営を任された。入園料を変動制にした。お客の立場になって考えれば、満開の時も花が少ない夏場も、料金が同じでは納得いきません。 
藤の季節は900〜1700円の変動制。
 同じように、浜松フラワーパークの運営にも着手した。年間の入場者数25万〜26万人に対して7〜9月は毎月5,000人程度。そこでその時期入園料を無料にしたところ、入場者数も売り上げも倍増した。無料でもレストランで食事したり買い物したりして下さる。また10月〜2月までは入園料500円頂くかわりに、園内で使える500円の買い物券をつけた。トイレの改修、車いすの人の為に、近隣の大学生のボランテイア車いす押し隊の手伝いなどにより、25年度には入場者数が40万人にも増加した。
 もう一度来たい、この美しさを誰かに伝えたいと思わせる 感動分岐点を超える園づくりを目指している。 
 是非、5月の藤の季節に、あしかがフラワーパークに行って、すばらしい藤を見て下さい。とても感動しますよ。 
冬の時期は、フラワーファンタジーとして、350万球のイルミネーションで、庭を飾っています。夕方から入場して、暗くなるとあたり一面虹色の世界。 
 入場料800円。電車で行くと、帰りが少し不便ですが、近くの両毛線富田駅まで徒歩13分かかりました。

 

映画「海賊とよばれた男」を 観て
出光佐三物語

 

平成29年1月

 主人公 国岡鐵蔵のモデルは、出光興産の創業者の出光佐三ですが、不屈の男で、終戦時、多額の借金を抱え、石油販売もままならない絶体絶命のどん底でしたが、終戦の二日後、佐三は この国は必ず立ち上がる。直ちに建設にかかれ と社員に活を入れる。当時61歳恐るべきバイタリティーでした。そして社員をクビにすることなく、ラジオ修理や、日本海軍の燃料タンクの底の残油のさらう大変きつい作業をしたりして少しずつ復活していく。どんな逆風が吹いても諦めない。そんな佐三の姿勢に共鳴してくれる人を、人生の節目節目に出遭って行く。日田重太郎は、自分の子供の家庭教師をしていた佐三に、20代で独立資金として当時8000円(今の1億から2億円)を渡し、返さなくていい、利子もいらない、事業報告もしなくてよい、好きに遣え、ただ独立を貫徹すること、そうして兄弟仲良くやれ。佐三は福岡県門司市に出光商会を設立し日本石油の特約店として機械油を扱った。 
 昭和28年には、日本の国際石油会社7社から何度も圧力をかけられながら、佐三は日章丸というタンカーで直接イランから石油を買い付ける快挙を成し遂げた。 
 出光佐三の95年間の生涯は、どこをとってもハイライトなんですが、決果的には完成勝利といえるものはほとんどなく、晩年まで戦い続けた。失敗した時誰もが落ちこんでも、負けがあるからこそ、勝利の喜びがある。何をやってもうまくいく人生は、モチベーションがなくなり成功した時の愉悦もない。 
人生は常に敗北のリスクがある闘い。だからこそ燃える。 
 大切なのは、挫折した時にめげずに踏ん張って耐えること。 
人生には努力しても報われないことがある。自分なりに敗北を受け入れて、次へ進んでいく。そうすることで、出光佐三のように、メンタルが鍛えられていくのです。

 

財務省と大新聞が隠す
本当は世界一の日本経済@

 

平成28年10月

 日本政府はGNPの2倍の借金を抱えて、その金額は約1,000兆円で国民一人当たり約830万円になるぞ。
マスコミが毎日のように、日本は破産するかもしれない。と国民の不安を駆り立てている。しかし、実質的な借入金は100兆円程度という話。
 それは、同じ日本政府が700兆円近い資産を持っているらしい。あまり知らされていない。年金の預りなどの資産121兆引いても579兆になる。
資産は道路や空港など換金できないものではないか?と考える人がいるが、政府資産の大半は 現金・預金、有価証券、特殊法人への貸付金、出資金などの金融資産。その金額300兆円。アメリカ政府の約2倍です。
 それに日本は25年連続で対外純資産が世界一。日本は対外債権国であり、外国から借金漬けになって財政破綻したアルゼンチンやギリシャとはぜんぜん状況が違う。平成26年末で対外資産残高945兆円、対外負債残高578兆円で差し引き対外純資産残高367兆円。5年間で約100兆円も増えた。世界最強の金貸しが日本。
 世界2位が中国214兆、3位がドイツで154兆 アメリカはマイナス834兆の債務国。アメリカはGNPが5年間で20%も増加しているので、債務の維持可能性は保たれると考えた投資家が多かったから、借金が増えているのに国債の信認が増すという不思議な現象が起きている。
 政府の借金は必ずしも 完済 する必要はない。その理由は、政府の寿命が人間とはまったく違う、といところにある。個人の債務問題と混同しているからです。こんなたとえ話で説明します。

1. Aさんは、30年ローンで3000万円借入をする。
2. Aさん60代でローンを完済するころ、家が古くなって、家を建て替えることにした。

そのときまた、30年ローンで3000万円借入する。

3 . A.さんが90代でローンを完済し、また建て替えで30年ローン3000万の借入をする。

次々永遠に。

 実は、Aさんは政府と呼ばれる死なない生命体だった。死なないどころか100歳を超しても元気に働ける。Aさんの仕事は徴税権であり、Aさんの奥さんは通貨発行権で、銀行は安心して融資できます。だから永久に借入を繰り返すことができます。毎年の債務の伸びよりAさんの収入の伸びのほうが大きければ、借入の維持可能性は担保出来ます。

 正しく日本経済の現状を把握すれば、日本の未来は暗いものでない。
 個人の住宅ローンのほうが、よほど危ないのではないですか。

 

成功者の資質 : 感謝の心
 ――― 豊田佐吉翁の場合

 

平成28年10月

 そもそも感謝のエネルギーとは、自分を支えてくれた人に対して、その恩に報いたいと思う気持ちのエネルギーにほかならない。
考えて見れば、人は誰でも人生の中で多くの人のお世話になって生きているもの。現在の自分があるのは、それらお世話になった人がいてくれたからなのだが、その恩ある人に対し、ありがたい と感じる能力こそが最強のエネルギー を生み出す。
 この人から受けた恩を感じる能力は人によって違うが、中には、恩ある人に対して、ありがたい とさえ感じない人(心の貧しい人)もいる。不思議なことに、それらの人は、いざという肝心な時に、誰からも助けてもらいないもの である。いずれにせよ、運に恵まれ世の中で大成功した人たちは、共通して、自分の成功を支えてくれた人間に感謝し、恩を感じる心が強かった。

 トヨタの開祖、豊田佐吉翁のこんなエピソードがある。
 晩年、佐吉翁はお世話になった方を招いて、成功感謝会なるものを開いた。
若いうちは難儀をしたが、これまでになった。これもみんなに助けていただいたからだ。との思いが、年々強く浮かんでくるようになっていたのである。
 それで、東京築地のひさご屋を貸切って、盛大な感謝会を催した。
その会の幕開けに際し、佐吉翁は挨拶を述べるべく、立ち上がった。お客は、いっせいに耳を傾け、咳払いするものもなく、水を打ったようにしんとなった。しかし、2分、3分、そして5分佐吉翁は一礼したまま一言も発しなかった。翁は言わないのでない。言えなかったのだ。ただとめどなく涙が溢れて、言葉が出ない。その後も流れる涙を拭こうともせず、数分間立ち尽くした。見るに見かねて、友人の藤野亀之助(元三井物産大阪支店長)が翁を席に座らせ、代理に挨拶を述べた。その時翁の脳裏にまざまざと浮かんだのは、あの方にはこういうお世話になった。この方にはこういう迷惑をかけた。という思いであった.出席したみんなが、感激的な光景に心を打たれた。
 翁の無言の感涙は、百千万の雄弁にも勝って、客たちの胸に鋭く響いた。

 

恩感力(恩を感じる力)
親は神より偉いと思え

 

平成28年8月

 恩感力を高めるためには、どんなことがあっても、[ありがとう]や[感謝します]と言うことらしい。これはたとえ心から感謝していなくても、本音では[困った]や[嫌だ]と思っていても一向に構わずとにかく、まずは[ありがとう]という言葉を使って、脳に感謝することを、習慣付けすることが、大切。
 実は、[親父に感謝できない][先代を尊敬できない]と言っている2代目が、世の中には決して少なくない。
 親を尊敬できない、親に感謝出来ない2代目が社長になると、必ず会社は3代までに潰れる。なぜなら、2代目が初代をバカにすると、返報性の法則で、2代目の回りにいる人間が、2代目をバカにするようになるからである。回りの人とは、従業員であり、お客様であり、自分の兄弟や息子たちである。

返報性の法則
 人は他人から報酬・メリットを受けると、何とかその人にお返しをしないと
済まない感性に支配される。

 ツキある子供を育てる方法
 世の中には感謝が苦手な人がいる。[うそでもいいから感謝してしまえ]と言っても、どうしてもできないと言う。
 [あなたが今のようなツイてる人間になれたのは、ひとえにあなたを育ててくれた親御さんや、奥様、道しるべとなってくれた人生の師など、たくさんの人々のお蔭である]

 そのツキの土台は、人間形成の準備期間である10才前後から、理屈の脳が発達してくる20才前後までにどういう育てられ方をするかによって決まってくる。例えば、虐待を受けたり、いじめに遭ったり、親が子供の前で配偶者や親の悪口を言ったり、ずるいことを言ったり、人を差別するなど、たとえ、ささいな事でも、子供の脳に5年、10年かけて蓄積され、ある日突然、人に暴力を振るったりするようになる。何をするにも、どうせ無理だ、出来るわけないなどと考えてそのままツキのない人生を送ってしまう。
 ちなみに、この時期に100%肯定的な脳をもてた人間が、いわゆる天才なのです。
 そうでない人は、どこかで大きく本能反射領域が大きく変わらないと、大成功は難しくなる。

 

遺伝子と環境が引き起こす事実

 

平成28年7月

 ハリスは、子供の人格は遺伝的な適正と友達関係との相互作用のなかでつくられる、と考えた。
 子どもはみんな、友達グループの中で目立てるように、自分が得意なことをやろうとする。スポーツだったり、歌や踊り、勉強だったりするかもしれないが、そうした 才能は遺伝の影響を強く受けている。だだし、これは遺伝的決定論ではない。ハリスは、子供の成長には友達が決定的影響を与えると繰り返し強調している。
 スポーツが得意でも、友達グループのなかに自分よりずっと野球の上手な子がいれば、別のサツカ―やテニスが好きになるだろう。たいして歌がうまくなくても、友達にいつも褒められていれば、歌手を目指すようになるかもしれない。
 最初はわずかな遺伝的適正の差しかないとしても、友達関係のなかでその違いが増副され、ちょっとした偶然で、子どもの人生の経路は大きく分かれていく。

 同じ遺伝子でもちがう性格になるケース
 乳幼児に離れ離れになった一卵性双生児の姉妹の例

 二人の遺伝子はまったく同じだが、成年になった時、一人はプロのピアニストになり、もう一人は音符すら読めなかった。義母の一人は家でピアノ教室を開いている音楽教師で、もう一人の親は音楽とはまったく縁がなかった。
 ところが、子どもをピアニストに育てたのは音楽のことなどなにも知らない親で、音符すら読めないのはピアノ教師の娘だった。
 二人は一卵性双生児で、一人がプロのピアニストになったのだから、どちらも極めて高い音楽的才能を親から受け継いでいたことは間違いない。なぜこんな奇妙な事が起きるのか?
 ハリスによれば、子どもは自分のキャラ役割を子ども集団の中で選択する。
音楽とはまったく縁のない環境で育った子どもは、なにかのきっかけ、幼稚園にあったオルガンをたまたま弾いてみたとかで、自分に他人とちがう才能があることに気づく。彼女が子ども集団のなかで自分を目立たせようと思えば、無意識のうちにその利点を最大限に活かそうとするだろう。音楽によりみんなから注目され、益々音楽が好きになる。
 それに対して音楽教師の娘は、周りにいるのは音楽関係者の子どもで、少しくらいピアノがうまくても誰も驚いてくれない。メイクやファッションのほうがずっと目立てるのなら、音楽に興味を持つ理由などなくなる。
 ハリスは、子どもは友達との関係の中で自分の性格キャラを決めていく。だからまったく同じ遺伝子を持っていても、集団内でのキャラが異なればちがう性格が生まれ、異なる人生を歩むことになる。

 

見た目で人生が決まる? 笑顔の力
(写真から性格や未来がわかる)

 

平成28年6月

 アメリカの心理学者マシュー・ハーテンスティンは、卒業アルバム写真を何百枚も集めて笑顔の度合いを点数化し、後年の結婚生活を予測した研究で、一躍有名 になった。それによると、男女とも卒業写真であまり笑っていなかったひとの離婚率は、満面の笑みの卒業生の5倍にのぼった。 
 テキサス大学で行われた実験では、100人以上の学生を対象に、2枚ずつ写真を撮影した。1枚目は好きなポーズで撮る自然体の写真、2枚目は気をつけの 姿勢で無表情のレンズを見つめる写真。次に、本人に自分の性格を申告してもらうと同時に、友人や家族などにも性格を分析してもらって、それぞれの平均値か ら学生の性格を割り出した。そして学生となんの関係もない第三者に写真を見せて、性格を推測してもらった。その推測と実際の性格(本人や周囲のひとたちの 評価の平均値)を比較した。 
 それによると、外向性、好感度が的中している。このことから、無表情の写真からも、内面をある程度知ることが出来た。第三者に何を手掛かりにしたか訊く と、健康的な外見、こざっぱりした外見との答えが返ってきて自然体の写真では、親しみやすさ、自尊心、外向性などで手掛かりになったのは圧倒的に笑顔。さ わやかな笑顔の学生が外向的なのは想像できる。 
 挨拶の仕方でも、違いがある。朝、元気よく おはようございます と明るく挨拶の人と、ボソボソと話す人では、印象がぜんぜん違う。逆に、帰りは、まだ 仕事をしているひとがいるのに、大きい声で挨拶するのは如何なものか?そのような時は、メインの人に告げて、静かに帰るのが人の気持ちを考えた意識の高い 対応。 
 電話の応対でも同じと思います。電話に出ることは、会社の代表という意識が必要。相手にとって明るく元気よく応対することは、大変大事。 
自分の名前もハッキリ言えば、相手は安心する。いい会社程、徹底しているようです。チョツトしたことが大きな違いになる。 
 気を付けたいものです。

 

嫌われる勇気
(自己啓発の源流[アドラー]の教え)

 

平成28年5月

 D.カーネギーなど自己啓発のメンター(指導者)たちに多大な影響を与えたアルフレッド アドラーの思想は、幸福に生きる為の具体的な処方箋が書かれている。 

(哲人のことば) 
 人は誰しも客観的な世界に住んでいるのではなく、自らが意味づけを施した主観的な世界 に住んでいるものだ。 
 井戸水は年間を通じて、温度はほぼ18度。しかし、夏に飲む井戸水は冷たく感じるし、 冬には温かく感じる。これは錯覚ではない。その時の 「あなた」にとって井戸水の冷た さも温かさも、動かしがたい事実で、主観的な世界に住んでいるとは、こういう事。 
 サングラス越しに世界をみているかもしれない。そのように見ると世界は暗くなるのは当然。だったら暗い世界を嘆くのではなく、そのサングラスを外してしまいませんか? 
 そこに映る世界は強烈的にまぶしくて、まぶたを閉じてしまうかもしれない。勇気を出してその強烈的な世界を直視することが出来れば、世界が広がり、幸福に生きられる。 
 あなたに勇気があるかどうかです。 

{ある引きこもり}の青年について その方は「過去に」何らかの原因があって、トラウマになり、その結果外にでたくなくなってしまった。と、思いますか? 
 もし仮にその原因が幼い頃の家庭環境にあったとすると、両親から虐待を受けて育った人は、すべて 引きこもりになっていないと、つじつまが合わないでしょう。 
 アドラー心理学ではトラウマを明確に否定している。 
 その青年は不安だから外に出られないのではなく、外に出たくないから、不安という感情をつくりだ している。と考える。過去を[原因]ではなく、いまの「目的 」を考える。「外に出たくない」 という目的が先にあって、その目的を達成する手段として、不安や恐怖という感情をこしら えている。強烈な頭痛や腹痛に襲われることも、その目的を達成する為につくりだされたも のとして考える。 
 家から一歩でも外に出てしまうと、誰からも注目されない。見知らぬ人々に囲まれ、わたし を大切に扱ってくれなくなる。ずっと自室にこもっていれば、親が心配してくれて、親の注目を一身に集めることができ、まるで腫れ物に触るように、丁寧に扱ってくれる。 
 よくある話です。彼に限った話ではなく、我々はみな、なにかしらの目的に沿って生きている。 
 皆さんはアドラーの教えを、屁理屈にとりますか? 何回かシリーズにしますが、 興味あるかたは、本を購入してお読み下さい。
  ダイヤモンド社1620円

 

嫌われる勇気 アドラーの教えA

 

平成28年5月

 D.カーネギーなど自己啓発のメンターたちに多大な影響を与えたアルフレッドアドラーの思想は、幸福に生きる為の具体的な処方箋が書かれている。 

 かって1000年の都と謳われた古都のはずれに、世界はどこまでもシンプルであり、人は今日からでも幸せになれると説く哲学者が住んでいた。 
ある青年は、その思想に納得がいかないので、その哲学者のもとを訪ね、その真意を問い正そうとした。 
 その青年は、人は変われる、世界はシンプルであり、誰もが幸せになれるということを、到底受け入れられないと、考えていた。 

青年 
 人は変わりたくても変われない。だからこそ変わることを得く、新興宗教や怪しげな自己啓発セミナーに騙され人が後を絶たないのではないですか? 
どんなに知識を積み重ねたところで、その土台にあたる気質や性格は変わらないですよ。 
 裕福で優しい両親のもとに生まれる人もいれば、貧しくて底意地の悪い両親のもとに生まれる人もいる。この世界は平等ではなく、人種や国籍、民族の違いだって、いまだ歴然と横たわっているわけです。現実の世界を無視している考え方です。 

哲人 
 現実を無視しているのはあなたです。今あなたは幸せを実感できずにいる。 
{何が与えられているか}に執着して、現実が変わりますか?われわれは交換可能な機械ではありません。必要なのは交換ではなく更新なのです。 
 あなたは生きずらいと感じることもあるし、いっそ別人に生まれ変わりたいとさえ願っている。いまのあなたが不幸なのは、自らの手で、不幸であることを、選んだからなのです。不幸の星の下に生まれたからではありません。 
いかなる犯罪者であれ、純粋に悪事としての悪事を働こうと思って犯行に手を染める者などいません。 
 すべての犯罪者には犯行するだけの内的のしかるべき理由がある。金銭絡みの怨恨によって殺人を犯した者でも、当人にとってはしかるべき理由あってのことであり、自分の為になる 善 の遂行なので、道徳的な意味での善ではありません。 

 ギリシャ語の善という言葉には、道徳的な意味合いはなく、ただ、ためになるという意味で、一方悪は、ためにならないという意味です。世の中には不正や犯罪などさまざまな悪行がはびこっている。 
 純粋な意味での「悪=ためにならない」を欲する者など、ひとりもいない。 
 自分は不幸だと考えている人は、人生のどこかの段階で不幸であることを選ばれた。不幸な状況に陥ったからでもなく、不幸であることがご自身にとっての「善=ためになる」だと判断したわけです。
 人は色々な不満はあったとしても、このままのわたしでいる事のほうが、楽で安心と考える。

 

私の履歴書
アイリスオーヤマ社長 大山健太郎 B

 

平成28年3月

同族経営で、やる気出る会社を目指す

 4人の弟がいて、若い頃亡くなった次男を除いて、他の3人は長男の私の求めに応じて、それぞれの勤め先を辞め当社の経営陣に加わり私を助けてくれている。 
 私の長男も留学後、当社に入社して海外事業部を統括している。持株会社の代表は既に息子に譲り、まだ私が社長を続けているのはアイリスオーヤマを含め2社程度。 
 それもあと5年、75才がめどだと考えている。 
 当社は株式を公開していない。何度も誘われたが、断ってきた。大切なのは創業の理念がきちんと引き継がれることであり、そのためには血のつながった人間による株式非公開の同族経営が一番いいように思われる。 
 東証一部上場は、立派な会社の証明だが、本来上場とは資金調達に必要だからするもので、幸い今当社は資金の心配がない。今の日本には上場のメリットより問題が多いと感じる。企業の格や名誉のために上場を目指しては本末転倒である。目先の株価の為に事業や人を切り捨てさせ、株価をつり上げて売り抜ける投機家の為に時間を費やしたくない。そうした種類の株主から口出しされ、経営を誤れば被害は従業員にも及ぶ。株式公開すれば創業者利益を手にすることができるだろう。 
 しかし、志を曲げ、自由に指揮できなければ意味がない。株式公開は弊害が大きいと、考えていて、当分はないだろうけれど。 
 当社は、30才前後のリーダー職以上の社員に、夏と冬以外に春の決算賞与を29年ほど前から始めた。社員たちの努力により反映する営業利益を基準に4%をあてている。各自の支給額は利益の貢献度で決めるが、その前にまず自分への支給額を自己申告してもらう。利益はなるべく従業員と分け合いたいと考えた。ただし甘やかすわけではない。目的は社員の成長。 
 会社勤めの経験のない私は、「自分が会社員ならどういう会社で働きたいか」を想像し、社員を正しく評価してくれる会社を目指し、人事評価に工夫を重ねた。 
 鍵は透明性。100%公正な人事は難しいが、納得する人事なら可能だと考えた。 
 2003年には360度評価もとり入れた。上司、同僚、部下等からの評価を点数化して本人に伝える。社長も部下から評価を受ける。 
 今の当社は3車線道路。年功序列は1車線。前の車が遅くても追い抜けない。役所など今もこれ。多くの企業は2車線。遅い人は登坂車線に入り、普通の車は走行車線を一定の速度で走る。当社は追い越し車線が加わる。意欲、実力、能力のある人はどんどん早く走ってもらう。評価が下位10%の社員にはこっそりイエローカードを渡す。辞めさせたりするわけではなく、1年間コーチをつけ、前向きになるように手伝う。カード3枚で降格になるが、辞めてもらうことはない。給与も仕事もそれなりになるが、人生は仕事だけではない。

 

新入社員へ 
「すぐれた商品・サービスは能力が基でないぞ!」

 

平成18年4月

 企業は、今までになかった市場で評価される価値を伴う商品づくりとサービスの提供が目的ですが、今までに我が社の市場になかった高い評価を勝ちとれることを商品力と言います。その高い商品力をどうやって作るかが重要で、商品は、コンセプトの完成度によって売れるか、売れないかが、決まる。つまり、いい商品は、ここまでよく考えたなという思考力の深さが、商品力につながり、サービスで補強して行くものなのです。
 世の中にどれ程役立つかを創造して、商品価値を作っていく為には、価値観が重要になる。つまり顧客が何で苦しんでいるのかを自分の苦しみに考えることなのです。
 能力がいくらあっても、新しい商品づくりには、何も貢献しないものです。普通は、技術力が商品づくりに役立つと思われがちですが能力があっても、商品づくりに顧客の為に、ユーザーの為の仕事にならないものです。それは同じ苦しみを味わう事ができない為です。お客様に本当に喜んでいただきたいなんて気持ちは到底持てない為です。
 「そんなことはない、お客様に喜んでいただきたいと思っている」と言うかもしれませんが「でも、あなたが評価されたいからでしょ」「それは、そうだと。他の人がどうだろうが、会社がどうだろうが、この会社がつぶれたら他の会社に移ればいいんだ。新しい会社から評価されればそれでいいんだ」
 そう思う人は世の中に多いものです。その人は悪い人ではないんです。               
 この人には、知恵が無かった為です。物を考える力が無かった為です。自分が幸せになるには自分が評価されればなれると誤解していたんです。自分の幸せは、周りの人から能力的に評価されさえすれば、自分の将来が必ず約束されると誤解しているんです。
 自分が評価されたいということに、能力が機能するのであって、周りの人の為に自分が犠牲になりたいという気持ちには、つながってこないものです。周りの人の為に、その犠牲になりたいというエネルギーは、能力からはでてこない。自然と人の為に、自分が一番つらいことを出来るようになれるものです。それは思想を高くするとそれができるらしい。だから人が感動するわけです。    
 高い価値観は、「自分さえ幸せであればいい」とか「自分が損しなければいい」とか、という考え方を捨ててしまうものです。自分本位に考えないで組織全体のことを考えて、今自分は何をすべきかを考えるような考え方の持ち主になるものです。きついことや、人がいやがる事を自分が、買ってできるっていうことです。出来てあたり前、失敗したら自分の責任ですから、勉強することが必要になってくるわけです。自分から自主的自発的に勉強する人間になるものです。
 努力によって身につくのは、能力ですが、思想は出会った人によって与えられるものです。人はいい人と出会うと運が良くなるといわれていますが、その出会った高い価値観を聞かされて、改めて、自分の価値観が低いことに気がつくそうなんです。自分にも色々と問題があるんだなと気づいて、その気持ちで周りを見たら気がつくものです。自分のことを心配してくれていることに、初めて分かってくる。人は、出会った人の価値観の高さを知ったときに、自分の初めて価値観の低さに気がつくということです。
 自分で物事を決断するとき、何を思って判断しますか?損か得かで判断していますか?好きか嫌いかですか?
 それは、自分が信じている物で意思決定しているものです。その信じている物は何によって決まったか?それは価値観です。その人の無自覚の内にその人が持っている価値観によって信じている物と、信頼できない物、不信な物を決めている。たくさんの選択肢の中からひとつを選ぶということは、残りを全部切り捨てるということです。これで運命が決まるものです。
 すべての人間の心の中に、地獄の世界があるからと言われています。と、同時に仏様の世界もあるんです。これが本人の意思とは関係なく出てくるから、大変怖いんです。
 なぜなら価値観の高い低いによって運命が決まるからです。

 

「なぜ?」をナゼ考えないのか?

 

平成17年8月

 発明王エジソンは小さい頃から「なぜ?」「なぜ?」と常に考えていたといいます。人間の価値は、どれだけ覚えたかではなく、如何に物事を深く考えて実行できるかにあると思います。

 数年前にベストセラーになった「バカの壁」の著者、養老孟司先生があるテレビ番組で「最近の人は、問題点を指摘すると『じゃあ、どうしたらいいんですか?』とすぐ聞く。これが駄目なんだ」と言っていました。

 この意味は、ひとつには、「簡単に解を求めてはいけない。」それは、小さい頃から簡単に答えを与えられてきたからだろう。それでは深く考える習慣がつかない。ほとんどの指示待族の人はそういう考え方だから自分から提案しない。

 同じ問題でも、状況や相手、目的によって解答は違ってくるもの。前提条件によって真理は異なるわけで、「何の為に」を考えなくてはならない。そういう事を無視して「正解は何ですか?」と聞き返すのは、物事を漠然としか考えてこなかった証拠だろう。

 そもそも「正解があるという前提」で考える事はよくない。人生で大事なことの大半は正解など無いのではないか。その正解を求めて、一生悩み、努力するものだと思う。

 現在日本のあり方を根本から見直す作業が動いている。小泉首相の「郵政民営化解散」もそのひとつ。来月の選挙はどうなることだろう。「改善」だけで許される時代ならば、どのように(How?)で良かったのかもしれないが、基本的枠組み自体が問われている今は「変革」が要請される時代である。

 川渕三郎キャプテンが「How?」という方法論を発想していたらJリーグは誕生していなかっただろう。

 まず問うべきは「Why(なぜ)?」なのであり、さもないと「考えられない理由」が山ほど出てきて押しつぶされてしまう。

 

感動報告
をナゼ考えないのか?

 

平成17年5月

人間ドキュメント NHK 平成17年5月13日放送より

 愛知県知立市にある洗浄機を造る町工場の社長である成瀬博さんは、現在93才。事務所の机の上には、パソコンも電卓もなく、ソロバンあるのみ。IT時代にあえて手書きの帳簿や定規なしの手書きの図面を徹底しているローテク会社。年商4億円で、3分の1の従業員が60才以上という中小企業が、43年間赤字になったことがないという。夕方5時半にはみんな仕事をやめて、家に帰る。常に工夫を凝らして生活する。
 最近は大手からも注文がくるようになった。30年以上も使っている機械が稼ぎ頭というから、普段からの機械に対する愛情が、寸分狂わない仕事を産んでいるでしょう。

 成瀬社長が乗っている車も34年間走っている車で、500CCで毎日手入れを欠かさない。8才の時、お父さんを亡くして、11才から牛乳配達等の住み込みの仕事で大変な苦労をされた。国鉄に務めた後、車修理工場の下請けの会社をやるが、夜遅くまで仕事が続き、体を壊す従業員も出た為考えた。下請けに対して「仕事を与えてあげてる。金の方が仕事より上だ」という考え方に失望し、「仕事の方が金より上」と、脱下請として今の洗浄機メーカーになった。

 取引先は400余り。今まで仕事した設計図等がギッシリ整理されて収納されている。今1000万以上の洗浄装置を作っているんですよ。歯を全部とった口許からとても楽しそうに話が出る。しかし、5年前に奥様に他界されて、今は子供さんやお孫さんが、近くに居るのに一人で生活している。自分で御飯を炊いて、食事をする。御飯を炊く時はこの植物油をちょっとたらすとお米がこめびつにくっつかないんですよ。

 気配りの社長と信頼関係で強く結ばれた従業員が、いくつになっても生き生きと働いている様子をテレビで見て、大変感動しました。
ローテクでは、いいわけないが、このテレビを見ていくらIT化が進んでも、知恵の基はアナログ的センス。デジタルのみでは、本当に、顧客に、役に立つものはできない。

 


      ファクス情報 見出し抜粋 平成10年〜現在

平成10.06.22 プラスイメージ成功法について
平成10.07.28 プロゴルファー「杉原輝雄」のがんもトラブルショットもうまく付き合え
平成11.08.10 どの学校に入学するかより、何を学びたいかが問題
平成12.04.17 子離れできない親たち(思いやりではなく自己満足だ)
平成12.12.18 仕事が出来る人、出来ない人
(上司の心を読もうとする人になろう)
平成13.05.23 ずっとあなたのお客さんでいたい。
(成功する人は即実行する)
平成15.06.25 社員教育を考える。人材は育てるものではなく育つもの
(「カツノリ」は永久に「古田」になれない)
平成16.05.10 いまゴルフ人生スタートライン(宮里藍)
〈考える力=静筋を鍛えなさいと父に言われて〉
平成16.07.06 テーマ「気づき」気が利く人は、どんどん先が読める
平成17.05.12 新潟の名酒「久保田」を育てた男
朝日酒造社長 平澤修
平成17.08.22 なぜ?をナゼ考えないのか?
(バカの壁 養老先生の話)
平成18.03.23 顧客満足度ナンバーワンの道をひらく
(社員は叱られる権利があり、社長は社員を叱る義務がある)
平成18.05.24 人は何のために生きるか? 稲盛和夫
平成18.06.12 私の履歴書 遠藤実
(母さんタニシ。母の偉大さに気づく)
平成19.03.22 早朝清掃の輪
(新宿駅東口ごみ半分に、上智大の荒川さん一人で)
平成20.03.13 小さなミスにもビクビクする。堀場雅夫
平成20.11.19 出来る人ほど大胆にして細心、ダメな人ほど小心にて大雑パ
平成21.09.16 パレートの法則は生きている
平成22.06.30 コロンブスの卵
(自分の常識を疑え、言われる前に気づくか)
平成23.03.09 待っても乗りたい中央タクシー(長野県)
平成23.10.17 松下むめの(人づくりの松下の根底にあるもの)
平成23.11.16 人生は心ひとつの置きどころ 白鳳関のことばの中に
平成24.02.15 神の手−福島孝徳氏と佐野公俊氏(勤勉性を取り戻せ)
平成24.04.09 稲尾和久投手の気づいた事(打者はボールを4球に1球交るとゆとりが出来てバッティング練習によい。抜群のコントロールの基)
平成24.05.16 空腹が人を健康にする。見かけは、すごくわかりやすい健康指標
平成24.09.24 人生いろどり 葉っぱビジネスが成功
平成24.12.05 我々も見習える 高倉健の責任感
平成25.01.16 七分間で社内をピカピカにする新幹線お掃除の天使たち
平成25.03.21 長寿企業に相続争いが少ない理由
平成25.04.11 医者に殺されない47の心得近藤医師
平成25.05.09 映画リンカーンを観てダニエルルイス役に徹底
本当のプロ
平成25.05.22 三献茶:秀吉と光成の出逢い
昔も気遣いが人生の分かれ道
平成25.06.05 ゲゼルシャフトとゲマインシャフト
(金魚を空輸する方法)
平成25.08.19 何をしたか より なぜしたか を考える
平成25.09.10 原因と結果の法則
(自分を変えることも強い決意と工夫)
平成25.12.04 西松屋チェーンの効率的経営
(すべてのパソコンが後ろの上司から丸見えの配置にしている)
平成26.02.18 雪が降ると思い出す 日頃の社員の意識の程度
(高層ビルで、新製品の名を朝早く雪を掻いて、上から宣伝した社員がいた)
平成26.03.03 電子メールは手抜きの道具、一番大事な時間に使うな
平成26.04.14 獺祭(だっさい)おいしい酒、味わう大吟醸酒。
その一点を求め続け杜氏ではなく社員が作る、将来日本一になる酒蔵 旭酒造
平成26.05.07 社長の為の指示待ち族撲滅作戦
(パソコンではなく手書きで記憶)
平成26.05.12 信頼関係を確立するメーンバンク選び 銀行が企業を選ぶポイント
平成26.05.15 税務署へのタレコミ
内部告発に 信憑性あり 腹いせによるものも
平成26.05.29 人間の価値はどれだけ覚えたかでなく、如何に物事を深く考えて、実行できるかにある。
平成26.07.09 花まる学習会:どんな時代でも飯を食っていける大人に育てたい
平成26.08.18 道を拓く 考え方:自分のモノサシを絶対的と考えると、生かせるものも生かせなくなる。
平成26.09.04 掃除の本来の目的は何だとおもいますか? きれいにすることだけですか。
平成26.10.27 ふるさと納税を利用してみよう。
平成26.12.08 萩本欽一の私の履歴書より
大スターになったわけでないし、大金持ちにもなれなかった。だけどおかげで、夢を追いかけることができ、運を呼ぶこともできた。
平成27.02.16 売れる販売員は商品を使う喜びを売り、ダメ販売員は商品の情報を売ろうとする。
平成27.03.18 銀座のママ 日高利美の会話を拡げる材料
雑談は縁を運んでくれる。
平成27.04.03 私の履歴書 似鳥昭雄
空腹の余りもっと食べたいなんて言ったら味噌汁をぶっかけられる。
平成27.04.27 こんなにかかるぞ贈与税
日テレアナウンサーに1億7千万円の利益供与
平成27.05.11 売れる販売員シリーズD 休日にサービスを受けながら学ぶ売れる人、休日は仕事を忘れるダメ販売員。
平成27.06.03 スーパーオオゼキの気配り戦略
レジは普通のスーパーと正反対を向いている
平成27.06.22 二六製作所
(梱包は気配りが行き届き、社長の直筆署名入り)
平成27.07.01 加賀屋流おもてなし。
お客様から感激と満足 を引出すこと
平成27.09.09 人間の分際(ぶんざい)曽野綾子著を読んで。
生涯の勝ち負けは死ぬまでわからない
平成27.09.16 残念な人、もったいない人の仕事の習慣
平成27.10.28 97才現役医師が悟った「体の整え方」
(水素水 を1日2? 飲む…)
平成27.12.02 成城石井は、なぜ「安くない」のに売れるの か?
平成28.02.22 すぐ行動する人、しない人@
平成28.02.29 すぐ行動する人、しない人A
平成28.03.07 怠けアリにも働きあり?
平成28.02.29 すぐ行動する人、しない人B
平成28.03.28 いま「気働き」という武器が見直される理由
平成28.04.04 私の履歴書 アイリスオーヤマ社長A
平成28.04.11 一流の育て方を読んで
平成28.04.18 税務署員が教えるお金の話
平成28.04.25 「気づきの成功学」
平成29.01.16 トランプ氏が変える、新日米関係
平成29.01.23 やっていはいけない脳の習慣
(東北大学加齢医学研究所 横田晋務)
平成29.02.20 日本で一番、中小企業のがけっぷちを見た弁護士
「成長軌道には必ず戻れる」
平成29.04.03 ビンテージマンションを探せ(相続対策でも投資でも) 注意しなくてはいけない既存不適格マンション
平成29.04.10 社長の姿勢:銀行印   
ハンコとギンコーは大丈夫か@
平成29.04.17 アパホテル社長:元谷芙美子
金銭感覚は高校を卒業して、信用金庫で働いていた頃のまま
平成29.04.24 仕事が消える日:AIと世界、今そこにある未来 
人工知能(AI)の本格導入により、8千人分以上の仕事が消えた。
平成29.05.01 二宮尊徳は「再建の神様」であった。
平成29.05.08 "人望„ 経営者が成功するために最も必要な能力、いや資質@
人気はフーテンの寅さんのようなもちあわせている人望。経営者に必要なのは、責任ある人望。
平成29.05.15 "人望„で人を思い通りに操る方法A
脳科学的に不況を説明すると、悪い予感、否定的なものの集積
平成29.05.22 その時どう動く。加山雄三さんは「その時」をおばあさんの言葉で乗り切った。
平成29.05.29 これが世界最先端の認知症予防
予防のカギはアミロイドβの排出
平成29.06.19 「百聞は一見に如かず」
前漢の名将、趙充国の言葉
平成29.07.10 他人事ではすまされない「そんなバカな!」こと
平成29.07.31 間違いだらけ≠フ相続対策
どうして相続はもめるのか?遺言書の基礎知識
平成29.08.07 教育費の一括贈与でよくある間違い
平成29.08.18 医療保険は法人契約にしてはいけない
平成29.08.21 水と石鹸だけでクリーニングをしている洗濯屋さん
兵庫県加西市 クリーニングハウスムー
平成29.08.28 盲目の仔犬A
大切な人に贈りたい24の物語より
平成29.09.04 チョークを作っている日本理科学工業B
大切な人に贈りたい24の物語より
平成29.09.11 言葉C あるお母さんからのお話し
娘さんの手術のあとの傷を…
平成29.09.25 藤井四段の強さの裏にあるもの
ゾウの時間、ネズミの時間
平成29.10.02 プロが選んだ服をネットで借りる
「新しい発見」を届け、女心を魅了
平成29.10.16 飲み続けたいならまず禁煙  がんのリスクたばこが助長
平成29.10.23 出店攻勢 100円ショップの利益のカラクリ
平成29.10.30 幸せになる秘訣
平成29.11.06 でんかのヤマグチ 高くても売れる顧客戦略
平成29.11.13 現場監督もヘッドハンティング
平成29.11.20 経営課題、解決します アスクラボ
平成29.11.27 「休めない旅館」からの完全脱却
平成29.12.01 苦境の家具メーカーが復活!
平成29.12.04 パレートの法則(80対20)は誰でも知っている
平成29.12.11 ナポレオン・ヒルの成功哲学
平成29.12.18 アイリスオーヤマ社長  今日の安泰は、明日の衰退
平成29.12.25 元銀行員が伝授 金融機関は決算書のココを見る
平成29.12.27 民話の世界に動物たちがしばしば恩返しをする
動物報恩譚(ほうおんたん)と総称するらしい
平成30.01.22 支払手形をなくして、高収益体質にする
平成30.01.29 当店は現金お断り。
Beyond the Finance レジ作業が大幅減。
平成30.02.05 家計・企業・金融資産3000兆円
家計は1800兆円 企業は1200兆円
平成30.02.19 ヤマト、4割と取引解消した。 値上げに動く企業が増加
平成30.02.26 ライザップグループ 瀬戸健社長 39歳
平成30.03.05 「人間万事塞翁(さいおう)が馬」 中山伸弥
平成30.03.12 今のうち? 海外の築古物件で大幅節税
平成30.03.15 加算税の概要 本日が個人確定申告の期限です
平成30.03.19 ある牛乳販売店の、宅配担当者の引継ぎの成功術
平成30.03.26 稲盛和男の人間論:なんまん、なんまん、ありがとう
平成30.04.02 どんぶり勘定の経営は過去のもの
平成30.04.09 稲盛和夫さんが、80年間も「ありがとう」と唱えられる理由
平成30.04.16 牟田學 会長になって
平成30.04.23 東京ミッドタウン日比谷 3月29日オープン
平成30.05.07 メラビアンの法則
平成30.06.18 父と子。娘が自殺し、家庭教育の探求に生涯を捧げた
平成30.07.02 人間らしく生きる。1歳の子供が他の人のために
平成30.07.09 食べてはいけない トランス脂肪酸
平成30.07.30 果は明らかでなくとも、挑戦する
−イエローハット創業者−
平成30.08.01 学力全国1位を記録し続ける秋田県!その驚くべき秘密
平成30.08.22 今日の日経新聞より − 池田高校 故・蔦監督
平成30.09.19 倒産するにもお金が必要だ
平成30.10.01 民法改正で変わる遺言(2020年7月までに適用予定)
平成30.10.15 マルサ 税務調査の実態
平成30.10.22 深く考える事の大切さ
平成30.10.29 稼ぐ小学生のつくり方
平成30.11.05 中国のユニコーン企業
高い技術力、世界の産業秩序揺らす
平成30.11.12 人生100年時代の備え 生きがいが幸せのカギ
平成30.11.19 岡野工業 廃業 「私たちは御社を忘れない」
平成30.11.26 掃除が秘めている不思議な力
平成30.12.03 日産ゴーン会長 虚偽記載で逮捕
平成30.12.10 岡創業150年の老舗は、なぜ破綻したのか?
平成30.12.17 稼ぐ人の時間割
年収は月給の積み重ねで、月給は時給の積み重ね
平成31.01.21 益々社会のコストが増える時代を考える
ふるさと納税を考える
平成31.01.28 不可能を可能に変える経営哲学
鈴木敏文(セブン&アイH名誉顧問))と 矢野博丈(大創産業会長)パート@
平成31.02.04 不可能を可能に変える経営哲学
鈴木敏文(セブン&アイH名誉顧問))と 矢野博丈(大創産業会長)パートA
平成31.02.18 新薬でインフルエンザと戦う 新薬「ゾフルーザ」
平成31.02.25 統計軽視の霞が関官僚たち
数学ベースの政府評価が不可欠
平成31.03.11 インフル・肺炎での死亡リスク よく歩く高齢者は低い
1日1時間の歩行で10%減、30分未満では33%増
平成31.03.25 日清食品の社名の由来と日清製粉の関係
日々清らかに豊かな味をつくる
平成31.04.01 キャッシュレス決済でポイント還元
政府はなぜ消費増税にこだわるのか?
平成31.04.15 福島発! 客も真心で包むまんじゅう屋さん「柏屋」
平成31.04.22 新紙幣2024年度から、20年ぶり
経済効果1兆円?
↑平成
↓令和
 
令和1.5.27 時代に合わせて進化するということ
令和1.5.13 お金持ちが肝に銘じてるチョットした習慣A
令和1.6.10 事業承継は税制面だけ解決すれば成功という話でない
令和1.7.01 代休と振替休日、混乱があるようです
令和1.7.8 金融庁の「2000万円」の報告案 間違いではないのですが・・・
令和1.7.22 消費税の不正還付未遂 マルサの告発 過去最大の15億円
令和1.7.29 赤字から会社をどう立て直すか 企業の強さは経営者の器が決める RIZAP大赤字に見えるもの
令和1.8. 命令と合図。これを見分けることがとても重要。
人生を劣化させているのは、不足ではなく、過剰こそ本質。
令和1.8.19 不動産過熱の代償。 「家賃保証」信じたのに・・・
令和1.8.26 赤10万円でも買い手がつかないリゾートマンションの今。100万円以下で買える"格安リゾートマンション"ってお買い得?
令和1.9.2 どうすれば、いいの?ポイント還元まで1ヶ月。 中小企業の多くが今でもキャッシュレス決算の導入に踏み切らない理由・・・。
令和11.9.9 小さな会社の営業マンの育て方(売らんかなの時代は終わった)
まずは知識よりも人間関係・・・ 相手のニーズを知る感性
令和1.9.30 画仙・熊谷守一(くまがいもりかず)の生き方が教えるもの
写真家 藤森 武
令和1.10.7 アジア人初のワールドバリスタチャンピオン:井崎英典 マクドナルドのコーヒーも監修!
令和1.10.21 ポイント還元の方法を確認
同じコンビニなのに還元率が違う?
令和1.10.28 ジワリと増え続ける「スマホ認知症」の恐怖
幸福ホルモン、セロトニンが分泌
令和1.11.11 仕事と人生に生かす ドラッカーの教え 
成果を上げる人とあげない人の差
令和1.11.18 紀州のドン・ファン 13億円を地元に寄付
“あの人に財産を残したくない?ってできる?
令和1.11.25 高い思想が自分の人生を決める
人の話を素直に聞く姿勢が大切 竹内日祥上人
令和1.12.02 二宮翁夜話に学ぶ
(成果主義の社会にあって尊徳の精神を知る)
令和1.12.09 仕事と人生に生かす ドラッカーの教え
成果を上げる人とあげない人の差
令和1.12.16 「逆境に手を合わせなさい」
稲盛和夫さんが主宰する稲和塾が12月末に解放
令和1.12.23 リーダーシップの誤解(岸見一郎)
笑いのある職場
令和1.12.25 艱難辛苦が、運を好転させるのだ
令和2.1.20 宮翁 夜話 パートA
令和2.1.27 「解る」ということ
成刀剣鑑定の宗家の本阿弥家では、鑑定師を育てるために、3・4才の子供たちをいつも預かっていた
令和2.2.3 鳩山一族だけじゃない! 貸付金という時限爆弾
令和2.2.10 個人保証の慣行を断ち切る
令和2.2.17 就職世代、地方から所得高い東京へ 企業も人材確保
令和2.3.23 問題意識は、気づく力の源泉
令和2.3.30 コロナショックで株価大暴落 国民の年金が危ない!?
令和2.4.6 相続税にも影響大 コロナ後の土地対策
令和2.4.13 気づきの成功学@ 人間は不完全な存在だと気づくこと
令和2.4.20 気づきの成功学A 時間の有限性に気づくこと
令和2.4.27 気づきの成功学B 自分の使命と志に気づく
令和2.5.11 コロナ時代の仕事論
令和2.5.18 カーネギートレーニング@
批判も非難も、苦情もいわない
令和2.5.25 カーネギートレーニングA
人に好かれる六原則
令和2.6.1 人間関係改造論 「情けは人の為ならず」
令和2.6.8 コロナと闘う トヨタ
令和2.6.15 難局を耐え忍ぶために・・・役員報酬の減額もやむなし
令和2.6.22 文明の最高目的は人間人格の発展(アレキシス・カレル)
令和2.6.29 外食やアパレル 最悪期を脱す
令和2.7.6 人に好かれる人の習慣B 自慢話
令和2.7.13 個人事業の経費について
令和2.7.20 マーケティングを成功させる
ドラッカーの名言 パート@
令和2.7.27 それとなく人に伝え方がうまい人
令和2.8.3 場の設定を考えるを成功させる
場の設定を考えるの名言 パートA
令和2.8.17 場の設定を考える
令和2.8.24 海外中古物件スキームにメス
令和2.8.31 売り方改革「D2C」
令和2.9.7 二宮尊徳は、歴史上まれに見る「再建の神様」だった。
令和2.9.14 パーキンソンの法則を考える
令和2.9.28 感謝する事の大切さ:人間の器を大きくするエネルギー
成功のレベルを決めるエネルギー
令和2.10.5 この道を行く  
富士山でも登り道は無数にある。が、頂上はひとつ。
令和2.10.12 管理職の仲を悪くする質問
野球の場合を応用して考える
令和2.10.26 根を養う
令和2.11.2 掃除の偉大な力を見失ってはならない
令和2.11.9 放漫な固定資産投資になっていないか
令和2.11.16 苦難にまさる教師なし
令和2.11.23 仕事はマニュアルを超えたところにある
令和2.11.30 真摯さ
令和2.12.7 競争戦略のバイブル「ランチェスター戦略」
令和2.12.14 ベーシックインカムの導入には?
令和2.12.21 自律自助の精神
令和2.12.28 コロナ禍でも高級車がバカ売れ
令和3.1.18 アイリスオーヤマの経営
令和3.1.25 日本一の二軍監督 白井一幸
令和3.2.1 「こんにちは」いらっしゃいませ≠ニいうご挨拶
令和3.2.8 ヘイヴン(聖地)とヘヴン(天国)がまぎわらしい
令和3.2.15 中谷彰宏のなるほどと思う話 @
令和3.2.22 応援購入≠ナヒット連発
令和3.3.1 中谷流の考え方 A
クレームを言った人は必ずもう一度来る
令和3.3.8 「たくさん売るより信頼が大切」家電専門店ノジマ
令和3.3.15 人の為だからこそ努力できるという価値観
令和3.3.22 真摯さこそリーダーに必要条件
令和3.3.29 ワークマン アパレル界の風雲児
令和3.4.5 イギリスではUber運転手は「従業員」として扱われる。
令和3.4.26 配偶者名義の財産と管理運用状況
令和3.5.10 心がほっとする小さな気配り
令和3.5.31 「なぜか人に好かれる人の習慣」より 樺旦純 著 
令和3.6.7 運気を上げるための4つのポイント
令和3.6.14 組織が沈没する時
令和3.6.28 経営者に求められる深く考える姿勢
令和3.7.5 法隆寺の鬼≠フ教え(小川三夫:宮大工)
令和3.7.26 気づきの人間学(田舞徳太郎)
令和3.8.2 能力的思考から価値観に基づいた思想的思考へのシフト(竹内日祥上人)
令和3.8.9 緒方洪庵(おがたこうあん)は、天然痘がまん延した為、ワクチンを使う予防法をいち早く入れ、普及を努めた。
令和3.8.16 森 信三(もり のぶぞう・通称しんぞう)の
しつけ三原則
令和3.8.30 今の時代、日常生活で、気を利かす状況が極めて少ない世の中、我々の生活は、益々日を追うごとに便利になっている。
令和3.9.6 気を満ち溢れさせる四条件
令和3.9.13 ハインリッヒの法則
小さなつまづきは、日常の小さな手抜き、気を回さないことから起きる。
令和3.9.27 「信用」は使ってはならない。
コクヨ会長 黒田タ之助
令和3.10.4 ラーメン店を成功できる人はどんな店でも成功する
令和3.10.18 名前 歌人 小池 光(日経新聞夕刊より)
令和3.10.25 未来工業創業者 山田昭男に学ぶ
令和3.11.1 見直される経営者とメインバンクの関係
メインバンクの関係に、変化の兆しが出ている
令和3.11.8 疑問が湧く 現在の扶養控除と児童手当制度
年齢16歳未満の子どもは、扶養控除なしで児童手当支給
令和3.11.15 コロナ禍で増大する 社長の認知症リスク
令和3.11.22 親の土地に、息子名義の家を建てるケース
令和3.11.29 いいものを安く売ることが正義か?その価値を伝えるには
令和3.12.6 稲盛和夫の運命を高める言葉 パートB
なぜ長期計画を立てないか…
足るを知る¢蜷リさ
令和3.12.13 みなし贈与の落とし穴
令和3.12.20 素人発想、玄人実行 <金出武雄>
カーネギーメロン大学教授
かわいさは素直とイコール
令和3.12.27 2024年から相続不動産を3年以内に登記することが義務化された
令和4.1.17 六方よし経営を目指して
江戸時代に全国で活躍した近江商人に見習って
令和4.1.24 松下幸之助と稲盛和夫の生き方に学ぶ
松下政経塾に携わった上甲晃 京セラで長年稲盛氏の秘書を務めた大田嘉仁
令和4.1.31 実力より評判だよ
大和証券グループ本社社長 鈴木茂晴
運は何もしない人のところにはやってこない
令和4.2.7 あげる幸せとビスマルクの言葉
(愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ)
令和4.2.15 気の利いた店員さん
皆さん考えてみましたか?
令和4.4.21 稲盛和夫の一日一言
@人生も経営も一人旅
A自分で考える
令和4.2.28 マイナンバー ついに無期限の利用範囲拡大
令和4.3.7 偽装請求 認定に要注意! 多額の追徴課税も
みなし雇用#Fめる初判断→社員外注化のリスク増大
令和4.3.14 「効率」と「効果」 成果=効果/効率
☆クレームに対して謝罪するのにメールでやる人は傷口をさらに広げる
令和4.3.21 スマホは私たちの最新のドラッグである @
スチーブ・ジョブスを筆頭に、T業界のトップは我が子にデジタル・デバイスを与えない理由
令和4.3.28 税の負担率 過去最高の48%見通し
(個人や企業の所得などあわせた国民所得に占める税金や社会保険料の負担の割合)
令和4.4.5 稲盛和夫の一日一言 B
 ◯寝ても覚めても思い続ける
 ◯製品の語りかける声に耳を傾ける
令和4.4.11 簿外経費否認の大問題
今年の税制改正では「簿外経費」の損金算入を認めないとする新ルールが盛りこまれた
令和4.4.18 リーダーシップの誤解(岸見一郎)
部下の可能性に賭ける勇気をもつ
令和4.4.25 「先延ばし」をなくす、「すぐやる人」になるコツ @
すぐやる人には、共通点がある。詳細はホームページで
令和4.5.2 親族間の貸し借り 贈与税
フリーアナウンサーの小林麻耶さんが、義弟で歌舞伎役者の市川海老蔵さんに貸した9千万円について返済されていないと暴露し話題
令和4.5.9 すぐやる人と先延ばしする人A
全てのものは二度つくられる
令和4.5.16 挑戦と創造
「人間は進歩か退歩かのいずれかであって、その中間はない」
令和4.5.23 ワークマンEC宅配全廃
店頭受取一本化→コスト減の為、デメリットも多い
令和4.5.30 稲盛和夫の一日一言C
知っている≠アととできる≠アとは必ずしもイコールではない
令和4.6.6 比叡山延暦寺の秘話(不滅の法灯)
2022年5月11日NHK総合歴史探偵22時より放映
令和4.6.13 稲盛和夫 一日一言D
@単純な真実
A99%はゴールではない
Bたくましい社員を作る
C人間性のよい人を雇う
令和4.6.20 部下を見定めるのに3年、上司を見定めるのに3日
古典ちちんぷいぷい 笹武テ雄
令和4.6.27 創業から半世紀…「大塚家具」の社名消滅へ
失敗と成功の事例から学ぶ
@1:5の法則
A5:25の法則
令和4.7.4 思考の広げ方無知の知
知らないことよりも知らないことに気がつかないこと≠フ方が罪深い
令和4.7.11 三方よし≠フ精神を現代に生かし、皆が幸せになる世の中を実現する
たねやグループ 山本昌仁 4代目社長53歳
令和4.7.25 税金は必要なコストか?
ベンジャミン・フランクリンの言葉。この世で避けて通れないもの、死と税金
令和4.8.1 「鎌倉殿の13人」に見る兄弟喧嘩の様にならない為に
・生前の対策は親の責務
・遺言書は決して万能でない
令和4.8.8 十セントのミスを正す(ロックフェラー)
金銭の大切さをボーイに教えた逸話
令和4.8.15 ドラッカーの言うマネジメント
利益は目的でなく、条件である
人そのものは管理できない
令和4.8.22 稲盛和夫 一日一言E
@資本主義のモラル
A成功と失敗の分水嶺
B物事の本質
Cリーダーシップの謙虚さ
令和4.8.29 "働き方改革"は学校教育の"ゆとり教育"の職場バージョン。"働きがい改革"にしなくてはいけない。
令和4.9.5 今年こそ実現!
親父主導の相続会議を開催しよう!
令和4.9.12 実行するには我にあり
北条時宗は、元の戦いを通じて、鎌倉幕府を合議政治から専制政治に変えていった人。
令和4.9.26 "法隆寺の鬼の教え"(小川三夫:宮大工)
西岡棟梁に弟子入りして、手本をしめしてくれたのは、カンナ屑一枚でした。
令和4.10.3 しあわせは微笑みと共に (アサヒビール社友 福地茂雄)
「しあわせ」は「仕合わせ」とも「幸せ」とも書かれます。
令和4.10.17 マーフィーの法則とは?
ほとんどのアメリカ人が知っているにもかかわらず、どの教科書にも載っていない。
令和4.10.24 実行こそが道を開く
7,000人の子の命を救った心臓外科医が教える仕事の流儀
令和4.10.31 社会保険!厳しさを増す加入漏れ調査
パート従業員の適用拡大、50人以上の企業注意!
令和4.11.7 これからの時代を生き抜くために‐非認知能力
認知能力は、テストで点数にしてわかる能力で、非認知能力はテストで明確な点数にできない能力
令和4.11.14 生き方の法則
故渡部昇一氏は学生によく質問をしたそうである。ゾウから鼻を取ったらゾウでなくなる。キリンから首を取ったらキリンでなくなる。では人間から何を取ったら人間でなくなるか
令和4.11.21 販売の極意は利他の心にあり:橋本和恵
お客様の未来を見て、売る提案
令和4.11.28 日本の工業技術は、高卒の団塊世代が支えてきた
団塊世代は、高校生の学力レベルも高く、まだまだ親世代の収入も豊かでない時代で進学を諦め、就職する高校生も多かった
令和4.12.5 十二歳までに何を身に付けるかで人生は決まる
山田西少年野球チーム指導者 棚原安子 (1200人の子どもたちから教わった事)
令和4.12.12 日本ウイスキー プチ収集家誘う
買い取り市場で5割高
令和4.12.19 節税の本当の目的は何ですか?
何のために節税するのですか?と聞くと、支払う税金を少なくする為と多くの人が答えます。それ本当?
令和4.12.26 追悼 稲盛和夫
どんな環境にいても、真面目に一所懸命に生きた。目の前に与えられた仕事に、どんな些細な仕事でも、全身全霊で打ち込んだ。
令和5.1.16 積極性の心構えを磨くため行動習慣 田中真澄
@早寝早起き
A挨拶・返事
B後始末
令和5.1.23 人間力を高める秘伝 プロの条件
令和5.1.30 領収書の宛名
禁 白紙領収書…記入漏れ禁物
令和5.2.6 2022年の暮れ「ホテル・ドゥ・ミクニ」閉店
令和5.2.13 運は天に任せるものでなく、自分でつかむもの
野球評論家 権藤 博さん(81才)
令和5.2.20 若い時に積んだ苦労や努力は必ず報われる
俳優 滝藤 賢一氏(46才)
令和5.2.27 ケース(1)〜(3)
(1)良い会社と悪い会社
(2)付加価値を如何に高めるか
(3)組織の活性化について
令和5.3.6 人生と積極的精神 ― 中村 天風
絶対消極的な言葉は使わない
令和5.3.13 事業は常に顧客が求める価値から考える
「顧客は何を買いたいか」を考える
令和5.3.20 企業税務に3段階評価して伝える取り組みを始める(資本金が40億以上の全国500社)
令和5.3.27 無申告が厳罰化
「インフルエンサー」女性9人、計3億円申告漏れ
令和5.4.3 華道一筋、師の心を求め続けた 90年の人生
池坊専永(華道家元四十五世)
令和5.4.10 日本の水が危ない
世界人口の半数が水不足に陥る
国連・環境審議官 吉村和就(よしむらかずなり)
令和5.4.17 相続土地国庫帰属制度(不要な山林を手放せる新ルール)
4/27からスタートするが、適用には高いハードル
令和5.4.24 報われる努力
塚本 亮(グローバルリーダー ー 育成指導者)
いい努力とは、いい選択をする事
令和5.5.1 21世紀における人生の勝負は後半にあり
社会教育家 田中真澄
令和5.5.8 モチベーションが低い組織に即座に効く強力なカンフル剤はない
まずは、やる気が失せる要因を取り除きフラットな状態に戻すこと
令和5.5.15 COOL JAPAN(かっこいいニッポン)発掘
NHK衛星放送のバラエティ番組であり、外国人の感性を生かして日本の文化を発掘し、その魅力と秘密を探ろうという番組
令和5.5.22 Chat GPT AIのウソと、今後の可能性
今までのデジタル敗戦≠ノならない様に、AIについて無関心でいられない
令和5.5.29 部下の協力を得る・リーダーシップの誤解より
哲学者 岸見一郎
令和5.6.5 小さな約束ほど「守り抜く」
そう簡単に、相手は忘れてはくれないもの
令和5.6.12 ピーターの法則
あらゆる人材は、昇進によっていつかは無能になってしまう
令和5.6.19 コミュニケーションの新常識
部下と話が通じない≠ニいう上司の悩みは深まるばかり
令和5.6.26 人生と積極的精神
大谷選手も信じている 中村天風の考え方
令和5.7.3 EQ こころの知能指数 ダニエル・ゴールマン 著
令和5.7.10 電子取引データについて
実質的に紙保存を認める内容が令和5年度税制改正大綱に盛り込まれました。
令和5.7.24 減価償却という考え方
バイオリンのストラディバリオスは減価償却できないが、フェラーリは減価償却資産。
令和5.7.31 報われる人・報われない人 パート@ 
令和5.8.7 報われる人・報われない人 パートA
努力が報われる人は量を質に変え、報われない人は効率重視で汗を嫌う
令和5.8.10 報われる人・報われない人 パートB
なんの為にするかを考えているか
令和5.8.21 すぐやる人と、先延ばしする人の間に、能力や性格の差はなく、あるのは物事の捉え方の違いだけ
令和5.8.28 今の時代、日常生活で、気を利かす状況が極めて少ない世の中になった
令和5.9.4 自分の中に芯をつくる自問自答"のマネジメント
昔あるセミナーで聞いた大切な考え方
令和5.9.11 気が付くかどうかは素質≠ナも、気が利くかどうかは技術≠ナはないですか?
令和5.9.25 気を付けましょう きづかいの 「壁」
すいません≠ニ言いそうになったら「ありがとう」に変える
令和5.10.2 AI時代 「そろばん練習 ご名算」求め 塾盛ん
集中力やイメージ力、暗算力を磨く
令和5.10.16 国税の滞納状況
3年連続で残高増加(消費税・所得税・法人税が多い)
令和5.10.23 ついに1万円超え
衰えぬ「金投資」人気の理由
令和5.10.30 商品を売る前に人を売ろう!(パート@)
この人なら期待を裏切らないだろうという期待
令和5.11.6 販売とは、雨の日に傘を売ること(パートA)
相手の立場でいかに考えるかです
令和5.11.13 掃除を続けると人生はよくなる(トイレ掃除の効果)
変化に鈍感な人は運をも逃がす…永守重信氏
令和5.11.20 報われる人・報われない人 パートC
小刻みホウレンソウのできる人、一発合格を狙う人の違い
令和5.11.27 値下げ病(既存客を遠ざけ、新規客を呼び込まない)
高級ブティックに「スーツ、値下げ」の貼り紙
令和5.12.4 モノを買う行動心理
知らなきゃ、勝てないお客様の購入心理
令和5.12.11 AIで給与減らす人・増やす人@
令和5.12.18 キーエンス解剖 最終章
社員自身が、自分が社長をやったらどうするか?と考える
令和5.12.25 ギャンブル税務を考えてみたい
競馬、パチンコ、宝くじまで、大阪カジノの大儲けを夢想しながら
令和6.1.5 今日1月5日より営業を始めました
本年もよろしく お願い致します
令和6.1.15 そんな高いビル作ってどうするの?
東京駅周辺に超高層ビル建設ラッシュ 300m級
世界ではドバイの828m206階が一番
令和6.1.22 松尾芭蕉の名句に学ぶ人生の大事
東洋思想家 境野勝悟(かつのり)
令和6.1.29 キーエンスの社内に「内部監査」が目を光らす
令和6.2.5 キーエンス流にジャストシステムというソフト会社が変革して
5年間で売上高2倍超、営業利益は3倍超になる
令和6.2.19 「買っとけば良かった」の後悔から得た学び
自分の願望に沿う情報を受け入れ、そうでないものを遠ざければ判断を間違います
令和6.2.26 「自分だけは大丈夫」から脱しよう
私達は災害や病気などの不運な出来事が起こる確率を過小評価し、幸運な出来事は過大評価する
令和6.3.4 「日高屋があってよかった」と言われる経営
ハイデイ日高会長 神田 正(82歳)
令和6.3.11 信頼を築き、失わないためにするべきこと
「約束」で問われる誠実さや責任感、注意すべきは人格の弱さの露呈

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